執筆= リンドバーグ
奥深いその世界をいつか覗いてみたい…と思いつつも、現実にはなかなか手を出し難いのがヴィンテージ&クラシックモーターサイクルではないでしょうか。雑誌や書籍も含めて、入門するのに役立つ資料や信頼のおける刊行物が少ないというのもその原因のひとつかもしれません。さて、今回はそんな悩みを持つアナタに向けて大注目の1冊をご紹介。大人のためのプレミアム・モーターサイクルマガジン『ザ・モーターサイクル・クラシックス』です。
今回レビューするのはその第3弾で、その内容は当然のことながら「ホンダCB500Four vs CB750Four」、「ナセル期のトライアンフツイン」を特集するなどマニアックなモデルに特化。さらに今号では人気のアイアンスポーツ「ハーレーダビッドソンXLCH」のバイヤーズガイドや、イタリアンシングルの名車「モトモリーニ」、ヤマハ初のスーパースポーツ「ヤマハYDS-1」、そして伝説の超高級車「ブラフシューペリア」など、世界のクラシックバイクを徹底解説。そのほか、ビンテージとモダンの逸品を集めた「こだわりのプレミアムヘルメット」特集、古典的ブレーキシステムの整備方法を完全網羅し た「ドラムブレーキ・メンテナンス」など、眺めて楽しめる美しいグラフィックだけではなく、「使える情報」が満載。マニア必読であるのはもちろんとして、この世界に入門したいと考えている方にとっても貴重な1冊となること間違いなしです!
【見どころ・読みどころ】
孤高のモーターサイクルとして有名ですが、雑誌などでも特集されたことはほとんど無く資料が極めて少ない「ブラフ・シューペリア」について、なんと10ページにわたり解説。スピードやデザイン、メカニズム、そして歴史など、今まで謎のベールに包まれていたその真実に迫ります。また、ヴィンテージモーターサイクルの特集記事だけでなく、今号はマシンに似合うクラシックヘルメットも大々的に紹介。1960年代から続く由緒正しきブランド、Evaroak、Stadium、Bell、Fury、Bucoに、最新ブランドを加え新旧13ブランド34モデルを詳細に検証しています。
【DATA】
■タイトル/ザ・モーターサイクル・クラシックス Vol.3
■著者/宮崎健太郎
■価格/1,785円
■発売日/2010年5月27日
■装丁/ソフトカバー
■ページ数/146ページ
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