スズキがネオレトロスポーツ「SV650X ABS」のマイナーチェンジを発表した。今回発表されたモデルではシート表皮にブラウン/ブラックのカラーパターンを採用したほか、マフラーカバーデザインが変更、さらにフロントブレーキキャリパーを異形対向4ポットとしている。
エンジンなど主な諸元に変更はない。
スズキ株式会社は、現代の最新技術を用いたエンジンや車体に、伝統的な外観を取り入れたネオレトロのロードスポーツバイク「SV650X ABS」を小変更して2019年1月29日(火)より発売する。
「SV650X ABS」は、スムーズな出力特性や高い操縦性を特長とする、645cm3 V型2気筒(V ツイン)エンジンを搭載したスリムで軽量なロードスポーツバイク「SV650 ABS」をベースに、カフェレーサースタイルの個性的な外観に仕上げた。ヘッドライトカウルやセパレートハンドル、タックロールシートを装備したスポーツカスタムの要素を取り入れ、燃料タンクには「SUZUKI」の文字を入れるなど、レトロな印象のデザインとした。さらに、ヘッドライトの下にはオプションでフォグランプを装着可能とした。
■主な変更点
・シート色変更(ブラック/グレー→ブラウン/ブラック)
・ブレーキキャリパ変更(2ポット→4ポット)
・マフラーカバー変更
※価格及び諸元に変更は無い。
SV650X ABS/オールトグレーメタリックNo.3
■「SV650X ABS」の主な特徴
エンジン・車体
・645cm3 水冷・90°V型2気筒エンジン
・スズキ独自のSCEM(Suzuki Composite Electrochemical Material)メッキシリンダーを採用。フリクションの低減と、高い放熱性、耐摩耗性、気密性を確保。
・発進時や低回転走行時に、エンジン回転数、ギアポジション、スロットル開度等の情報を用いて、エンジン回転数をわずかに上げる「ローRPMアシスト」を採用し、発進・停車を繰り返す市街地走行などでの操作性を向上。
・スリムで軽量な車体(装備重量197kg)により、街乗りからツーリングまで幅広い走行条件において、軽快で優れたハンドリング性能を実現。
・異形対向4ポットフロントブレーキキャリパーを採用し、直径290mmのフロントダブルディスクと、直径240mmのリアシングルディスクと共に、強力な制動力とスムーズなブレーキ操作性を発揮。
デザイン・装備
・レトロな印象の、カフェレーサースタイルの個性的な外観。
(1)左右のスリットでアクセント付けしたヘッドライトカウル
(2)カフェレーサースタイルを強調するセパレートハンドル
(3)シート座面を立体感のある仕上がりにしたタックロールシート
(4)「SUZUKI」の文字を入れた燃料タンク
・車体色はグレー「オールトグレーメタリックNo.3」を設定。プリロード調整式のフロントフォーク。黒色のレバー、フットステップおよびペダルを装備。ヘッドライトの下にオプションでフォグランプを装着可能。
・スタータースイッチを押し続けずにワンプッシュするだけで、ECMがスターターモーターを回転させてエンジンが始動する「スズキイージースタートシステム」を採用。また、ニュートラル時はクラッチレバーを握らなくても始動可能とした。
・前、後輪に取り付けられたホイールスピードセンサーにより各車輪速度を検知し、ブレーキの効きを自動的にコントロールして車輪のロックを一定範囲内で防ぐABS※を標準装備。
※路面状況(濡れた路面や悪路等)によっては、ABSを装着していない車両よりも制動距離が長くなる場合があります。また、コーナリング中のブレーキングによる車輪の横滑りはコントロールすることができません。ABSを過信せずに安全運転を心がけてください。
■商品名/SV650X ABS(SV650XAL9)
■メーカー希望小売価格/78万1920円(消費税抜き72万4000円)
■発売日/2019年1月29日(火)
■カラー/オールトグレーメタリックNo.3(QEB)
※ 価格(リサイクル費用を含む)には、保険料、税金(消費税を除く)、登録等に伴う費用は含まれない。
※ メーカー希望小売価格(消費税込み)は、消費税率の変更により変更される。
SV650X ABS/オールトグレーメタリックNo.3
■主要諸元
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