【ドゥカティ】7名のデザイナーが挑んだアートプロジェクト、作品は世界の店舗で展示へ

掲載日: 2026年08月04日(火) 更新日: 2026年08月04日(火)

走る彫刻を生み出す者たちは、何を描くのか。

ドゥカティはデザイン部門 Ducati Centro Stile(ドゥカティ・チェントロ・スティーレ)の所属デザイナーを対象とする「Ducati Artwork Project」を実施した。同プロジェクトはモーターサイクルデザインで培った感性をアート作品として表現する取り組みとなっており、参加した7名はデジタルアートやグラフィック、立体作品などを制作。受賞作品には、新型パニガーレV4 のフロントデザインから着想を得た Elisa G. の「Potentia」が選ばれた。作品は今後、世界各国のドゥカティストアに展示される予定とのことだ。

走る彫刻を生み出す者たちは、何を描くのか。

ドゥカティがアートで拡張するブランド空間

美しいモーターサイクルを生み出してきたデザイナーたちが、車両開発という制約から解き放たれた時、どのような表現にたどり着くのでしょうか。ドゥカティは、デザイン部門「Ducati Centro Stile(ドゥカティ・チェントロ・スティーレ)」に所属するデザイナーを対象に、「Ducati Artwork Project」を実施しました。

モーターサイクルデザインで培われた感性を、アートという自由なフィールドへ解放する試みです。誕生した作品は単なるアートワークではありません。ドゥカティが長年追求してきた美しさ、スピード、感情、そしてイタリアンデザインの思想そのものを、異なる形式で再解釈した表現です。

デザインとアート、その境界を横断する試み

ボルゴ・パニガーレで生み出されるドゥカティのモーターサイクルは、工業製品であると同時に、しばしば「走る彫刻」と評されてきました。今回のプロジェクトでは、その造形哲学をさらに押し広げることがテーマとなりました。

参加した7名のデザイナーは、日々モーターサイクルをデザインする視点を持ちながら、あえてバイクという完成形から距離を置き、新たな表現手法を探求。デジタルアート、グラフィック表現、立体作品など、それぞれのアプローチによってドゥカティの本質に迫りました。作品に共通しているのは、ブランドを象徴するフォルムやディテールを再構築し、その奥にあるエモーションを可視化しようとする姿勢です。

走る彫刻を生み出す者たちは、何を描くのか。

走る彫刻を生み出す者たちは、何を描くのか。

走る彫刻を生み出す者たちは、何を描くのか。

受賞作品「Potentia」

走る彫刻を生み出す者たちは、何を描くのか。

受賞作品に選ばれたのは、Elisa G.による「Potentia」。新型Panigale V4のフロントデザインから着想を得た本作は、力強さと軽快さという相反する要素を、一つの造形言語として再構成しています。

Panigale V4を特徴づけるシャープなラインや緊張感のある面構成は、作品の中で分解され、新たな秩序によって再び組み上げられています。その結果として浮かび上がるのは、モーターサイクルの姿そのものではなく、ドゥカティが呼び起こす感情やエネルギーです。それは製品の描写ではなく、本質の抽出と言えるでしょう。Elisa G.はさらに、ドゥカティ史におけるもうひとつのデザインアイコンである916にも着目。時代を超えて支持される2台のモーターサイクルを通して、ドゥカティのデザインヘリテージと現代性のつながりを表現しています。

ショールームを「ブランドを体験する空間」へ

走る彫刻を生み出す者たちは、何を描くのか。

本プロジェクトの特徴は、アート作品が展示会場ではなく、世界各国のドゥカティストアへと設置される点にあります。ショールームは単に車両を展示する場所ではありません。ブランドの思想や世界観に触れることのできる空間へと進化しています。Centro Stileから生まれたアート作品は、その空間に新たなレイヤーを加えます。モーターサイクル、建築、インテリア、グラフィック、そしてアートが一体となり、ドゥカティならではの体験を創出します。

デザインが製品を超えて空間へ広がる。
「Ducati Artwork Project」は、ドゥカティが追求する美意識が、モーターサイクルという領域を越えて展開されることを示す最新の試みです。

リリース

ドゥカティジャパン株式会社(2026年8月3日発行)

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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