tododesuさんのバイクライフ#06・夕陽を見て1日を終えたい【バイク専用SNS “モトクル”】

掲載日: 2019年12月23日(月) 更新日: 2019年12月17日(火)
この記事は2019年12月23日当時の情報に基づいて制作されています。

バイク専用SNS “モトクル”ユーザーのtododesuさんは、スズキのBANDIT 1250Fとヤマハのセロー250に乗ってバイクで旅をするのが好きなライダーさんです。またツーリングのスタイルはタンデム&キャンプが基本なんだとか。今回のテーマは「夕日を見て1日を終えたい」ということで、素晴らしい夕日が見られる絶景ポイントが盛りだくさんです。

ダイヤモンド利尻富士
日本北限の道、オロロンラインから見る夕景は、日本の景色とは思えない感動の瞬間だ。何度か見ているうちに、あることを思い付いた。オロロンラインは南北に長く伸びているため、見る位置を調整すれば、利尻富士のてっぺんに陽が沈むのではないかと。
富士山のてっぺんに陽が沈むのは、ダイヤモンド富士と呼ばれる。そこで、ここではダイヤモンド利尻富士とし、緯度に狙いを定めて実践してみた。
尖る山頂に刺さる太陽と、利尻富士のシルエット。輝く日本海と、オロロンラインの広大な景色が合わさって見事な情景となった。
美しい景色に目を奪われた後は、野生動物に気を付けながら宿泊地へと向かう。
西陽に向かって走る
もうすぐ1日が終わる。そんな気持ちを抱きつつも、少しでも長く陽を浴びたい。そんな時は西へ向かえば良い。地球の自転と愛車、どちらが速いか勝負だ! まあ、そんなことをしていても、陽は落ちる。
広島県で出会った、夕陽に向かってまっすぐ伸びる世羅の道。世羅高原ふれあいロードは、走るには絶好の道である(広域農道のため農耕車優先です)。東西に伸びる道を太陽に向かって走ってきたのだ。
こんなところでのんびり夕陽を見ていては、真っ暗なナイトランが待ち受けているだけかもしれない。それもまた良し、余韻に浸り、暗がりの夜道を走りに行こう。
日本屈指の夕陽
海へと落ちる太陽を見ようと思っても、そうそううまく見れるものではない。特に太平洋側に住んでいる方は同調してくれると思う。
僕は、それでも夕陽が見たい時、西伊豆へ走る。この条件を叶えてくれて、関東から1番近いのは、おそらく西伊豆だろう。
海に落ちるだけではない、ここから見る夕陽は燃える、燃えさかる。紅色に広がる空と雲、海の煌きを共に味わえる。
少し高いところに行こう、夕陽がよく見える。薄暗くなってゆく道を、西伊豆スカイラインへ向かい、気分と標高を上げてのぼる。
計算通りの時間だ、冬の寒い寒い風を浴びて眺めた、夕焼けに染まる空間。
陽が落ちた後のひと時‬
夕景は何も日没の瞬間に限った話ではない。僕は、陽が沈んだ後の時間も大事にしている。むしろ、その時間の方が好きなくらいだ。陽が沈んだらその場を後にする人が多いが、ただただもったいない。
何色とも言い難い、青色と紅色が混ざる空のキャンパスの、移り行くグラデーションを眺める。マジックアワーと呼ばれることに違和感は無い。その名の通り、マジックのようだ。
この時は、静岡県掛川市の菊川河口にかかる潮騒橋のシルエットがよい演出をしてくれた。隣にある大東温泉に入る前、早く温まりたいとの気持ちを抑え込み、暗くなるまで夕景を楽しんだ。‬
島は夕陽向き
夕陽を見るためには、西向きに障害物があってはならない。言ってしまえば、”西に海”これに尽きる。
太平洋側では難しい、内陸部では広い土地が無いとすぐに山に隠れてしまう。そんな条件を考えたり何だりする必要がある。
そこで夕陽を見るなら島だ。当たり前だが、島の西側はもれなく海、海岸線に出ればどこからでも夕陽が望める。たとえ直前まで東側にいたとしても、大した時間をかけずとも横断できる。
島としては少し大きめの佐渡島ではあったが、夕刻に合わせて内陸部から西側にやって来た。遠く日本海で出会えた夕陽、眺める友人は煌々と輝いていた。

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(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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