インディアンモーターサイクルは、アメリカの俳優であるジョン・バーンサル氏のために製作したインディアンチーフベースのカスタム車両を発表した。
製作を担当したのはフリースタイルモトクロスで活躍したレーサーであるキャリー・ハート氏。同車両のスタイルはモトクロスの世界観からインスピレーションを受けたもので、人間工学に基づいたセッティングが施されているという。
アメリカ初のモーターサイクルカンパニーであるインディアンモーターサイクルは俳優ジョン・バーンサル氏のために製作されたキャリー・ハートによるインディアンチーフカスタムを発表しました。これは新型インディアンチーフのカスタマイズポテンシャルを示すために依頼された3台目にして最後のモデルです。
キャリーはフリースタイルモトクロスの元選手であり、モーターサイクルレーサーでした。今回はそのMXの世界からインスピレーションを得て製作されています。
キャリーはこう語ります。「僕はパフォーマンスが大好きだし速く走ること、速く 曲がること、そしてハードにブレーキングすることが大好きなんだ。だから自分のバイクにはハンドリングや性能、安全性を損なうようなことは一切したくない。新しいチーフが発表されたときは本当に興奮したよ。デュアルショック、トライアングルスチールフレーム、バイクのスタンス、ハンドリング、パワーなど昔の美学にこだわっていると聞いたからね。この116エンジンは冗談抜きでまるでチャンピオンのように走るしカスタマイズしやすい最適なバイクなんだ。
完璧なバイクを作るためにキャリーは製作前と製作中にジョンとじっくりと話し合い、彼が影響を受けたものや興味のあるものを理解するよう務めました。偶然ですがジョンとキャリーは身長や体格が非常に似ていたため人間工学に基づいたセットアップを行いつつキャリー自身がライディングポジションを調整することができたのです。「ジョンに、グローブみたいにぴったりのバイクを作ってあげたかったんだ。」とキャリー。
ジョンはこのようにコメントしています。「キャリーが凄すぎて驚いたよ。世界でもトップクラスのライダーとコラボしているのを実感できた。だからキャリーの表現力を信頼して、僕を知ってもらい、人となり、大切にしているものを理解してもらえるようにしたんだ。それが今回、一番面白かったところだね。」
「ワクワクすることばかりだよ。基本的なセッティングは完璧。ハンドルの位置を少し上げているところも。このバイクはまさに僕の理想通りに仕上がりだ。謙虚でありつつエレガントにしたかったんだ。あまり目立つバイクにはしたくない。だけど近づいて見てみると特別なバイクである感じがする。美しいね。これ以上完璧なバイクはないよ。こんなバイクに乗れるなんて信じられない。」
「正直なところ、人のためにバイクを作るのが初めてだったからちょっと大変だった」とキャリー。「ジョンはバイクを見てとても喜んでくれたよ。それに、僕とBig-Bがこのバイクにたくさんの時間を費やしたことに感謝してくれた。ジョンが心からこのバイクを気に入ってくれて、たくさん走ってくれるって確信できたとき、ようやくこの仕事をしてよかったって思えたよ。」
「このバイクには本当に満足している。実はハンドリングが良くサドルが快適なものにしたかったんだ。バイクと一体化できるようにね。最終的には見た目もバイクの立ち方や座り心地も思った通りの出来栄えになったよ。」
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ポラリス ジャパン株式会社(2022年1月6日発行)