【ヤマハ】MotoGP 2022シーズンに向け「WithU Yamaha RNF MotoGP Team」がチーム体制を発表

掲載日: 2022年02月08日(火) 更新日: 2022年02月08日(火)
この記事は2022年2月8日当時の情報に基づいて制作されています。

【ヤマハ】MotoGP2022シーズンに向け「WithU Yamaha RNF MotoGP Team」がマシンとチーム体制を発表 記事1

ヤマハのサテライトチームである「WithU Yamaha RNF MotoGP Team」は、イタリア・ヴェローナのフィルハーモニック劇場において、新シーズンの2022年型「YZR-M1」とチーム体制を発表するイベントを開催した。

同イベントには、MotoGPで15勝をあげたアンドレア・ドビツィオーゾ選手と、Moto3からMotoGPへ昇格したダリン・ビンダー選手が出席。ともにチームのライダーとして、シーズン開幕や新マシンへの期待を語った。開幕戦は2022年3月6日(日)、カタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで開催される。

MotoGP世界選手権 WithU Yamaha RNF MotoGP Team、2022年の体制を発表

【ヤマハ】MotoGP2022シーズンに向け「WithU Yamaha RNF MotoGP Team」がマシンとチーム体制を発表 記事2
2022年1月24日、「WithU Yamaha RNF MotoGP Team」が、イタリア・ヴェローナのフィルハーモニック劇場でイベントを開催し、2022年型「YZR-M1」とともにチーム体制を発表しました。

イベントでは、タイトルスポンサーとなったヨーロッパエナジーグループ「WithUブランド」のマテオ・バラリン社長をはじめ、RNF MotoGPの創設者でチーム代表のラズラン・ラザリ氏、チーム・マネジャーのウィルコ・ズィーレンベルグ氏、MotoGPライダーのアンドレア・ドビツィオーゾ選手とダリン・ビンダー選手が出席。同チームのソーシャルメディア・チャネルをフォローする膨大な数のバーチャル・オーディエンスも巻き込み、エキサイティングでユニークな雰囲気の中で行われました。

最高峰クラスに参戦するドビツィオーゾ選手はMotoGPで合計15勝をあげ、ランキング2位を3回獲得しています。2021年はシーズンの途中でヤマハに加入し5戦に出場。2022年は世界選手権で自己通算20回目となるフル参戦に挑みます。

一方のビンダー選手は史上2人目となるMoto3からMotoGPへのジャンプアップを実現。南アフリカ出身の23歳は2020年、カタルニアでの世界選手権で初優勝を飾り、Moto3でさらに5回の表彰台を獲得しているライダーです。

このイベントを終えた後には、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットに「YZR-M1」とともに移動して、ビンダー選手が3日間のシェイクダウンンテストを実施。2月5〜6日にはチームメイトのドビツィオーゾ選手も合流してシーズン初となる公式テストに参加します。シーズン開幕戦は3月6日、カタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで開催されます。

アンドレア・ドビツィオーゾ選手談(WithU Yamaha RNF MotoGP Teamライダー)

「シーズン開幕に向けて準備は万端です! ジムやモトクロスバイクでたくさんのトレーニングをしていますし、12月上旬には鎖骨部分に入っていたプレートを取り除くこともできました。すべてが非常に順調です。昨年5レースに出場し、ひと足先にヤマハのマシンを経験できたことはとても良かったと思っています。それ以前の8シーズンで乗ったマシンとは性質が異なっていますからね。これから公式テストおよびフル参戦に臨むにあたり、マシンのこと、エンジニアたちのこと、チーム全体のことなどを、よりよく理解していることが大いに役立ってくれると確信しています。このあとのセパンテストがとても楽しみですし、過去2年は参加できなかったので、とてもうれしいです」

ダリン・ビンダー選手談(WithU Yamaha RNF MotoGP Teamライダー)

「新しいマシンのカラーリングがとにかくきれいです! このデザインを見て、シーズンの様子を想像すると、その日が来るのが待ち遠しくてたまりません。実際にサーキットでこのマシンを走らせ、正式にチームが始動するのです。MotoGP初シーズンはきっと素晴らしいものになるでしょう。とても楽しみです。私たちの目標は、とにかく一歩一歩前進することです。Moto3からMotoGPへ上がるのは明らかにビッグジャンプなので、少しずつ積み重ねながら徐々に高みを目指していきたいと思っています。今はマレーシアのセパンへ行く日が待ち遠しく、すべてのことが楽しみです」

ウィルコ・ズィーレンベルグ談(WithU Yamaha RNF MotoGP Teamチーム・マネジャー)

「2022年、新しいページを開くこととなり、とてもうれしく思っています。古いページは閉じられましたが、ページを閉じることは常に新たなエピソードの始まりであり、RNFとともにスタートする新プロジェクトもまた大きなチャレンジです。チームの大部分がそのまま残りますが、新しいクルーチーフ、データエンジニア、メカニックが加わり、用具、ホスピタリティ、トレーラーが新しくなりました。ライダーは、経験豊富なドビツィオーゾ選手と、ルーキーのビンダー選手です。こうしたことは以前にも経験したことがありますが、毎シーズンが新たな挑戦です。それでも私たちはとても楽しみにしています。マシンは非常に美しいですが、それは外見だけではありません。カラーリングと中身との良いバランスが出来上がっており、2022シーズンのスタートが待ちきれません」

ラズラン・ラザリ談(WithU Yamaha RNF MotoGP Team創立者、代表)

「私たちはチーム再建に取り組み、再ブランディングを行いました。そして契約したドビツィオーゾ選手、ビンダー選手とともに競争力を高め、皆を驚かせ、目標達成のためにベストを尽くすことを目指しています。そして、WithUが初めてMotoGPチームのタイトルパートナーになりました。WithUは2019年から私たちとともに活動しており、私たちはその継続的な貢献、マテオ・バラリン社長のサポート、そして今後3年間にわたる新たな旅へサポートに感謝しています。彼の故郷、美しいヴェローナにある立派なフィルハーモニック劇場は、チーム発表会の会場にとても相応しい場所です。私にとって、そしてチームにとっても新しい経験です。このような場を用意していただき心から感謝しています。
2022年、私たちはインディペンデント・チームのトップを目指します。また、今年のルーキー5人のなかでMoto3からジャンプアップするのはビンダー選手だけなので、大変なチャレンジであることはわかっていますが、ルーキー・オブ・ザ・イヤーも目標のひとつです。ドビツィオーゾ選手については、フル参戦にあたって、証明しなければならないことがたくさんあります。今もモチベーションは高く、経験と意欲を持ち続けていることを、彼自身、そしてすべての人に証明したいと思っているに違いありません」

マテオ・バラリン談(WithUブランド社長)

「弊社を設立し、本拠地を置くヴェローナでWithU Yamaha RNF MotoGP Teamの発表会を開催しました。フィルハーモニック劇場のような格調高い舞台で、偉大なイタリア・オペラの感動とともにチームを紹介する機会を持てたことを誇りに思います。MotoGP初参戦から5年が経ち、私たちはこれまで以上に情熱とモチベーションを高めています。タイトルスポンサーとしての新しい経験は、WithUブランドにとっての目標達成への一歩であると同時に、新たな始まりであり大きな刺激になるものです。この素晴らしい挑戦は、私たちが持つ価値観、情熱、勇気と決断を具現化するもので、市場およびサーキットにおいて私たちを厳しい戦いへと駆り立てる継続的な成長と革新を表現するための重要かつ効果的なチャンスになります。ドビツィオーゾ選手とビンダー選手がこのスピリットを象徴し、ラザリ氏はじめWithU Yamaha RNF MotoGP Teamの全員が必ずやふたりをゴールへと導いてくれるものと確信しています」

リリース

ヤマハ発動機株式会社(2022年2月4日発行)

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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