カワサキの名車「900 super4(通称:Z1)」および「750-RS(通称:Z2)」が、特定非営利活動法人日本自動車殿堂の歴史遺産車に選定され、2021年11月15日(月)に学士会館(東京都千代田区)で表彰式が行われる。
1972年にデビューしたこの2台の開発コンセプトは、後に発表される GPZ900Rや、ネイキッドブームの立役者となったゼファーシリーズ、現在の Z900RS にも大きな影響を与えている。
1972年のデビュー以降、多くのモーターサイクルファンを魅了し続けたZ1/Z2が日本自動車殿堂に登録されました。
株式会社カワサキモータースジャパン(本社:兵庫県明石市、代表取締役社長:桐野 英子)は、カワサキモータース株式会社(元:川崎重工業株式会社モーターサイクル&エンジンカンパニー)より1972年に登場した Kawasaki 900 super4(通称:Z1)と1973年に登場した、Kawasaki 750-RS(通称:Z2)が、特定非営利活動法人日本自動車殿堂の歴史遺産車に登録されたことをお知らせいたします。
米国で1972年に発表されたKawasaki 900 super4(通称:Z1)は同年11月から販売が開始されました。価格は1900ドルで欧州市場も含めた当初の計画台数は1500台でした。
Z1の国内向けモデルとして開発され1973年にデビューしたカワサキ750-RS(Z2)は、最高出力69馬力を誇りました。
当時、川崎重工業が手がけた新たな大型モデルの開発目標は、性能、スタイル、装備、あらゆる点で世界最高の「ZAPPER(ザッパー)」をつくりあげることにあり、高評価を得ていた他社モデルといかに「差別化」するかということが重要な要素でした。「ZAPPER」は、「軽量で、パワフル、操縦性に優れた車」とされ、今の言葉でいえば「スーパースポーツ」にあたります。こうした目標のもとに開発された Kawasaki 900 super4(以下:Z1)は、従来の日本車とは異なり、操縦安定性に関しても、完成度を上げるために最大限の努力が払われました。この「差別化」を実行した Z1の成功が、今にいたるカワサキの企業風土を培ったといえます。
Z1/Z2の後継車であり、当初から「ZAPPER」として開発された GPZ900R は、GPZ1000RX、ZX-10、ZZR1100/1200へと発展しました。そしてZ1/Z2の遺伝子は、ZEPHYR(ゼファー)シリーズにも継承。ZEPHYR シリーズは、「ネイキッドブーム」の立役者となりましたが、2000年代に ZEPHYR が大ヒットしたのも、Z1/Z2のイメージを意識的に活用した商品戦略、販売戦略が功を奏したともいえます。さらに2018年モデルとして Z900RS が発売。本機種も Z1/Z2のデザインを継承しており、2018年以降日本の大型二輪市場において3年連続トップセラーを続ける大ヒットモデルとなっています。
カワサキは、これからも伝統に裏付けられた革新的な技術やマーケティング、販売活動を通じ、「Good Times Company」を実現し、」Let the good times roll」「カワサキに関わる人すべての、よろこびと幸せ」を届けるため、あらゆる可能性へと挑戦していきます。
■日時/2021年11月15日(月)13:30分~
■場所/学士会館(東京都千代田区神錦町 3-28)
カワサキモータースジャパン
お客様相談室
TEL/0120-400819
Z1・900 SUPER4 の試乗インプレッション記事はこちら>>
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リリース = 株式会社カワサキモータースジャパン(2021年11月8日発行)