東京モーターサイクルショー2024開幕! 目当てはもちろん“SUZUKI”ブース!! というスズキファンも多いことでしょう。会場で配布されている限定ステッカーにも“スズキオシ”と書かれていることであるし、そんな方々のためここではスズキブースをググっとフューチャーしてみよう。
スズキブースは他のビッグネームと同じくてんやわんやと賑わっているものの、不思議なものでなんとなく落ち着く。もちろん先だって発売されたばかりのGSX-8RやGSX-S1000GSなど注目モデルも多数展示されているぞ。
東京モーターサイクルショー2024のスズキブースプレスカンファレンスにてアンベールとなったのは、鈴鹿8耐に参戦する「チームスズキCNチャレンジ GSX-R1000R」。詳細は追って紹介するが、カーボンニュートラルを推進する取り組みの一環であり、燃料だけでなく構成パーツの多くにサステナブルアイテムを用いている。
プレスカンファレンスを行ったスズキ株式会社 二輪事業本部本部長の田中強さん(右)と、今回発表されたスズキCNチャレンジのプロジェクトリーダーを務める佐原伸一さん(左)。まずは鈴鹿8耐完走が目標。ゆくゆくは得たデータを市販車開発にフィードバックしたいと抱負を語ってくれた。
日本が世界に誇るスーパーバイクの筆頭とも言えるハヤブサに跨れるのだから、思わずピースサインが出てしまうのも納得。現行ハヤブサは登場から三年が経とうとしているが、いまだ人気は衰えを知らず。それどころかプレゼンスが高まってきているようにも思える。
スズキ初となる電子制御サスペンションを搭載したクロスオーバーモデル「GSX-S1000GX」。欧州において人気カテゴリーであり、日本でもさらにファンの広がりが期待されるセグメントでいきなりのフラッグシップモデルとなる。装備対費用良好、つまりコスパ高し。
みんな待っていたエイト系のフルカウルモデル、「GSX-8R」も展示。跨ることが可能なオプション装着車も用意されていた。軽快感を求めるならカウルレスのGSX-8S、ロングツーリングやスポーツランをメインに楽しむならGSX-8R。悩ましい。
油冷シングルエンジンを搭載した「Vストローム250SX」。基本的にはロードモデルの構成ではあるものの、オフロードに持ち込んでも結構走ると一部で評判のモデル。ニーハンクラスのアドベンチャーモデルは希少なこともあり人気が高い。
スクリーンに映し出される背景が流れることで、まるでハヤブサに乗っているかのような写真や動画を撮ることができるサービス。「もっと伏せて!」と言ってしまうのはカメラマン病。ノーヘルで撮れるという点もグッド。
スズキファンは知っている。東京モーターサイクルショーのスズキブースは魅力的なオリジナルグッズやアパレルを手に入れることができることを。ということで、今回のスズキブースの物販コーナーも大盛況。早い者勝ちなので急いで!
ちょっと前に登場した感じだったのに、すでに安定した人気者となっている「KATANA(GSX-S1000S)」。このデザインはスズキオリジナルで、その存在はもはやバイクではなく“カタナ”。もちろん走りも秀逸。
その昔はスカイウェイブという名前だったのになあ。と口からこぼれてしまうのは旧人類。「バーグマン400 ABS」は、スズキの現行フラッグシップスクーターとなっている。サイズ感、機能、走りすべてにおいてグローバル基準で高評価を得ている。
長らくスズキに伝わるスクーターモデルの名称であるアドレス。現在は「アドレス125」としてラインアップされている。とがった通勤快速という雰囲気は無く、フラットなフットボードや、ゆったりとしたシートで使い勝手抜群。それでも通勤快速の素質はしっかり残る。
今回発表されたチームスズキ CN チャレンジ GSX-R1000R。燃料は40%バイオ由来原料とするエルフMoto R40FIM、ヨシムラジャパン触媒内蔵サイレンサー、再生資源再生可能資源比率を向上したブリヂストンタイヤ、バイオ由来ベースのMOTULオイル、再生カーボン素材のJHIカウル、天然亜麻繊維使用のトラス製フェンダー、ローダストサンスターパッドなど、できる限りサステナブルアイテムで纏めている。
ニューモデルに押されがちではあるものの、個人的に大好きな「SV650 ABS」が展示されているのを見ると、ウン! これこれ!! と元気が出てしまう。派手さはなく、シンプルベーシックでありながら奥が深く、幸せなバイクライフをもたらしてくれる名機だ。