【ホンダ】 CRF250RとCRF450Rの2014年モデル受注開始

掲載日: 2013年08月12日(月) 更新日: 2013年12月10日(火)
この記事は2013年8月12日当時の情報に基づいて制作されています。

リリース = 本田技研工業株式会社

ホンダは、モトクロス競技車両であるCRF250Rをフルモデルチェンジし2014年モデルとして発表した。なお、仕様の一部を変更したCRF450Rの2014年モデルと共に9月20日(金)に受注期間限定で発売するとのこと。


CRF250R(2014)
以下リリースより
2013年8月8日


モトクロス競技専用車「CRF250R」「CRF450R」の2014年型モデルを発売

~CRF250Rはフルモデルチェンジし総合性能をさらに向上~

Hondaは、世界各地のモトクロスレース活動で培った先進技術を投入した、水冷・4ストロークエンジン搭載のモトクロス競技専用車「CRF250R」をフルモデルチェンジするとともに、「CRF450R」の仕様の一部を変更し、2014年型モデルとして9月20日(金)に受注期間限定※1で発売します。

CRF250Rは、開発コンセプトを“The Peak of Athlete アスリートの極致”と定め、さまざまな走行シーンで自由に操ることができるモトクロスマシンを目指しました。車体には、新設計のアルミツインチューブフレームとスイングアームを採用。エンジンは、新形状のピストンを採用するなどで、圧縮比を従来モデルの13.2から13.5に高め、さらに力強い出力特性にしています。また、消音効果とマスの集中化に寄与するショートタイプのデュアルマフラーを採用し、総合性能を一段と向上させています。

スタイリングは、CRF450Rのデザインを継承し躍動感にあふれたシャープなイメージとしています。

CRF450Rは、フロントサスペンションとリアクッションの減衰力特性を変更することで、走行性能の向上を図っています。また、シリンダーヘッドの吸・排気ポートの形状変更によって、スロットルの低開度領域と高回転領域それぞれの出力を向上させています。

CRF250R、CRF450Rともに、車体色にはHondaのモトクロスマシン伝統のエクストリームレッドを採用し、躍動感あふれるスタイリングとしています。
※1 受注期間は2013年8月8日(木)から12月10日(火)まで

■販売計画台数(国内・年間)/
CRF250R 300台
CRF450R 40台

■メーカー希望小売価格(消費税込み)/
CRF250R 735,000円
CRF450R 871,500円
※ 価格にはリサイクル費用を含みます
※ このCRF250R、CRF450Rは、公道および一般交通の用に供する場所では一切走行できません。また、登録してナンバープレートを取得することもできません


CRF250R

CRF450R

CRF450R


=CRF250R 2014年型モデルの主な変更点=

●フレーム
さまざまな走行シーンにおいて、操縦安定性をさらに高めるために、下記の変更を行っています。
・ 新設計のアルミツインチューブフレーム(メインフレーム)と、ショートタイプのデュアルマフラーの採用により、マスの集中化を実現
・ 新設計のスイングアームの採用によりトラクション性能を向上させ、より高い速度域での安定したコーナリングを実現

●足回り
フロントサスペンションは、新設計フレームの採用に合わせ減衰力特性を変更。リアクッションは、従来モデルに比べ全長を14.5mm短くし、車体のより低い位置に取り付けることで、低重心化を図り軽快感を向上させています。また、減衰力特性の変更などにより、トラクション性能の向上を実現しました。

●エンジン
Honda独創のメカニズムで実績のあるユニカムバルブトレイン採用の水冷・4ストローク・4バルブエンジンは、下記の変更を行うことで高速域の出力を維持しながら、低・中速域でのトルクを向上させています。
・ ピストンの頭部形状と燃焼室形状を変更し、圧縮比を従来モデルの13.2から13.5に高めることで出力の向上を実現
・ トランスミッションは、出力の向上に対応して最大で13%の歯幅の拡大を行いながらも、スリムなフレームに収まるコンパクトな設計
・ 出力の向上に対応し、点火時期や燃料噴射量などの特性を変更。電子制御燃料噴射装置(PGM-FI※2)は、ライダーのスロットル操作に対し、よりリニアにパワーを引き出せるよう燃料噴射方式を一部変更し、「デュアル・ステージ・フューエルインジェクション(1サイクル2度噴射制御)」を採用。これにより、ライダーの高い要求に対応できるスロットルレスポンスを実現
※2 PGM-FIは、Hondaの登録商標です

●スタイリング
CRFシリーズの基本思想「マス集中“トライアングルプロポーション”」を継承しながら、しなやかで鋭い矢のようなスタイリングを採用することで鮮烈なイメージとしています。シュラウドやサイドカバー、シートを滑らかに連続させながら徹底的なフラッシュサーフェス化を図り、ライダーのスムーズなライディングをサポートする形状としています。

CRF250R CRF250R
CRF250R CRF250R

=CRF450R 2014年型モデルの主な変更点=

●足回り
フロントサスペンションの減衰力特性の変更とエア圧の最適化を図っています。また、リアクッションの減衰力特性の変更によって走破性の向上を実現しています。

●エンジン
シリンダーヘッドの吸・排気ポートの形状変更、マフラーの分岐部形状の見直しによって、スロットルの低開度領域と高回転領域それぞれの出力を向上させています。PGM-FIは、デュアル・ステージ・フューエルインジェクション(1サイクル2度噴射制御)を採用することで、ライダーの高い要求に対応できるスロットルレスポンスを実現しています。また、クラッチスプリングの変更でクラッチの操作荷重を5%低減し、クラッチ操作による疲労を軽減しています。

[ お問い合わせ ]
本田技研工業株式会社
お客様相談センター
TEL/0120-086819

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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