ホンダのインド現地法人であるホンダモーターサイクルアンドスクーターインディアプライベート・リミテッドは、グジャラート州の第四工場に第四生産ラインを新設する旨発表した。同ラインは2027年稼働の予定で年間生産能力は65万台を見込んでおり、第四工場全体では261万台とホンダにおける世界最大の二輪完成車組み立て工場となる。
Honda のインドにおける二輪車生産・販売現地法人であるホンダモーターサイクルアンドスクーターインディアプライベート・リミテッド(本社:インド・ハリアナ州 社長:大谷 包)は、本日、以下を発表しましたので、その内容をご案内いたします。
HMSI第四工場の外観
Hondaのインドにおける二輪車生産・販売現地法人であるホンダモーターサイクルアンドスクーターインディアプライベート・リミテッド(以下、HMSI)は、第四工場(グジャラート州 アーメダバード地区 ヴィッタルプール)に第四生産ラインを新設します。2027年の稼働を予定しており、年間生産能力は65万台です。また、第四工場全体では261万台と、Hondaにおいて世界最大の二輪完成車組み立て工場となります。
現在HMSIは、インド国内4カ所に生産工場を保有しており、年間生産能力の合計は614万台になります。また、累計の生産台数は2001年の生産開始から25年目となる今年の4月に7000万台を達成しています。
第四工場は、2016年2月に年間生産能力60万台で稼働を開始し、同年6月には第二ラインの稼働により生産能力は120万台に拡大しました。さらに2024年1月には第三ラインも稼働し、現在は年間196万台の生産能力を有しています。
今回、約92億ルピー(1ルピー=1.75円、日本円で約161億円)を投資して、第四工場の敷地内に125ccクラスの二輪車を年間65万台生産することができる第四ラインを建設します。
これにより1800人の新規雇用を創出し、第四工場全体の生産能力は261万台となり、Hondaにおいて世界最大級の二輪完成車組み立て工場になります。
また、HMSI全体での年間生産能力は、第四工場の第四ラインに加え、今後その他の工場でも予定しているさらなる生産能力の拡大により、現在の614万台から2027年には約700万台となる見込みです。
HMSI第四工場の二輪車生産ライン
「Hondaは、この世界最大の二輪市場において長きにわたり、お客様の喜びの拡大を目指して投資を続け、生産能力の拡大をしてまいりました。25年目を迎える今年、皆様のご支援の下、HMSIは累計生産7000万台の節目を迎えることができました。今回の第四工場における追加投資により、Hondaにご期待・ご信頼をいただいている世界中のお客様へ、魅力ある商品とサービスをお届けし、インド二輪事業のさらなる盤石化を進めていきます」
■設立/1999年8月(生産開始:2001年5月)
■本社所在地/ハリアナ州グルグラム地区IMT マネサール
■資本金/31億ルピー
■出資比率
・本田技研工業株式会社/97%
・Asian Honda Motor Co., Ltd./3%
■代表者/社長 大谷 包
■事業内容/二輪車の製造・販売
■生産能力
・第一工場(ハリアナ州 グルグラム地区 マネサール)38万台/年
・第二工場(ラジャスタン州 アルワル地区 タプカラ)130万台/年
・第三工場(カルナータカ州 ベンガルール地区 ナルサプーラ)250万台/年
・第四工場(グジャラート州 アーメダバード地区 ヴィッタルプール)196万台/年
■生産機種
・ガソリン車
Activa、Activa125、Aviator、CB200X、CB300F、CB300R、CB350、CB350 H’ness、CB350 RS、CD110、Dio、Dio125、Dream、Hornet、Livo、Navi、Neo、Shine、Shine100、Shine SP、SP125、Unicorn、X blade
・電動二輪車/ACTIVA e:、QC1
■従業員数/約2万3000名
本田技研工業株式会社(2025年5月22日発行)
(バイクブロス・マガジンズ編集部)