バルコムモータースは、イベント「GS WELT 2025」の開催レポートを公開した。今年で9回目となるこの企画は BMW GSシリーズを軸にした体験型イベントとなっており、鳥取県・若桜町の氷ノ山エリアを舞台としたゲレンデ・林道走行のほか、オンロードでは「若桜町デジタルスタンプラリー」で地域を観光。また、地元食材を使った BBQ を囲んで参加者・スタッフ・地域の方々で交流を深めた。
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ただ走るだけじゃない。GS WELT2025が証明した、バイクが結ぶ新しいライフスタイル。
走るだけじゃ、もったいない。BMW Motorradの主力モデル“GSシリーズ”を軸に、オン・オフロード体験・地域との交流・顧客とのつながりを融合した大型イベント「GS WELT 2025」が中四国最大級のスケールで開催されました。
主催は、モトラッドバルコム(株式会社バルコムモータース)。ライダーたちは氷ノ山の雄大な自然を駆け抜け、地元食材をふんだんに使ったBBQに舌鼓を打ち、地域の人々との温かな交流を楽しみました。
試乗会や展示会とは一線を画す、“購入後”のバイクライフを豊かにする体験型イベント。本レポートでは、その魅力とこれからのマーケティングにおける新たな可能性をお届けします。
参加者全員での集合写真。氷ノ山の自然とともに、特別な時間を共有しました。
BMW MotorradのGSシリーズを軸にした体験型イベント「GS WELT」。今年で9回目を迎えたこのイベントは、単なる走行イベントではありません。オン・オフロード体験・トレーニング・地域との交流・ライダー同士のつながりが融合した、“ライダーの人生を豊かにする場所”として年々進化を続けています。舞台となったのは、鳥取県・若桜町の氷ノ山エリア。標高1000mを超えるゲレンデを駆け抜ける非日常感と、雄大な自然が織りなす絶景、そして地域のあたたかなおもてなしが、参加者にとって忘れられない週末を演出しました。
(1)GSの本能が目を覚ます/氷ノ山オフロード体験
バイクは「買って終わり」ではなく、「走って始まる」。普段は舗装路をメインに使っているGSユーザーにとって、ゲレンデや林道での走行は、愛車の新たな一面を知る貴重な機会。今回は特別に、地元の協力を得て普段は立ち入りできない林道ルートをコースとして開放。
自然と共に走る体験に、初心者から経験者まで多くのライダーが笑顔を見せていました。
インストラクターのアドバイスのもと、チャレンジと成長を楽しむ姿が印象的でした。
安全な環境でオフロード走行にチャレンジするGSライダーたち。転んだらみんなで協力して起こします。
GSと走る、林道アドベンチャーの始まり
ゲレンデの先に広がる、絶景の舞台
(2)旅するほどに、出会える町がある/オンロード×地域交流
今回新たに加わったのが、オンロードライダー向けの「若桜町デジタルスタンプラリー」。観光地や道の駅を巡りながら、地域の魅力に触れるこのルートは、オフロード未経験者にもGSの世界観を広げるきっかけに。ライダーとしての楽しさと、旅バイクとしてのGSの魅力を感じてもらえるコンテンツとなりました。
若桜町の名物「弁天まんじゅう」に立ち寄るオンロード参加者たち。
観光×スマホ×バイク、スタンプでつながる町めぐり
今回実施された「若桜町デジタルスタンプラリー」は、スマートフォンを使って町内各地のスポットを巡る、観光と連動した企画。
専用のWEBアプリでスタンプを集める形式で、旅の記録もデジタルで残せるのが特徴です。現在はSEASON2が開催中。
気が付いたら若桜町のトリコに
デジタルスタンプラリーの詳細はコチラ
シーズン2が7月4日からスタートしています!
・URL/https://kanko.town.wakasa.tottori.jp/pickup/4891/
(3)語り合うほど、GSはただのバイクじゃなくなる/GSナイトBBQ
走るだけがバイクの楽しみではありません。
地元食材を使ったBBQを囲んで、参加者・スタッフ・地域の方々が交わした語らいは、GSという共通項を超えて“仲間”としての絆を深める時間に。
若桜の樹氷太鼓や地酒も加わり、笑顔と交流に満ちた心に残る夜となりました。BBQで深まった絆は、きっと次の旅のはじまりになります。
地元酒造が特別出張。GS仲間と味わう“飲み比べ”体験に笑顔が弾ける
樹氷太鼓の迫力ある演奏で、BBQナイトがスタート!
BBQで深まる交流。GSが繋いだ輪が、次の旅を広げていく
「ゲレンデ走行は人生初。緊張したけど、最高の景色と達成感!」
「若桜町ってこんなに素敵なところだったんですね。またツーリングで来たい。」
「スタッフの皆さんの丁寧な対応で、安心してイベントを楽しめました。」
「普段のツーリングでは味わえない非日常体験にワクワクしました。参加して本当に良かったです!」
若桜駅前
フラッグが彩る、シンボリックなワンシーンに
林道の一コマ
今回特別に走行が許可された林道ルート
テラスの特等席
ゲレンデや棚田が一望できる絶景スポット
マジックアワーの氷ノ山
夕焼けに包まれた氷ノ山の稜線。
イベントの様子をまとめた動画を、8月に店舗で上映予定。参加できなかった方にも雰囲気を届け、次回イベントへの期待感を育てます。バイクを「買って終わり」ではなく、「乗ってからが本番」にする取り組みは、すでに始まっています。
バイクは、買って終わりのプロダクトではありません。むしろ、購入後にどれだけ充実した時間を過ごせるかが“そのブランドと付き合い続ける理由”になります。
GS WELTのような体験型イベントは、BMW Motorradが掲げる「MAKE LIFE A RIDE.」というスローガンを体現する場。ライダーが自分のペースで走り、仲間と出会い、地域と交わることで、「このブランドと、このディーラーで良かった」と感じてもらうことができます。
ネットですべてが完結する時代だからこそ、オフラインでの体験こそが、ブランドの価値を証明する鍵。“誰から買うか”が選ばれる理由になる今、販売活動の先にある「関係性」を育むマーケティングが求められています。GS WELTは、その答えの一つ。
コト消費の最前線として、バイクを通じた人生の豊かさを伝える、これからのマーケティングのヒントが詰まっていました。
BMW Motorradのユーザーは、ひとりで黙々と走る時間を大切にする人が多い。だからこそ、GS WELTで“誰かと一緒に走り、語り、笑う”という時間は、特別な価値を持っています。
最初は緊張していた参加者たちも、BBQのころには自然と笑い合い、気づけばGSというキーワードでつながった“仲間”に。
イベントが終わっても、あの景色や声、出会いは、それぞれのライダーの記憶のなかを走り続けているはずです。
GSという冒険バイクで、人生という道を、自分らしく走る。
そしてその世界に、仲間や自然、地域とのつながりが広がっていく――。
それが「MAKE LIFE A RIDE.」の本当の意味であり、
私たちがこのイベントを通じて、届けたい未来のカタチです。
株式会社バルコムモータース(2025年7月15日発行)
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(バイクブロス・マガジンズ編集部)