【ドゥカティ】「イージーリフト機能」がムルティストラーダV4 S でも無料アップデートで利用可能に

掲載日: 2023年10月04日(水) 更新日: 2023年10月04日(水)
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この記事は2023年10月4日当時の情報に基づいて制作されています。

【ドゥカティ】「イージーリフト機能」がムルティストラーダV4 S でも無料アップデートで利用可能に メイン

ドゥカティの電子制御システム「イージーリフト機能」がムルティストラーダV4 S でも利用可能となった。この機能はサスペンションの減衰力を制御し、車高が下がることによってサイドスタンドを払ってバイクを引き起こす労力を軽減することができるもの。新車だけでなく、すでに車両を所有しているユーザーにもアップデートが無料で提供されるという。詳しくは正規ディーラーに問い合わせてみよう。

イージーリフト機能がドゥカティ・ムルティストラーダV4 Sでも利用可能に

・ムルティストラーダV4ラリーに導入され、サイドスタンドを払ってバイクを引き起こす労力を軽減する電子制御システムをV4 Sにも採用
・このシステムは、納車済みのモーターサイクルに適用される無料アップデートを通じても利用可能
・ドゥカティは企業理念として、市販されているモーターサイクルを継続的に改善することに焦点を当てる

2023年7月13日、ボルゴ・パニガーレ(イタリア、ボローニャ)

【ドゥカティ】「イージーリフト機能」がムルティストラーダV4 S でも無料アップデートで利用可能に 記事1

サイドスタンドを払ってバイクを引き起こす労力を軽減するイージーリフト機能が、ムルティストラーダV4 Sにも搭載されます。ムルティストラーダV4ラリーに導入されたこの機能は、イグニッションをONにしたときに、セミアクティブ・ユニットのバルブを約3分間完全に開くことによって、サスペンションの減衰力を制御します。これにより、フロントおよびリアのサスペンションが柔らかくなり車高が下がることによって、サイドスタンドを払ってバイクを引き起こす労力を軽減することができます。

ドゥカティは、現在市販されているモーターサイクルを継続的に改善する作業に取り組んでいます。今回のアップデートは、新車に標準装備されるだけでなく、すでにムルティストラーダV4 Sを所有しているユーザーにも無料で提供されます。お客様は、MyDucatiアプリ(ここからダウンロード可能)およびEメール経由で、ドゥカティ正規ディーラーに連絡して、このアップデート(※1)を実施することができます。

この機能により、さまざまな体格のライダーにとってムルティストラーダV4 Sの取り扱いが容易になり、停止時にシート高を下げることができます。この機能は、異なる高さのシートや、アクセサリーとして提供されるローダウンキットと組み合わせることにより、さらに効果を発揮します。

イージーリフト機能は、ムルティストラーダV4をできるだけ多くのライダーが利用できるようにするために、ミニマムプリロード機能に追加されました。2022年に導入されたこの機能では、ショックアブソーバーのプリロードをリセットすることでバイクの高さを下げることができます。これにより、特にパッセンジャーを乗せて低速走行する際に、足つき性と安全性が向上します。

ドゥカティ・モーターサイクルの技術面におけるフラッグシップ・モデルであるムルティストラーダV4は、フロントおよびリア・レーダーを装備した世界初のモーターサイクルです。このテクノロジーにより、アダプティブ・クルーズコントロール(ACC)およびブラインドスポット検知(BSD)システムの導入が可能になり、特に長距離走行時の快適性と安全性が向上します。ムルティストラーダV4には、メーターパネルにカラーマップ・ナビゲーションおよび走行に必要なすべての情報を表示する、スマートフォンのミラーリング・ソリューションも採用されました。このソリューションは継続的な改良およびアップデートの対象となり、すでにムルティストラーダV4を所有しているドゥカティスタにも無料で提供されています。

【ドゥカティ】「イージーリフト機能」がムルティストラーダV4 S でも無料アップデートで利用可能に 記事2

ドゥカティは、レーダーシステムやイージーリフト機能だけでなく、2010年モデルに採用されたライディングモードなど、ムルティストラーダ・ファミリーを通じて、モーターサイクルの分野に数多くの初機能を導入してきました(ドゥカティが導入した革新的テクノロジーの概要は、ここからご覧いただけます)。イタリアのボローニャに本拠を置くドゥカティの目標は、お客様のニーズを先取りして製品を改良し、新しい機能を導入して、すでに納車済みのモーターサイクルにもアップデートを提供することです。この目標は、研究開発への継続的な投資によって達成され、ドゥカティはこの分野で最も技術的に進化した企業の一社として知られています。

ムルティストラーダV4のメンテナンス間隔は、業界のベンチマークとなっています。バルブクリアランスの点検および調整は60,000kmごとに設定されており、ファミリーのすべてのモデルには、4年間有効で走行距離無制限(※2)の「4Ever Ducati」保証が付いています。

ムルティストラーダV4 S、ムルティストラーダV4パイクスピーク、ムルティストラーダV4ラリーから構成されるムルティストラーダV4ファミリーにより、ドゥカティスタは国境を越えて安全に旅を続けることが可能で、90以上の市場で800を超える正規ディーラーのネットワークを利用することができます。

すべてのムルティストラーダV4に提供されるロードサイド・アシスタンス・プログラムは、保証期間中に故障が発生した場合に、ロードサイド・アシスタンス、ライダーとパッセンジャーの移動、修理、代車の提供、4つ星ホテルでの宿泊が提供されます。

(※1)ソフトウェア・アップデート・キャンペーンは、日本市場でも有効です(2023年9月より)。詳しくはドゥカティ正規販売店にお問い合わせください。
(※2)「4Ever Multistrada」保証は、日本市場でも有効です。詳しくはドゥカティ正規販売店にお問い合わせください。

主な標準装備

・1,158cc、ドゥカティV4グランツーリスモ・エンジン、バルブクリアランス点検間隔:60,000km
・アルミニウム製モノコック・フレーム、スチールチューブ製サブフレーム、アルミニウム製両持ち式スイングアーム
・オートレベリング、ミニマムプリロード機能、イージーリフト機能を備えた、マルゾッキ製ドゥカティ・スカイフック・サスペンション(DSS)EVOセミアクティブ電子サスペンション。サスペンション・ストローク:170~180mm
・120/70-19インチおよび170/60-17インチ・ホイール、ピレリ製スコーピオン(TM)トレール2タイヤ
・ボッシュ/ブレンボ製10.3ME コーナリングABSブレーキシステム
・330mm径フロント・ダブルディスク、ブレンボ製Stylema(R)4ピストン・ラジアル・キャリパー
・DRLおよびドゥカティ・コーナリング・ライト(DCL)付きフルLEDヘッドライト
・ハンズフリー始動システム&燃料タンクキャップ
・TPMS(タイヤ空気圧モニタリング・システム)
・6.5インチTFTカラー液晶メーターパネル
・ドゥカティ・コネクト(スマートフォンと接続、音楽、マップ・ナビゲーション・アプリを利用可能)
・ドゥカティ・クイック・シフト(DQS)アップ/ダウン
・クルーズコントロール
・ビークル・ホールド・コントロール(VHC)
・ボッシュ慣性測定ユニット(IMU)
・パワーモード
・ライディングモード
・ドゥカティ・ウィリー・コントロール(DWC)
・ドゥカティ・トラクション・コントロール(DTC)
・専用サイドバッグ
・補助LEDライト
・アダプティブ・クルーズコントロールおよびブラインドスポット検知機能を備えたレーダー
・センタースタンド
・グリップヒーター
・ライダー&パッセンジャー・シートヒーター
・シート・サポートフレームとスイングアームのヒートシールド
・開閉可能なレッグエリア・ダクト
・ベンチレーション機能付きスマートフォン収納スペース

リリース

ドゥカティジャパン株式会社(2023年10月3日発行)

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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