tododesuさんのバイクライフ#10・そこに立った証【バイク専用SNS “モトクル”】

掲載日: 2020年03月05日(木) 更新日: 2020年03月04日(水)
この記事は2020年3月5日当時の情報に基づいて制作されています。

バイク専用SNS “モトクル”ユーザーのtododesuさんは、スズキのBANDIT 1250Fとヤマハのセロー250に乗ってバイクで旅をするのが好きなライダーさんです。またツーリングのスタイルはタンデム&キャンプが基本なんだとか。今回のテーマは「そこに立った証」です。旅先には様々な記念の場所があるもの。旅が好きなtododesuさんだからこそ、多くの記念の地に行けたんでしょうね。実際に訪れた思い出深い場所を紹介してもらいましょう。

始まりの地
日本橋、そこは日本の道の中心と呼んでも言い過ぎでは無い。国道1号はもちろん、4号、6号、14号、15号、17号、20号の始点だ。江戸時代に五街道(東海道、中山道、日光街道、奥州街道、甲州街道)の起点とされたことが発端になっている。
日本全国に広がる道の起点と言うのはロマンがあるではないか。
そんな地をスタートに北海道に向けて6号線を走り始めた時のことだ。北に向けて、日本橋を出発する。もちろん家が出発地であることに違いないのだが、ここを起点とすることに心躍るのだ。
東京こそ日本橋になるものの、各地の始まりの地を探し、最寄りの地を旅の始まりとするのも、冒険への気持ちが高まるのではないでしょうか。
日本一北の地
「最果ての地よ出てこい」と呼べば、
宗谷岬「我こそが!」
と、名乗り出てくる姿が想像できるくらいに満場一致で認めるだろう果ての地、宗谷岬。鎮座する日本最北端の地の碑はどれだけの旅人の背中を見てきたのだろうか。
お盆休み真っただ中の日中は、旅人だけでなく観光客も次々と訪れ、賑やかしいものだが、夜になると一変、ひとっこ1人いない。
貸切の碑は俺のもの、今、日本で1番北にいるのは、紛れもなく自分だ。静かに碑に向き合い、愛車のエンジンを切り、押して並べる。
夜だからこそ出来る、贅沢なひと時。
色んなものの境を見るのは面白い。何かがそこから変化するターニングポイントでもあるからだ。
特に国(県や市町村)の境は人が決めただけのもので、川や峠ならまだしも、通常は目に見える境界線があるわけでは無いが、そこで文化が変わる。
そんな見えない境を、志賀草津の渋峠ホテルは見事に県境に位置していることを分かりやすく可視してくれているのだ。そこを跨がりたくなるのが人の性、それでは愛車も跨らせてみよう。
話は変わるが、志賀草津って、滋賀県草津市とどうにも被っているのが、なんだか気になるのは自分だけだろうか?

 

ゆかりの地‬
僕の愛車、Banditを直訳すると、「山賊」である。そしたら、是非ともBanditと山賊を並べたくなる気持ち、わかりますか?
とまあ、日本でリアル山賊を探そうものなら、タイムマシンに乗って時空の旅に出る必要が出てきてしまう。そんな悩みを解決してくれる場所が山口県の山間にあったのだ。飲食店の「いろり山賊」だ。
国道2号を走ると、突然現れる光り輝く空間、山賊につままれたのかと疑いたくなるが、陽気なお店である。
山賊おむすびに山賊焼、美味しそうなラインナップについついお金を落としてしまいます。いやあ、味も申し分ない、次は何を食べようかな…どんどん山賊の罠にハマっていく。ああ、なんて賢い山賊だろうか。‬
緯度の印
日常生活の中で、緯度や経度を気にすることは、まず無いものと思う。それが何故かバイクに乗っていると、分秒が0に揃う線を意識する。ピタリ賞?キリ番?、何だか気持ち良くなるものなのだ。
日本本土最南端は北緯31度線にほど近く、真新しい立派な碑が立っている。
それでは世界を真横に見てみると、わかりやすいところではエジプトやモロッコが並んでいる。ほんとに同じ緯度?と、思わずにはいられないような国が名を連ねる。
世界規模でも感じられる地球の住所、日本にも面白い地点が眠っている。意識して旅をするのも楽しいもの。

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(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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