【編集部コラム】エルシノア生誕45周年を勝手に祝いつつ、復活の誓いを立てる。

掲載日: 2018年06月08日(金) 更新日: 2018年06月08日(金)
この記事は2018年6月8日当時の情報に基づいて制作されています。

2018年はホンダ・MT250エルシノアの生誕45周年なんですよ。

MT250は1973年5月9日にモトクロッサーCR250Mの公道版トレールとしてデビューしました。ナンバー付き市販車では初の2ストロークモデルです。ホンダにとってもそれなりにエポックメイキングなハズなんですが、どうも世間的にはそうでもないようで(笑)。ま、いいや。

ここで写真出すのは初めてかもしれませんが、僕はエルシノアオーナーです。なかなかのポンコツです。

コイツを手に入れたのは2007年くらいでしょうか。先輩から15万円くらいで譲ってもらったように記憶しています(←当時としても安い)。それから約10年、壊れてない時はほぼ毎日乗ってたこともあって、そりゃーもういろんなとこにガタがきました。感覚としては、いろんなパーツの経年劣化が順繰りやってくる、という感じです。

よく「旧車は壊れる」って言う人がいますけど、バイクのパーツには鉄系・非鉄系金属の部品もあれば、樹脂もあるし、ゴムもある。現行車に普通に乗ってたって消耗部品は必ず交換するわけじゃないですか。それからすると、そういう言い方はちょっと乱暴ではないかと。

僕のポンコツマシンもそれなりにトラブルを経験してきましたが、それを踏まえていま言えるのは「適切なメンテナンスを受けていない旧車が壊れる」ってことです。決して旧車が壊れるのではありません。

もちろん現代的な感覚からすると「設計が甘い」とか「当時の技術では限界だった」という部分は少なからずあるとは思いますけどね。

なんかものすごーく偉そうに言いましたが、僕のエルシノアはいま壊れてます(笑)。適切なメンテナンス(部品交換含む)をすべき箇所が複数あるんですよね。現状では不動車というわけではないんですが、乗らないようにしてます。でも、今年に入って一度も動かしてないので、さすがに2ストのフィーリングが恋しくなってきました。

ただ、今年はエルシノア生誕45周年だし、ここはしっかり気合を入れて公道復帰させたい!
とゆーことでとりあえず、これからやるべきことを書いておきます。

 

<ピストンリング交換>
→上の写真は数年前に入れたワイセコのオーバーサイズピストン(CR250M用の0.5mmオーバー)。まだリングを一度も替えていないのでそろそろ交換します。

<キャブOH>
→半年動かしてなかったので。これは以前から定期的にやってました。

<タイヤ交換>
→前後タイヤがカチコチになりつつあるんで、新品に交換。

<引き直した配線の再チェック>
→最後に乗った時、時おり失火するような症状が出たのでチェック。

<インシュレーター補修>
→キャブとシリンダーの間、エアクリとキャブの間のゴムインシュレーターが割れてます。以前補修したけどまた割れてきたので補修。出物があればNOS品に交換(←補修はこれまで何回もやってるんですがもう疲れました……)

最低やらなきゃいけない作業がこんな感じ。他にも点火時期チェックとかベアリング交換とかやりたいことはあるんですが。まずは上記から。

今週末は久々の休みなので、まずはキャブのOHでもやろうかと思います。
なにか面白いことが起きたら来週ここで報告しましょう。

最後に、以前モトメンテナンス編集部にいた頃に書いたエルシノアの記事を貼っておきますね。「エンジン開けたらびっくりした!」っていう中古車あるある記事です(笑)。

12V化&CDI化されていたエルシノア

 

(バイクブロス編集部 RyoT)

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