【ホンダ】最新の電子制御デバイスで武装したスーパースポーツ「CBR600RR」の発売日は9/25に決定!

掲載日: 2020年08月21日(金) 更新日: 2020年08月24日(月)
この記事は2020年8月21日当時の情報に基づいて制作されています。

CBR600RR メイン

ホンダはスーパースポーツモデル「CBR600RR」を2020年9月25日(金)に発売する。メーカー希望小売価格は160万6,000円(税10%込み)。カラーは「グランプリレッド」のみとなる。

同車両に搭載されるパワーユニットは、従来モデルをベースに内部パーツの材質変更を行ったほか、吸排気効率をブラッシュアップ。これにより最高出力は121ps(89kW/14,000rpm)を達成した。

また、注目の電子制御システムには IMU(慣性計測装置)を用いた車体姿勢推定システムのほか「スロットルバイワイヤシステム(TBW)」や「ライディングモード」を採用。フロントカウルには効果的にダウンフォースを発生させるためのウイングレットを装備するなど空力対策にも余念がない。

スーパースポーツモデル「CBR600RR」を発売

Hondaは、高性能な水冷・4ストローク・DOHC・直列4気筒599ccエンジンを搭載し、最新の電子制御技術や空力性能技術を採用するなど、総合性能を高めたスーパースポーツモデル「CBR600RR」を、Honda Dreamより9月25日(金)に発売します。

CBR600RR 記事1

CBR600RR は、市販車によるプロダクションレースのベースモデルとしての高いポテンシャルを日常においても楽しんでいただけるよう、ジャストサイズのスーパースポーツモデルとして開発。従来モデルからの特徴である、高出力かつ扱いやすい出力特性と俊敏なハンドリングにさらに磨きを掛け、サーキット走行での優れた動力性能とワインディングなど公道での扱いやすさを高次元で両立させ、「操る喜び」をより追求しました。

パワーユニットは、カムシャフトやクランクシャフトなどの材質変更による最高出力発生回転数の高回転化を図ったほか、インレットポートの形状変更やスロットルボア径の拡大、エキゾーストパイプ各部サイズの最適化と併せて、バルブタイミングの変更を図るなど吸排気効率を向上させ、89kWの最高出力を達成。

また、ファンライディングをサポートする最新の電子制御技術を採用。スロットルグリップ操作に対してより緻密なスロットルバルブの制御を行う「スロットルバイワイヤシステム(TBW)」により、走行状況やライダーの好みに合わせて走行フィーリングを任意に選択できる「ライディングモード」を搭載しています。

スタイリングは、サーキットでの運動性能を追求した空力性能と機能美を併せ持つ外観とし、前面ならびに側面投影面積の最適化とクラス最小のCD値(※1)により、防風性能の向上と俊敏なハンドリングの実現に寄与。また、効果的にダウンフォースを発生させるウイングレットを左右のフロントカウル前方側面に配し、コーナーへの進入時や加速旋回における安定感をより高めています。

(※1)Honda調べ。2020年8月時点、直列4気筒600ccスーパースポーツクラス

■販売計画台数(国内・年間)/1,000台
■メーカー希望小売価格/160万6,000円(税10%込み)
※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません。

CBR600RRの主な特徴

■高出力かつコントローラブルな出力特性を両立したパワーユニット

CBR600RR 記事2

・プロダクションレースにおける高い性能を確保するため、カムシャフト、バルブスプリング、クランクシャフトなどの材質を変更することで、最高出力の発生回転数を14,000rpmに引上げました。この高回転化に伴って、吸気系ではスロットルボア径の大径化やインレットポート形状の変更。排気系ではエキゾーストパイプ各部のサイズや板厚の適正化などを図り、併せてバルブタイミングを見直すことで吸排気効率をより向上させ、89kWの最高出力を達成しています。
・シリンダーヘッドのウォータージャケット形状を変更し、燃焼室およびエキゾーストバルブシート周辺の冷却効率を向上させています。

■ファンライディングをサポートする電子制御技術の採用

CBR600RR 記事3

・IMU(Inertial Measurement Unit)を用いた車体姿勢推定システムを搭載。車体姿勢情報をABS(※2)、Honda セレクタブル トルク コントロール(HSTC)(※3)と組み合わせることで、走行状況に応じた「操る喜び」を提供します。
(※2)ABSはライダーのブレーキ操作を補助するシステムです。ABSを装備していない車両と同様に、コーナーなどの手前では十分な減速が必要であり、無理な運転までは対応できません。ABS 作動時は、キックバック(揺り戻し)によってシステム作動を知らせます。(※3)Honda セレクタブル トルク コントロールはスリップをなくすためのシステムではありません。あくまでもライダーのアクセル操作を補助するシステムです。したがって、Honda セレクタブル トルク コントロールを装備していない車両と同様に、無理な運転までは対応できません。
・スロットルグリップ開度をアクセルポジションセンサー(APS)で検出し、ECU がスロットルバイワイヤモーターに駆動信号を送ることでスロットルバルブを制御する、スロットルバイワイヤシステム(TBW)を搭載。パワーセレクター、HSTC、ウィリー挙動緩和、セレクタブルエンジンブレーキの各制御レベルの組み合わせから、走行状況やライダーの好みに合わせて走行フィーリングを選択できるライディングモードを採用しています。

■空力性能と機能美を併せ持つスタイリング

CBR600RR 記事4

・レース活動からフィードバックされた徹底した空力性能技術を取り込んだスタイリングは、前面/側面投影面積の最適化とクラス最小の CD 値による防風性能の向上、俊敏なハンドリングの実現に寄与。また、ウイングレットは、配置、形状、取り付け角度を最適化し、ウイングレットにより発生するダウンフォースで、コーナー進入時や加速旋回時の安定感の向上に寄与しています。

■レーシングイメージ溢れるカラーリング

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・車体色には、Hondaのレーシングテクノロジーを象徴するトリコロールの「グランプリレッド」を採用しています。

■ライダーの使い勝手に配慮した装備と純正アクセサリーの設定

CBR600RR 記事6

・灯火器(※4)にはLEDを採用し、軽量コンパクト化と省電力化を図っています。
・ライダーに車両の豊富な情報や各種電子制御の制御状態を分かりやすく伝える、フルカラーTFT液晶メーターを採用しています。
・急制動の際にハザードランプを高速点滅することで、いち早く後続車に伝えるエマージェンシーストップシグナルを採用しています。
・クラッチレバー操作荷重を軽減するアシスト機能と、シフトダウンに伴う急激なエンジンブレーキによる後輪ホッピングを軽減するスリッパー機能を備えた、アシストスリッパークラッチを採用しています。
・別売りの純正アクセサリーに、シフトアップ/シフトダウン時のより素早いシフトチェンジ操作を可能とする「クイックシフター(※5)」を設定しています。
(※4)ライセンスランプを除く。
(※5)メーカー希望小売価格(税10%込み)2万6,950円

CBR600RR 記事7

お問い合わせ

Hondaお客様相談センター
TEL/0120-086819

リリース = 本田技研工業株式会社(2020年8月21日発行)

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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