三陽工業株式会社は、新たな福利厚生として社員が利用可能なバイクのレンタルを開始した。オートバイ部品に長く携わってきた同社では、元々バイク好きな社員は存在したが、コロナ禍をきっかけに社内でのバイクブームが到来。多くの社員が二輪車免許を取得する一方で、趣味性の高いバイクは所有できない人が多いという事実が発覚した。そこで、社員から「エントランスに展示されているバイクを借りられないか」という声が上がり、福利厚生としてのレンタルバイクがスタートしたという。
三陽工業株式会社(本社:兵庫県明石市 以下、三陽工業)は、2022年4月1日(金)から新たな福利厚生として、社員が利用可能な「レンタルバイク」をスタートしました。2021年の新車国内出荷台数が38万2,000台となる見込みであることが発表され(二輪車新聞調べ)、バイクブームの再来とも言われています。社内でもバイクの免許を取得し、新たにバイクに乗り始める社員が増えました。そんな中、社員からの提案である「レンタルバイク」を、福利厚生の1つとして実現することになった経緯についてお知らせいたします。
三陽工業について
三陽工業は2022年で43期を迎えました。「日本の製造現場を元気にする!」をビジョンに掲げ、研磨を主軸とした製造業と、製造派遣事業を行っています(自社工場10カ所、営業拠点26カ所)。「やったことがないことをやってみよう」を合言葉に、10年で年商を約10倍に成長させています。
三陽工業は43年間の歴史をKawasakiのオートバイと共に過ごしてきた為、元々バイクが好きな社員は一定数存在していました。しかし、コロナ禍で急激に増加。きっかけは、本社に勤務する一人の社員(30歳/女性社員)によるものでした。
2021年1月に普通自動二輪車免許を取得、立て続けに大型自動二輪車免許を取得した彼女は、ZX-25RとメグロK3を購入。バイクで出社し、休日にはツーリングに出かけるなど活き活きとした姿を社内で見せるようになりました。
「バイクは一人で乗り、人の少ない景色の良い場所へ向かう。」コロナ禍でも密閉、密集、密接と言った「三密」を避けて楽しめる点に、魅力を感じた他の社員達も次々とバイクの免許を取得。社内のバイクブームが到来しました。本社建屋に勤務する15%の社員が、コロナ禍である2021年に免許を取得しバイクに乗り始めています。
社内のバイクブームにより、ある事実が発覚しました。それは、社内でバイク免許保持者が多いということ。そして、バイクを所有している人よりも、バイクを所有していない人が多いという事実です。
免許保持者の中にはリターンライダーもいますが、多くの免許保持者は「バイクに乗ることが出来ない」と口をそろえて言います。バイクは日常使いよりも趣向性が強く、購入・維持に費用が必要です。
そんな中、「エントランスに展示されているバイクを借りて乗ることはできないか」という提案が社員から上がりました。三陽工業の中にある「やったことがないことをやってみよう」という想いに沿って、その提案を発端にしたバイクレンタルの福利厚生制度が実現。各種保険や、利用のシステム、整備環境等を整え、4月1日から福利厚生としてレンタルバイクがスタートしています。
三陽工業の福利厚生制度は試行錯誤中です。トップダウンではなく、社員の声を大切にする。従業員満足度の向上が顧客満足度の向上に直結するという想いで、これからもしなやかに進化をしていきます。新しい福利厚生を導入した際には別途プレスリリースを配信いたします。「やったことがないことをやってみよう」の想いに沿って進化する三陽工業に是非ご注目ください。
三陽工業株式会社(2022年4月4日発行)