2021年9月10日(金)、モトグッツィはイタリアのマンデッロで開催したイベント「2121年への道/モト・グッツィの次の100周年」において、生産工場の再構築プロジェクトを発表した。
このプロジェクトには、アメリカの建築家であるグレッグ・リン氏が携わっており、環境に配慮された新工場のほか、イベントスペース・ホテル・レストランなどが増築される予定だ。また、このイベントでは本年度のミラノショーで正式公開となる新型車両「モト・グッツィV100 マンデッロ」が展示された。
■2021年9月10日/マンデッロ・デル・ラーリオ「2121年への道/モト・グッツィの次の100周年」
マンデッロ・デル・ラーリオでは、コモ湖畔に1世紀に渡りすべてのモト・グッツィを生産してきた歴史的なファクトリーの大規模な保存および再構築プロジェクトを発表しました。
建築家グレッグ・リン氏が設計に携わったこの再開発は、誰でも利用可能なオープンスペースを備えた空間で、文化やデザイン、メカニックをベースに、現代のトレンドに沿う環境に配慮した新工場と、グッツィのオーナーをはじめとしたグッツィ製品の独自性に関心を持ったライダーや、外国人観光客が集まるコミュニティのための出会いの場を提供し、ピアッジオグループは機械的な統合のみならず、モダンデザインの見本としてモト・グッツィブランドの構築を目指しています。
また、この発表イベント内では、人目を引く美しいライン、最新鋭のエンジンや最先端のテクノロジーを採用した新型モデル「V100 マンデッロ」を公開し、次のモト・グッツィブランド100周年に向けて初披露いたしました。
敷地全体の再開発を世界的に有名なアメリカの建築家兼デザイナーであるグレッグ・リン氏に依頼し、誰でも利用可能なオープンスペースを備えた空間であり、文化、デザイン、メカニックをベースに、現代のトレンドに沿って環境に配慮したコミュニティのための出会いの場として、そのジャンルやスタイルは独自性に富んだ未来的なプロジェクトとして進めてまいります。
環境の持続可能性や資源の効率的な活用に対する配慮を徹底した 新工場では既存の構造を活かし、太陽光発電システムや環境に優しい素材を使用することで、効率的なエネルギーマネジメントに細心の注意を払いながら材料を選択しています。
拡大し続ける需要に応じて工場の生産能力を拡張することで、マンデッロ工場のレイアウトに全く新しいアプローチが実現します。新工場は、グッツィ製品の圧倒的な独自性に関心を持ったグッツィライダーや若者、外国人観光客が集まるたまり場となります。
このプロジェクトでは、新工場に加えて、社内外のイベントを開催するための 新たな会議施設やホテル、レストラン などを増設し、世界中のビジターを歓迎するために充実した設備を備えています。2021年末までに着工、2025年の上半期に竣工する予定です。
【グレッグ・リン】
世界的に有名な建築家であり、USアーティストのメンバー、UCLA アート&建築スクールの教授、カナダ建築センターの理事会メンバーを務めています。2008年のヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展では金獅子賞を受賞し、アメリカ芸術文学アカデミー建築部門も受賞しています。リン氏の有名な「ラビオリ・チェア」はニューヨーク近代美術館(MoMA)の永久コレクションに展示されているほか、スワロフスキーやアレッシィ、ヴィトラなどの有名企業とのコラボレーションにより、数多くのデザインが生み出されています。タイム誌では「21世紀の最も革新的な100人」に、フォーブス誌では「世界で最も影響力のある10人の建築家」としてグレッグ・リンが選ばれています。
新型モト・グッツィV100 マンデッロが、イベント期間中に特別内覧会にて展示されました。このモーターサイクルの人目を引く美しいライン、最新鋭のエンジンや最先端のテクノロジーが次の100周年に向けてモト・グッツィブランドを展開します。
新型モーターサイクルは、2021年11月23日にミラノで開催される EICMA 国際モーターサイクルショーにて公式発表を予定しています。
ピアッジオグループジャパン株式会社(2021年9月21日発行)