LNG 燃料フェリー新造船「さんふらわあくれない」がシップ・オブ・ザ・イヤー2022 大型客船部門賞を受賞

掲載日： 2023年05月31日（水）更新日： 2023年05月31日（水）

この記事は2023年5月31日当時の情報に基づいて制作されています。

LNG燃料フェリー新造船「さんふらわあくれない」がシップ・オブ・ザ・イヤー2022 大型客船部門賞を受賞メイン

株式会社フェリーさんふらわあの LNG燃料フェリー新造船「さんふらわあくれない」が「シップ・オブ・ザ・イヤー2022 大型客船部門賞」を受賞した。この賞は公益財団法人日本船舶海洋工学会が毎年選出するもので、同船は LNG 燃料による安定した運航を実現し環境負荷軽減に貢献したことや、国内では実績が少ない LNG インフラ整備を実現した点などが評価された。

大阪～別府航路日本初の LNG 燃料フェリー新造船「さんふらわあくれない」がシップ・オブ・ザ・イヤー2022 大型客船部門賞を受賞

LNG燃料フェリー新造船「さんふらわあくれない」がシップ・オブ・ザ・イヤー2022 大型客船部門賞を受賞記事2

株式会社フェリーさんふらわあ（代表取締役社長：赤坂光次郎）では、大阪～別府航路において、2023年1月13日より新造船「さんふらわあくれない」を、4月14日より新造船「さんふらわあむらさき（※）」を運航し、大変ご好評をいただいております。

このたび、公益財団法人日本船舶海洋工学会が毎年、技術的・芸術的・社会的に優れた船を選考して授賞するシップ・オブ・ザ・イヤー 2022において、「さんふらわあくれない（以下、本船）」が大型客船部門賞に選ばれました。

当社では、「さんふらわあさつま・きりしま」（シップ・オブ・ザ・イヤー 2018 大型客船部門賞）に続き2度目の受賞となります。
※「さんふらわあくれない」と姉妹船の「さんふらわあむらさき」は、同型の船です。

「大型客船部門賞」受賞にあたっての評価ポイント

・安定したLNG燃料運航の実現…温室効果ガス削減のみならず、沿岸・港海域での環境負荷軽減にも貢献している点
・国内では実績が少ないLNGインフラ整備を実現した点
・大阪～別府間という身近かつ歴史ある航路でLNG燃料化を実現したこと、またそれが一時的な影響のみならず環境負荷低減に対する関心を高める役割を果たしている点

LNG燃料フェリー新造船「さんふらわあくれない」がシップ・オブ・ザ・イヤー2022 大型客船部門賞を受賞記事1 — LNG燃料の補給風景国内初・トラック4台同時に補給しております

本船は、日本で初めてLNG(液化天然ガスを燃料として航行する大型フェリー。同燃料を使用することにより、環境負荷の大幅軽減に貢献いたします。

・SOx（硫⻩酸化物）…排出量ほぼゼロ
・NOx（窒素酸化物）…従来燃料比約80削減
・⼆酸化炭素排出量…従来燃料比約25削減

また、最先端の技術やこだわりの設計により、静粛性も大幅に向上。これまで以上に快適な旅をお届けします。なお、貨物輸送の面においては、トラックの積載台数を大幅に増やし、ドライバーズルームもさらに拡充。旅客輸送との両面において、輸送力・利便性が向上しました。

LNG燃料フェリー新造船「さんふらわあくれない」がシップ・オブ・ザ・イヤー2022 大型客船部門賞を受賞記事3

LNG燃料フェリー新造船「さんふらわあくれない」がシップ・オブ・ザ・イヤー2022 大型客船部門賞を受賞記事4

今後も、「さんふらわあくれない」と同型船の「さんふらわあむらさき」の運航で、環境にやさしい輸送の実現に貢献し、サービス面ではカジュアルクルーズコンセプト（※）の更なる拡充に努めてまいります。
※上質な船旅としてのクルーズを、定期航路を利用することで気軽に楽しんで頂く、商船三井グループフェリー事業の基本コンセプト