武蔵精密工業が東アフリカのEV企業へ「電動二輪車用ギヤボックス一体型モータユニット」を販売

掲載日: 2022年02月15日(火) 更新日: 2022年02月15日(火)
カテゴリー: トピックス  タグ:  
この記事は2022年2月15日当時の情報に基づいて制作されています。

武蔵精密工業が東アフリカ市場で2輪EVユニットを販売へ メイン

四輪・二輪車用器具の製造および販売を行う武蔵精密工業株式会社は、ケニアのEV企業であるARC Ride へ「電動二輪車用ギヤボックス一体型モータユニット」を販売すると発表した。部品の生産・納入は2023年の予定となる。

ARC Rideは、電気自動車の2輪車と3輪車の設計、製造、組立を行うアフリカを代表するEV企業。武蔵精密工業の2輪EVユニットは、薄型・軽量化で汎用性が高く、EV車両開発費のコストダウンにつながるとのことだ。

東アフリカ市場で2輪EVユニットを初めて販売

ARC Rideへ2023年から生産・納入を開始

武蔵精密工業株式会社(本社:愛知県豊橋市、代表取締役社長:大塚浩史、以下ムサシ)は、ケニアのスタートアップ企業であるARC Ride(本社:ケニア・ナイロビ、CEO: Jo Hurst-Croft)の電動バイクに適用される2輪EVユニットを受注いたしました。当該部品は2023年から生産・納入を開始する予定です。これはムサシにおける東アフリカ市場での初めての2輪EVユニットの販売となります。

ムサシの2輪EVユニットの特長・強み

モーターサイクルの電動化においては走行距離、音、コストの3つの課題があります。このうち、走行距離に関しては重量と伝達効率、音に関してはギヤの精度が大きく関わってきます。

ムサシの2輪EVユニットは、モータとギヤボックスを一体化することにより、薄型・軽量化を達成しました。さらに、ムサシの高度なギヤ加工ノウハウを掛け合わせることで高い伝達効率と低ノイズを実現しています。コストに関しては、モータやインバータを変えることなく、ギヤとアームの変更だけでタイヤサイズの異なる車種に適用可能なデザイン設計にしているため、開発費のコストダウンにつなげることが可能です。

ムサシでは電動二輪車の普及を加速させ、カーボンニュートラルをはじめ人と環境が調和した豊かな地球社会の実現に貢献していきます。

ARC Rideについて
ARC Rideはケニアのナイロビに組立工場を持つアフリカを代表するEV企業であり、クリーンエネルギーモビリティシステムへの移行をサポートするEVエコシステムを構築しています。ARC Rideは、電気自動車の2輪車と3輪車の設計、製造、組立に加えて、独自のバッテリー交換・管理プラットフォームを提供しています。 ARC RIDEは、既存のファーストマイルとラストマイルの輸送ソリューションの電動化を可能にし、通勤者に対して新たなパーソナルEモビリティを提供します。ARC RIDEはアフリカで起きているEモビリティ革命の最前線にいます。

ムサシについて
武蔵精密工業は四輪/二輪車用向けに、デファレンシャル/トランスミッションギヤ/プラネタリィ/ボールジョイント/カムシャフト等の開発/製造/販売を行っています。コア事業における電動、自動運転といった次世代モビリティ向け商品展開を進める一方、先端AI技術開発によるインダストリー4.0の推進、カーボンニュートラルへの貢献を目指したエネルギーソリューション事業、更にSDGsの幅広い領域での達成貢献に向けたオープンイノベーション展開等、広く新事業の創出・拡大にも注力しております。

リリース

武蔵精密工業株式会社(2022年2月10日発行)

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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