2021年9月22日(水)、ヤマハはインド向けスーパースポーツ「YZF-R15」のモデルチェンジを発表。今回のモデルチェンジでは旗艦モデルの「YZF-R1」の技術思想と直系のデザインが反映されている。なおインドでの発売は9月が予定されている。倒立式フロントサスペンションにヤマハ製小型二輪MT車初採用となるトラクションコントロールシステム、同じくヤマハ単気筒モデル初採用のクイックシフター(デラックスおよびスタンダード仕様のブルーにのみ搭載、シフトアップのみ)など、装備も充実している。日本での販売予定や価格は今の所アナウンスされていない。
~フラッグシップモデル「YZF-R1」で培った技術思想とデザインを反映~
ヤマハ発動機株式会社は、水冷・4ストローク・155cm3・FI・VVA採用エンジンを搭載したインド向けスーパースポーツモデル「YZF-R15」をモデルチェンジし、9月に発売します。
「YZF-R15」は、「移動手段」としてのバイクが主流のインド市場に、「走りを楽しむ」という新しい価値観を提案するモデルとして、2008年から販売している本格スーパースポーツモデルです。インドのスポーツバイク市場では、当社のフラッグシップモデル「YZF-R1」がお客さまの憧れの存在となっています。「YZF-R15」は「YZF-Rシリーズ」直系のボディデザイン、スポーティな走行性、快適な乗り心地、市街地での扱いやすさなどが、質の高いものを求める大学生や若年層を中心に支持されています。
本モデルは「Realize R Spirits」をコンセプトに開発しました。主な特徴は、(1)高い剛性バランスで、優れた路面追従性・走行性をもたらす倒立式フロントサスペンション、(2)当社小型二輪MT車初採用の、滑らかな発進性・走行性を支援するトラクションコントロールシステム、(3)当社単気筒モデル初採用のクイックシフター※、(4)広い照射範囲とムラの少なさで高い視認性を実現するバイファンクションLEDヘッドランプ、(5)ハンドルにボタンを設置することで手元での操作を可能にした新型LCDメーター、(6)高速域での優れた空力特性をもたらす新型カウルをはじめ、R-DNAを極めたデザイン、(7)スマートフォンと連携してバイクライフを支援する「Y-Connect」アプリ対応など、「YZF-R1」スピリットを感じさせるクラス最上級の機能を装備しています。
なお、スタンダードモデルをベースに、クイックシフターの搭載に加え、「YZF-R1M」を彷彿させる特別カラーを施したデラックス仕様(YZF-R15M)も同時に設定します。
※ デラックスおよびスタンダード仕様のブルーにのみ搭載、シフトアップのみ
■名称・メーカー希望小売価格
・YZF-R15M/177,800インドルピー
・YZF-R15/167,800~172,800インドルピー
■カラー
[YZF-R15M]
・シルバー
[YZF-R15]
・ブルー
・ブラック
・レッド
■発売日/2021年9月
■販売計画/11万8,000台(発売から1年間、インド国内)
ヤマハ発動機株式会社(2021年9月17日発行)