【アプリリア】2025年アフリカ・エコ・レースにてヤコポ・チェルッティが2年連続でタイトル獲得

掲載日: 2025年01月16日(木) 更新日: 2025年01月16日(木)

アプリリア・トゥアレグがアフリカ・エコ・レースを2年連続で総合優勝の快挙

2025年アフリカ・エコ・レースにおいて、チーム アプリリア トゥアレグ レーシングのヤコポ・チェルッティが2年連続で総合優勝した。また、チームメイトであるフランチェスコ・モンタナリは第8ステージでステージ優勝を果たしたほか、マルコ・メニキーニはジュニア 25 歳以下クラスで優勝し、マルチシリンダークラスでも3位を獲得する結果を残した。

アプリリア・トゥアレグがアフリカ・エコ・レースを2年連続で総合優勝の快挙

ヤコポ・チェルッティ選手が昨年に続き2025年アフリカ・エコ・レースのチャンピオンに輝き、 マルコ・メニキーニ選手が25歳以下クラスで優勝

アプリリア・トゥアレグがアフリカ・エコ・レースを2年連続で総合優勝の快挙

2025 年1月12日 ミラノ- 2025年のアフリカ・エコ・レースは、最終セクションまで白熱したスリリングなレース展開の中、ヤコポ・チェルッティとチーム・アプリリア・トゥアレグ・レーシングが主導的な役割を果たし、2年連続のタイトルを獲得して閉幕しました。

第 16 回アフリカ・エコ・レースは、モロッコ、モーリタニア、セネガルの息を呑むような景観を縦断しながら、約 6,000 km に渡りライダーとバイクに困難な試練を課す過酷なルートで、今回のリザルトにより参戦した3台のアプリリア トゥアレグ ラリーの卓越した性能を証明しました。

ヤコポ・チェルッティは、チャンピオンとしての自覚と決意でレースに挑み、複雑なコース設定や難しい地形などの物理的な困難と、リアタイヤがリムから脱落するトラブルや、ナビゲーションシステムが作動しないといった技術的な問題など、数多くのの課題に直面しました。それにもかかわらず、チェルッティは最後の 1 km までタイトルをあきらめることなく、5 つのステージ優勝と 2 つの表彰台を獲得し、アプリリア・トゥアレグ・ラリーでの並外れたパフォーマンスによって困難を克服しました。

フランチェスコ・モンタナリは、2025 年大会では着実に成長した走りをと安定性を示し、アフリカ・エコ・レースでの初のステージ優勝と計3回の表彰台を獲得した彼のパフォーマンスは、アフリカラリーのスターの一人としての地位を確固たるものにして無事にレースを終えました。

今回トゥアレグでのデビューとなったマルコ・メニキーニは、ジュニア 25 歳以下クラスで優勝し、マルチシリンダークラスでも3位を獲得。アフリカ・エコ・レースにおけるチームアプリリアトゥアレグレーシングにさらに1つのトロフィーを加え、総合6位に輝いたパフォーマンスは、彼にとって最良の結果となりました。

この 2 年連続のタイトル獲得とすべてのライダーが達成した結果は、大規模なラリーレイド競技におけるアプリリア トゥアレグ ラリーが絶対的な基準としての地位を確立したと言えるでしょう。この大会の最も象徴的なシーンは、タイヤトラブルによりリアホイールのリムだけで第 6 ステージのゴールに到着したときのもので、その粘り強い精神力に心打たれる光景でした。

グアレスキ兄弟の G Corse とのコラボレーションで開発されたトゥアレグ ラリーは、適切なチューニングにより昨年に比べて大きな進歩を遂げ、メッツラーとのパートナーシップによってさらに確固たるものとなり、アフリカ・エコ・レースのような過酷なラリー競技において、その多用途性、信頼性、パフォーマンスを証明しました。

改めてチーム グアレスキのたゆまぬ努力と、この夢の実現に協力いただいたパートナーである Metzeler、SC Project、Acerbis、RK Chain、Jet Prime、Alpina、Andreani、CHT Chiaravalli に心より感謝申し上げます。

ヤコポ・チェルッティのコメント

アプリリア・トゥアレグがアフリカ・エコ・レースを2年連続で総合優勝の快挙

「とても多くの困難に直面したにもかかわらず、最高の形で終えることができました。あまりミスもせずに上手く乗れたと思います。転倒もなく、一貫して集中力を維持することができました。自分のライディングスタイルと、トゥアレグ・ラリーのパフォーマンスのおかげで、砂地では大きなアドバンテージがあり、それを最大限に活かすることができました。

戦略が重要となるレースなので、最後の2 日間は自分でも不可能だと思っていましたが、なんとか達成できました。砂丘で逃げる事が出来るとわかったとき、自分を信じて100%の力を出し切りました。素晴らしい仕事をしてくれたチームメイトのチェッコとマルコにも心から感謝しています。チームのメンバー全員には感謝しきれません。彼らは非常に献身的にこの競争力の高いトゥアレグラリーを私に与えてくれました。また、アレッサンドロ・ボットゥーリにも祝福したいです。彼のような相手と最後まで戦えたことは素晴らしいことでした。」

フランチェスコ・モンタナーリのコメント

アプリリア・トゥアレグがアフリカ・エコ・レースを2年連続で総合優勝の快挙

「この 2025 年のレースには本当に満足しています。最初の週は、私は常に先頭を争っていました。それはとてもスリリングで、たくさんの経験を積むことができました。その後の難しいステージは、多くのことを学べました。最終的に、第8ステージでステージ優勝を果たしました。ミスをすることなくうまく走れた完璧な一日でした。この功績は、バイクに乗った私だけでなく、素晴らしい仕事をしたチーム全員のおかげです。そして本当にすごい最後の 2 日間で、直接のライバルとの差を縮めたヤコポを祝福します。マルコにも彼の素晴らしい成果に拍手を送ります。」

マルコ・メニキーニのコメント

アプリリア・トゥアレグがアフリカ・エコ・レースを2年連続で総合優勝の快挙

「非常にスリリングなレースでした。私のレースは試練から始まり、初日にクラッシュしましたが、幸いなことに影響はありませんでした。さらにウイルスに感染してしまい100%の状態ではありませんでした。それでも、2週目のモーリタニアでは絶好調でした。素晴らしい仕事をしてくれたグアレスキチームには本当に感謝しています。トゥアレグ・ラリーは素晴らしく、最高の気分でした。最終的に総合6位、ジュニアクラス1位、マルチシリンダークラス3位という結果に本当に満足しています。そしてチームメイトにも心から祝福したいと思います。」

ヴィットリアーノ・グアレスキ/ G Corseのコメント

「私たちは、この 2025 年の結果に本当に満足しています。これは私たちのチームとトゥアレグ・ラリーがいかに強いかを裏付ける事になったでしょう。全員100%の力を出し、ヤコポはあらゆる困難に強い気持ちで立ち向かう並外れたチャンピオンであることを改めて証明しました。そしてモンタナ―リは驚くほど成長し、トゥアレグでのデビューを果たしたマルコは素晴らしい才能があることを示しました。」

アプリリアレーシング、オフロードレースから築き上げた伝説

アプリリアがレーシング界でのデビューを飾ったのは、1970 年代にスカラベオのようなオフロードモデルを生産していたオフロードレースからでした。1974年に製造された初代レーシングモーターサイクルは125ccクロスでした。1977 年には 125cc と 250cc の両カテゴリーで初のタイトルを獲得。1978 年には、モトクロス選手権の表彰台に上り、脚光を浴びました。

アプリリアレーシングは、1985年にロードレース世界選手権へ進出し、1992年 に初の選手権タイトルを獲得。オフロードレースの世界では、2004年~2011年にかけて2気筒のSXV 450と 550 がライダー部門で3回、メーカー部門で4回のスーパーモト選手権タイトルを獲得し、7個の世界選手権タイトルを獲得しました。1989 年にトゥアレグでパリ-ダカールラリーに初参戦した後、アプリリアは2010年に革新的なRXVラリー450ツインで偉大な砂漠のレースに復帰し、2010年から2012年まで3年連続でダカールラリーに参戦しました。壮大 なラリーで、アプリリアは2010年に3回のステージ優勝と総合3位を獲得しています。

そして2024年にアフリカの砂漠を舞台にしたアドベンチャーラリーに復帰。トゥアレグ 660を使用し、6,000kmを超えるレースの最初から最後まで総合順位でトップを走り、このイタリア製オフロードバイクの性能の高さを証明して見せました。

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ピアッジオグループジャパン株式会社
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リリース = ピアッジオ グループ ジャパン株式会社(2025年1月16日発行)

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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