【ホンダ】国内導入モデルも登場! ミラノショーに「XL750 TRANSALP」「CL500」「CMX1100T Rebel」などを出展(動画あり)

掲載日: 2022年11月09日(水) 更新日: 2022年11月10日(木)
この記事は2022年11月9日当時の情報に基づいて制作されています。

【ホンダ】ミラノショーに「XL750 TRANSALP」「EM1 e:」「CL500」などを出展 メイン

2022年11月8日(火)よりイタリアで開幕した「EICMA 2022(ミラノショー)」の出展車両がホンダから発表された。今回登場したのは CB750 HORNET と同じエンジンを搭載するアドベンチャーモデル「XL750 TRANSALP」、電動バイク「EM1 e:」、レブルシリーズのバリエーションモデル「CL500」、レブル1100のツーリングモデル「CMX1100T Rebel」、外装を一新した「フォルツァ125」「フォルツァ350」、新色を採用した「MSX Grom」となる。

このうち日本国内では「XL750 TRANSALP」「CL500(国内では250もラインナップ)」「CMX1100T Rebel(国内での名称はRebel 1100 T)」が販売される予定だ。

EICMA 2022(ミラノショー)出展概要/ニューモデル「XL750 TRANSALP」「EM1 e:」「CL500」等を出展

Hondaは、イタリア・ミラノで開催されるEICMA 2022(ミラノショー、プレスデー:11月8~9日、一般公開:11月10~13日)に出展するヨーロッパ向け2023年モデルの二輪車ラインアップを発表しました。

・Hondaのアドベンチャー・ラインアップに、新たなパッケージでTRANSALPが再登場。
・Hondaが初めてヨーロッパで販売する電動二輪車として、高耐久性・高効率の「Honda Mobile Power Pack e:」を搭載した「EM1 e:(イーエムワン イー)」を初公開。
・クラシックなフォルムに最新装備・テクノロジーを融合した、スクランブラータイプのニューモデル「CL500」を初公開。
・長距離走行の快適性・実用性を重視した「CMX1100T Rebel」を新たに設定。

XL750 TRANSALP

XL750 TRANSALPは、市街地から高速道路、峠道から未舗装路まで、オールラウンドで、雄大なスケールのロングツーリングを快適に楽しめるモデルを目指し、「日常短距離での扱いやすさと、休日の長距離、高速走行時の快適性の両立」、「舗装路での軽快性と未舗装路の走破性の両立」、「冒険心を掻き立てる豊富で充実した装備」を高い次元でバランスさせたモデルを目指しました。

親しみやすく頼れるタフなデザインをスタイリングコンセプトとし、TRANSALPらしさを感じさせ、冒険心を掻き立てるアドベンチャースタイルを追求しました。防風性能(ウインドプロテクション)と空力性能を高次元でバランスさせた高速道路での快適性を追求した大型フェアリングを採用。

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先日欧州にて発表された「CB750 HORNET」と共通の完全新設計の755cc 270°クランク直列2気筒エンジンは、常用域では扱いやすく高回転域ではパワフルな特性を目指した諸元を採用しています。

CRF450RやCRF1100L等で実績のある軽量コンパクトなユニカム方式の動弁系、ダウンドラフトエアインテークと、車体左右に配置した新採用の渦ダクト(Vortex Air Flow Duct)は、低中速領域の吸入効率を向上させ、力強いトルクフィーリングを実現しています。

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さまざまなシチュエーションで安心と楽しさを提供するために、スロットルバイワイヤシステム(TBW)を採用し、パワー、Hondaセレクタブルトルクコントロール(HSTC)、ABS、エンジンブレーキのレベルを切り替えられる5つのライディングモードを搭載しました。

構造やレイアウトの最適化が行われた軽量なスチール製ダイヤモンドフレームは、軽快で扱いやすく快適で安定したハンドリングを実現しました。

ニュートラルなハンドリングとオフロードでの走破性を実現するために、フロントはSHOWA (日立Astemo)43mm SFF-CATM ストローク200mm倒立フロントフォークを採用、リアにはプロリンクサスペンションとハイブリット構造のアルミスイングアームを装備しています。
21インチのフロントホイールと18インチのリアホイールの組み合わせは、オンロードでもオフロードでも多用途に使用できます。

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5インチTFTカラーディスプレイを搭載、AndroidおよびiOSデバイスに対応したHondaスマートフォンボイスコントロールシステム(HSVCS)、車線変更時や右左折終了後に自動的にウインカー作動を停止させるオートウインカーキャンセル、急制動をいち早く後続車に伝える機能であるエマージェンシーストップシグナルなど、豊富な装備を備えています。

【商標・登録商標について】
SFF-CAは、SHOWA(日立Astemo株式会社)の登録商標です
Androidは、Google LLCの商標または登録商標です
iOSは、Ciscoの米国およびその他の国における商標または登録商標であり、ライセンスに基づき使用されています

EM1 e:

EM1 e:は、Hondaが初めてヨーロッパで販売する電動二輪車であるとともに、Hondaが2025年までに全世界で10車種以上を投入することを、今年9月に発表して以来、初めて投入する電動二輪車となります。

若者向けのスクーターであるEM1 e:は、手軽で楽しいアーバンライディングを提供します。街中での走行や通学・通勤を、効率よく、静かに、クリーンに走るEM1 e:は、現代のニーズやライフスタイルに最適です。

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最高速度45km/h、1回の充電で40km以上の航続距離(※)を持つEM1 e:は、フラットフロアを採用したコンパクトで滑らかなデザインによりHondaのスクーター・ラインアップの中でも個性的な存在となっています。

EM1 e:は、交換式バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:」を1個採用しており、充電済みのモバイルパワーパックに交換することで、充電されるのを待つことなく走行が可能になります。

(※)WMTCモード Honda調べ

CL500

CL500は、モダンなイメージを持たせたスクランブラースタイルモデルです。他人とは違う自分らしさを表現したいライダーに向けたCL500は、あらゆるライフスタイルに自然に溶け込み、毎日の通勤から、週末のロングライド、フラットなオフロード走行までこなします。

CL500の心臓部には、近年ヨーロッパで最も人気の高い「CMX500 Rebel」同様、471cc直列2気筒エンジンを搭載。34.3kWの出力と43.4Nmのトルクを発生します。CL500専用のECU設定や、ショートに設定した最終ギア比で、1速から6速までシャープでレスポンスの高い加速を実現します。

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フレームには、CLシリーズの力強いスタイリングを表現するためにシンプルで力強いパイプワークとループ形状の後端を採用しました。またフレーム全体の剛性/重量バランスを最適化し、共振を軽減する事で高い走行安定性に貢献しています。フロントにはストロークに余裕を持たせた41mmフロントテレスコピックフォークを、リアにはプリロード調整可能なショックアブソーバーを、それぞれ採用するとともに、フロント19インチ/リア17インチのブロックパターンイメージのタイヤを標準装備しています。

CMX1100T Rebel

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2023年モデルに、新たにツーリング・バージョンのCMX1100T Rebelが設定されます。ガンメタルブラックメタリックを身に纏うとともに、ワイドでエアロダイナミックなフロントハーフカウルと、スタンダードモデルより荷物を積むことができるサドルバッグにより、さらに長距離を走るシーンで本領を発揮します。

フォークマウントのハーフカウルはスタイリッシュで刺激的なデザインでありながら、スクリーンにより効率的に風の巻き込みを低減します。リアのカバーヒンジ付きサドルバッグ(右:16L、左:19L)も、デザインに馴染みます。

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フォルツァ125、フォルツァ350

2023年モデルのフォルツァ125とフォルツァ350はフロントカウルのデザインを一新、塊感・ダイナミックさを高めることでより洗練され、さらに一層エネルギッシュでプレミアムな印象になりました。フォルツァ750にインスパイアされたフロント灯火器は、より個性的なフェイスを演出。フロントホイールからミラーまで流れる細くデリケートなラインは、一層個性を引き立たせます。

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MSX Grom

コンパクトなMSX Gromの2023年モデルは、スプレンデッドブルーとマットディムグレーメタリックの2色を追加。ゴールドカラーのホイールと、CRF1100L Africa Twinにインスパイアされたビッグロゴも、スペシャル感を演出。クールなスタイリング、クイック脱着ボディパネル、LCDメーターパネル、空冷エンジンと5速ギアボックスを備えたMSX Gromは、2023年もヨーロッパを楽しく走ります。

EICMA 2022に出展した下記モデルは、日本での販売を予定しています。

・XL750 TRANSALP
・CL500(日本では「CL500」および「CL250」を販売予定)
・CMX1100T Rebel(日本では「Rebel 1100 T」として販売予定)

リリース

本田技研工業株式会社(2022年11月8日発行)

 

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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