執筆= リンドバーグ
今シーズンのMotoGPでも、バレンティーノ・ロッシ選手やホルヘ・ロレンソ選手とのコンビネーションにより圧倒的な強さを発揮しているヤマハ・ワークスチーム。2輪ロードレースは4輪と違い、ライダーの能力が勝敗に影響する割合が高いと言われています。しかし、扱いやすさに優れたそのマシンがライダーたちをアシストしていることは確かであり、ヤマハはWGP時代から現在までグランプリ界の盟主として君臨しています。
さて、今回はそんなヤマハに関するちょっとマニアックなDVD「World Champions Yamaha 1977-1980」をご紹介しましょう。現在もそうですが、1977年から1980年はヤマハ黄金期とも言える時代でした。2スト全盛時代の同社を象徴する黒と黄のストロボ・カラーを身にまとったワークスマシン。そして、世界選手権に初出場し奇跡の初年度優勝を飾ったSteve Bakerや、グランプリ界の“キング”ことKenny Roberts。彼らとヤマハは、いったいどのようにして世界王者まで登り詰めることができたのか。この作品は、その苦難の歴史を当時のワークスライダーの貴重なインタビューを交えながら解説しています。今は無き白煙と甲高いレーシングサウンドを残して疾走する2スト・ワークスマシンの姿は、ヤマハファンのみならずバイクファン必見の映像といえるでしょう。
*このDVDを鑑賞するには、海外向けDVDを再生するプレーヤーもしくはDVDが再生できるPCが必要です。プレーヤーはリンドバーグでも安価にてご案内しています。詳しくはこちらをご覧ください。
【見どころ・読みどころ】
本作品は、1977年から1980年までのヤマハ快進撃を4つの貴重なフィルムから編集してまとめ上げた貴重なアーカイブです。チャンピオンを獲得した著名ライダーはもちろん、決して表舞台に登ることのなかったチームやライダーたちの喜びや苦悩を凝縮。当時のシーンが鮮明に蘇るカメラークと高度な編集で、たいへん美しく見ごたえのある内容に仕上がっています。
【DATA】
■タイトル/World Champions Yamaha 1977-1980
■価格/4,620円(税込)
■装丁/DVD(PAL *海外向けDVDの再生機器が必要)
■収録時間/126分
■言語/英語
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