【EICMA2019】「Ninja H2」と「TESI」が融合?! カワサキがBIMOTAの再生支援を発表

掲載日: 2019年11月08日(金) 更新日: 2019年11月08日(金)
この記事は2019年11月8日当時の情報に基づいて制作されています。

川崎重工はイタリアの二輪メーカーであるBIMOTA(ビモータ)の再生支援のため、エンジンなどの主要部品を供給すると発表。欧州のグループ会社を通じBIMOTAブランド車両の製造販売を行う企業をイタリアに設立した。今後この企業はBimota S.A.から出資を受け「Bimota S.P.A.」として運営を行う予定だ。

また現在イタリアで開催中のEICMA 2019(ミラノショー)ではカワサキの「Ninja H2」とBIMOTAの代表的バイクである「TESI(テージ)」の技術を融合したコンセプトモデルが出展され話題を呼んでいる。

イタリアの高級二輪車メーカーBIMOTAの再生支援のために新たな二輪車メーカーを共同設立

川崎重工グループのKawasaki Motors Europe N.V.(以下KME社)は、2019年4月16日イタリア共和国エミリア=ロマーニャ州リミニ県に BIMOTA(ビモータ)ブランドの最高級モーターサイクルを製造販売するための Italian Motorcycle Investment S.P.A.(以下IMI社)を設立しました。Bimota S.A.から出資を受け、今後 Bimota S.P.A.となる予定です。

BIMOTAは、1972年に第一号車を世に出して以来、その独創性とこだわりの二輪車作りで世界中のファンから支持されている、歴史あるイタリア高級二輪車ブランドです。

IMI 社は、TESI(テージ)の生みの親であり、かつての栄光を築いたメンバーの一人である Pierluigi Marconi(ピエルイジ マルコーニ)氏が中心となって、同ブランドの製品開発から製造、販売まで行う会社であり同ブランドの再生と事業拡大を行うことで世界中の BIMOTAファンに応えます。

KME社を含む川崎重工グループは、エンジンなど主要コンポーネンツの供給などを通じて同ブランドの再生をサポートしていきます。川崎重工グループは、IMI社を通じてBIMOTAブランドの再生を支援できることを光栄に思います。

2019 EICMAショーでは Marconi氏とKawasakiのコラボレーションとなる新しいBIMOTAモーターサイクルを参考出品します。同モデルは BIMOTA の代表的なモーターサイクルであるTESIのテクノロジーとKawasakiの代表的な超高性能モーターサイクルである「Ninja H2」の革新的なテクノロジーが融合した今までにない全く新しいコンセプトモデルです。
IMI社は、BIMOTAブランドのモーターサイクルを2020年中に200台販売する事を計画しています。

Italian Motorcycle Investment S.P.A.の概要

■所在地/Via Ausa, 118 47853 Cerasolo RN, Italy
■設立日/2019年4月16日
■代表者/Marco Chiancianesi(マルコ キアンチアネージ)
■資本金/1,500,001ユーロ※
■事業内容/BIMOTAブランドの二輪車の開発・製造・ 販売
■従業員数/5人(2019年11月6日時点)
※BIMOTA S.A.社より追加出資を受け入れ後の資本構成

Kawasaki Motors Europe N.V.の概要

■所在地/Jacobus Spijkerdreef 1-3, 2132 PZ Hoofddorp, The Netherlands
■設立日/2000年9月18日
■代表者/永原 健司
■資本金/64,093千ユーロ(川崎重工100%出資)
■事業内容/欧州におけるモーターサイクル、 ATV,四輪車、 PWC、汎用ガソリンエンジン販売
■従業員数/303人(2018年3月31日時点)

BIMOTA S.A.の概要

■所在地/Locarno, Ticino, Switzerland.
■設立日/2013年8月29日
■代表者/Marco Chiancianesi(マルコ キアンチアネージ)
■資本金/100,000スイスフラン
■事業内容/BIMOTAブランドの二輪車の開発・製造・ 販売
■従業員数/-

リリース

川崎重工業株式会社(2019年11月6日発行)

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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