欧州ヤマハよりニューモデル「YZF-R9」が正式発表された。同車両は今後レース専用モデルとして展開するYZF-R1に対し、公道走行可能なSSのフラッグシップモデルに位置づけられる予定だ。
搭載されるエンジンは噂通りMT-09をベースとする水冷3気筒、フレームは専用設計のアルミデルタボックスフレームを採用。YZF-R1をベースとして開発された6軸 IMU はトラクションコントロール、スライドコントロール、ブレーキコントロールなど ECU が必要とする情報を提供する。
フロントフォークにはインナーチューブ径43㎜の KYB 製のフルアジャスタブルタイプのフロントフォークとブレンボ製スタイルマキャリパーと320㎜のディスク。リアショックはプリロード、ダンピング(TEN・COMP)、車高調整機構を備える。ディスプレイは5インチフルカラーTFTとなる。
フロントカウルの中央にはMT-09を想起させるプロジェクタータイプのヘッドライトが埋め込まれており MotoGP マシンのようなウイングレットも獲得。気になる価格は1万2499ドル(186万2,000円/北米発表価格を日本円換算)と発表されているが、国内への導入は2025年春以降の予定となる。
Yamaha Motor Europe(2024年10月9日発行)