【ドゥカティ】夢のコラボレーションモデル「ディアベル1260ランボルギーニ」を公開!(動画あり)

掲載日: 2020年11月27日(金) 更新日: 2020年11月27日(金)
この記事は2020年11月27日当時の情報に基づいて制作されています。

2020年11月25日(水)、ドゥカティはランボルギーニとのコラボレーションモデル「ディアベル1260ランボルギーニ」を公開した。

630台限定生産となるこの車両は、ランボルギーニ「シアン FKP 37」をモチーフにしたホイール、カラーリングを採用するほか、カーボン製のボディワークを新作。イグニッションスイッチを入れた際、ディスプレイ上に両ブランドのロゴが表示されるなどの演出も施されている。

なお、同車両の発売時期は2021年第一四半期を予定しているが、日本への導入および価格などの詳細については現在のところ情報はない。

ドゥカティ、ディアベル1260ランボルギーニを発表

・ドゥカティとランボルギーニのコラボレーションから生まれた初のモーターサイクル/ランボルギーニ・シアン FKP 37にインスピレーションを得たディアベル1260
・ディアベル1260ランボルギーニはシリアルナンバーが刻印された630台のリミテッド・エディション
・モーターサイクルの特徴は、シアン FKP 37のホイールを想起させる新デザインの鍛造ホイール、新しいカーボンファイバー製コンポーネント、シアン FKP 37と同じ専用カラーリングを採用

ドゥカティ ディアベル1260ランボルギーニ メイン

2020年11月25日 ボルゴパニガーレ(イタリア、ボローニャ)

ドゥカティ・ワールド・プレミア・ウェブ・シリーズのエピソード4で、イタリアのボローニャを本拠地とするドゥカティは、新型ディアベル1260ランボルギーニを発表しました。

ドゥカティ ディアベル1260ランボルギーニ 記事1

シリアルナンバーが刻印された630台のリミテッド・エディション、ディアベル1260ランボルギーニは、「モーターバレー」として世界的に知られ、スポーティで高い人気を誇る世界有数の自動車およびモーターサイクル企業が集結するエミリア・ロマーニャ州を拠点とする2つのプレステージ・ブランド、ドゥカティとランボルギーニのコラボレーションによって誕生しました。

型破りな発想、ユニークなスタイル、そして際立つ存在感。ドゥカティ・ラインナップに名を連ねるディアベル1260は、独自のキャラクター、ネイキッド・スポーツバイクとしての高い走行性能、ドゥカティならではの正統派スポーツ・エンジン、個性的なデザインで、世界中のエンスージアストを驚かせました。

ドゥカティ ディアベル1260ランボルギーニ 記事2

このプロジェクトを立ち上げるにあたり、ドゥカティのデザイナーは、ランボルギーニ史上もっともプレステージ性の高いモデル、シアン FKP 37からインスピレーションを得たモデルを製作することを決定しました。わずか63台のみが生産され、それぞれのクルマがオーナーの要望に従ってパーソナライズされるシアン FKP 37は、まさに、エクスクルーシブ、デザイン、イノベーションの最高傑作と呼ぶにふさわしいクルマです。

シアン FKP 37は、カウンタックに触発されたレーザーシェイプ、エレガントな空力デザイン、一目でランボルギーニと分かる紛れもないシルエットを特徴としています。内燃エンジンと電気モーターを組み合わせて819ps(602kW)のパワーを発生するシアン FKP 37は、史上もっともパワフルなランボルギーニです。

「シアンにインスピレーションを得たディアベルを作成するにあたり、私たちはランボルギーニと共有する価値観に焦点を当てました。それは、私たちがイタリアのブランドであり、その製品がスポーティなスタイルと美しいデザインを特徴としていることです」と、ドゥカティ・スタイル・センター長のアンドレア・フェラレージは述べています。「ディアベル1260ランボルギーニは、スーパー・スポーツカー・セグメントに適用されるデザイン言語を採用して、ディアベルの大きな特徴となっている数々のエレメントを新たにデザインしました。

ドゥカティ ディアベル1260ランボルギーニ 記事5

例えば、モーターサイクルの基本的なコンポーネントであるホイールは、一目でシアン FKP 37のホイールを想起させる鍛造ホイールを採用しています。ボディワーク全体は、貴重な軽量素材であるカーボンファイバー製です。その結果、類まれな存在感を示し、スタイルの観点から真のコレクターズ・アイテムとなり、100%ディアベルの走りを実現するモーターサイクルが誕生しました」

「私たちのデザインは、力強く、自動車分野でもっとも認知度の高いブランドの一つであると確信しています」と、オートモビリ・ランボルギーニでデザイン責任者を務めるミィティア・ボルケルトは述べています。「独特なシルエット、クリーンで際立ったラインが、私たちのデザイン言語の基盤となっています。明確なビジョンを持ったデザイン・アプローチにより、ランボルギーニの DNAを他の製品に移植することが可能になりました。これは、緊密なチームワーク、同じ価値観を備えた2つのブランドの利点とスタイルを共有すること、そして「ファン・トゥ・ドライブ」の飽くなき探求を通じて実現しました」

ディアベル1260ランボルギーニは、ドゥカティ・スタイル・センターと、ランボルギーニ・スタイル・センターの共同作業によって誕生しました。ディアベル1260ランボルギーニは、シアン FKP 37のデザインを象徴するコンポーネントをモーターサイクルの世界へと移植し、ディアベルを象徴する複数のコンポーネントを新たにデザインしました。

ドゥカティ ディアベル1260ランボルギーニ 記事3

最初のコンポーネントは、新しいデザインを採用した軽量な鍛造ホイールです。さらに、カーボンファイバー製エアインテークとラジエーター・カバーは、モーターサイクルのボディ構造に、フローティング・エレメントを重ね合わせるというデザイン手法を採用して製作されました。

ディアベル1260ランボルギーニのカラーリングは、シアン FKP 37に採用されているものと完全に同一で、ボディワークには「ジーア・グリーン」カラーを採用する一方で、フレーム、シートテール、鍛造ホイールは「エレクトラム・ゴールド」カラーで塗装しています。ブレンボ製M50ラジアルマウント・ブレーキ・キャリパーは、このモーターサイクルがドゥカティであることを主張する「ドゥカティ・レッド」を採用しています。

ランボルギーニ・デザインを象徴する他の重要な要素は、六角形と「Y」モチーフです。ディアベルのスペシャル・バージョンも、ランボルギーニ・デザインに敬意を表し、六角形デザインをエグゾーストに、「Y」モチーフをシートのディテールに採用しています。

ドゥカティ ディアベル1260ランボルギーニ 記事4

ドゥカティ・スタイル・センターが、この特別なプロジェクトのために新たにデザインした全コンポーネントは、カーボンファイバーで製作されました。前述のラジエーター・カバーとエアインテークに加え、サイレンサー・カバー、スポイラー、センター・タンクカバー、シートカバー、フロント&リア・フェンダー、ダッシュボード・カバー、ヘッドライト・フレームもカーボンファイバー製です。

シアン FKP 37は、ランボルギーニが設立された1963年にちなんで、わずか63台が限定生産されます。ディアベル1260ランボルギーニも、この重要な数値を取り入れ、その10倍の630台が限定生産されます。各モーターサイクルのフレームには、シリアルナンバーが刻印されたアルミニウム製プレートが装着されます。

ドゥカティ ディアベル1260ランボルギーニ 記事6

ディアベル1260ランボルギーニのオーナーの方々は、ドゥカティ・スタイル・センターによってデザインされ、モーターサイクルのカラーリングを反映した専用グラフィックを備えたヘルメットを購入することも可能です。

ディアベル1260ランボルギーニの心臓部には、可変バルブタイミング・システムを採用した1,262ccドゥカティ・テスタストレッタ DVT が搭載されています。ユーロ5規制に適合したこのエンジンの最高出力は162ps(119kW)/9,500rpm、最大トルクは129Nm(13.2kgm)/7,500rpmで、低中回転域からフラットなトルクカーブを描き、あらゆる状況で力強いスロットル・レスポンスを提供します。

ディアベル1260ランボルギーニの主な特徴は、典型的な「パワー・クルーザー」としてのライディング・ポジションとエルゴノミクス、外部に露出した鋼管トレリス・フレーム、240mm幅のワイドなリア・タイヤ、アルミニウム製片持ち式スイングアーム、オーリンズ製フルアジャスタブル・フロント&リア・サスペンションなどです。シャシは、高レベルのハンドリングと深いリーンアングルに加え、優れた快適性も実現します。鍛造ホイールとカーボンファイバー製コンポーネントにより、ディアベル1260ランボルギーニの乾燥重量はわずか220kgです。

洗練されたエレクトロニクスは、卓越したパフォーマンスと最高の安全性を提供します。ボッシュ製6軸慣性計測ユニット(6D IMU)プラットフォームは、モーターサイクルの速度と加速度を即座に検知し、ディアベル1260ランボルギーニに搭載された数多くの電子制御システムの作動を可能にします。エレクトロニクス・パッケージには、コーナリング ABS EVO、ドゥカティ・トラクション・コントロール(DTC)EVO、ドゥカティ・ウィリー・コントロール(DWC)EVO、ドゥカティ・パワー・ローンチ(DPL)EVO、クルーズ・コントロールが含まれています。

ドゥカティ ディアベル1260ランボルギーニ 記事7

イグニッション・スイッチをオンにすると、TFT メーターパネルには、ディアベル1260ランボルギーニのシルエットとともに、両ブランドのロゴが表示されます。ここにも、このモデルにおけるディテールへのこだわりが明確に表れています。

ディアベル1260ランボルギーニは、ユーロ5規制に適合した2021年モデルのディアベル1260ラインナップに加わります。ディアベル1260ランボルギーニの販売は、2021年第一四半期を予定しています。

Ducati.com では、モーターサイクルのプレゼンテーション・エピソードを視聴することができます。このエピソードは、Ducati YouTube チャンネルでも視聴可能です。

ドゥカティ・ワールド・プレミアの最後を飾るエピソード5は、12月2日(水)午後7時(中央ヨーロッパ時間、日本時間12月3日午前3時)に、ドゥカティ公式ウェブサイト(Ducati.com)で公開されます。

ドゥカティ ディアベル1260ランボルギーニ 記事9

リリース

ドゥカティジャパン株式会社(2020年11月27日発行)

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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