【ドゥカティ】2020年度は車両1台あたりの売上高において過去最高を記録

掲載日: 2021年03月22日(月) 更新日: 2021年03月22日(月)
カテゴリー: トピックス  タグ: ,  
この記事は2021年3月22日当時の情報に基づいて制作されています。

【ドゥカティ】2020年度は車両1台あたりの売上高において過去最高を記録 メイン

ドゥカティは2020年度の業績を発表した。同社によると販売台数は4万8,042台(2019年:5万3,183台)と、前年比9.7%の減少に留まり、売上高は6億7,600万ユーロ、営業利益は2,400万ユーロ、営業利益率は4%を達成。

また、車両1台あたりの売上高は過去最高となる1万4,883ユーロ(2019年:1万3,500ユーロ)を記録。同社はこれについて、製品ラインナップをプレミアムな方向にシフトする戦略が反映されたものと分析している。

ドゥカティは、困難な年となった2020年に過去最高のキャッシュフローを生み出し、堅実で収益性の高い企業であることを証明

・販売台数4万8,042台、売上高6億7,600万ユーロ、営業利益2,400万ユーロ、営業利益率4%
・製品ラインナップをよりプレミアムな方向にシフトする戦略により、2020年のモーターサイクル1台あたりの売上高が増加
・ドゥカティ・モーター・ホールディング社 CEO クラウディオ・ドメニカーリ:「困難な年となった2020年にも、ドゥカティは大幅なプラスのキャッシュフローとともに収益性を維持。キャッシュフローは過去最高記録」
・ドゥカティ・モーター・ホールディング CFO オリバー・シュタイン:「財務の安定性は、技術開発、製品とプロセスの革新、ドゥカティコルセの活動をサポートするために非常に重要」

2021年3月18日 ボルゴパニガーレ(イタリア、ボローニャ)

ドゥカティは、過去数年間にわたって示してきた堅実な業績を強化して、2020年を締めくくりました。複雑な世界情勢とシーズンのピーク時に7週間の生産停止を余儀なくされたにもかかわらず、ドゥカティは4万8,042台(2019年:5万3,183台)のモーターサイクルを世界中のお客様に納車しました。2019年と比較した販売台数の差は、わずか9.7%の減少に留まりました。

2020年の売上高は6億7,600万ユーロ(2019年:7億1,600万ユーロ)で、営業利益は2,400万ユーロ(2019年/5,200万ユーロ)、営業利益率は4%でした。中国(+26%)、ドイツ(+6.7%)、スイス(+11.1%)では、2019年と比較して販売台数が増加しました。イタリアはドゥカティ最大の市場であり、米国がそれに続きます。

モーターサイクル1台あたりの売上高は1万4,883ユーロ(2019年/1万3,500ユーロ)に増加し、ドゥカティの歴史において過去最高の金額となりました。この数値には、製品ラインナップを市場における最高かつプレミアムな製品へとシフトする戦略が反映されています。

【ドゥカティ】2020年度は車両1台あたりの売上高において過去最高を記録 記事1

ドゥカティ・モーター・ホールディング社最高経営責任者(CEO)のクラウディオ・ドメニカーリは、次のように述べています。「2020年は確かに困難な年となりましたが、年間を通しての財務実績には満足しています。厳格な規律のおかげで、固定費を削減し、営業利益の低下を抑えることができました。同時に、在庫の大幅な削減がキャッシュフローにプラスの効果をもたらしました。キャッシュフローは、過去最高の数値を記録しています。新製品への投資は完全に手つかずの状態になっており、これは将来のドゥカティの前向きな発展への道を切り開くものです。ドゥカティの全従業員に心から感謝したいと思います。彼らは毎日、情熱的で献身的な働きで、この非常に複雑で厳しい年においても、会社の成功に貢献してくれました」

【ドゥカティ】2020年度は車両1台あたりの売上高において過去最高を記録 記事2

ドゥカティ・モーター・ホールディング社最高財務責任者(CFO)のオリバー・シュタインは、次のようにコメントを追加しています。「財務の安定性は、ドゥカティコルセ部門の活動とともに、技術開発、製品、プロセスの革新プログラムをサポートするために非常に重要です。私たちの強固な財務基盤により、これらの困難な時代においても、これらの重要な柱を維持することができました。複雑な状況となった2020年に、ドゥカティを正しく導くことができたことを嬉しく思います。私たちは、当初の予想よりも明らかに早く市場が回復するという明るい見通しの下で、2021年の業務を開始しました」

ドゥカティ従業員の継続的なサポートによって達成された業績により、ドゥカティは、エネルギーと情熱を持って、新たな年に立ち向かう準備を整えています。

ドゥカティは、2020年に、イタリアのモーターサイクル・メーカーで、もっとも魅力的な雇用主の1社であることが確認され、7年連続で「Top Employer Italy」認証を取得しました。1,800人の従業員を擁するドゥカティは、2020年にパンデミックによって課せられた勤務体制の変化に、迅速に対応することができました。すでに3月の初めから、社内にタスクフォースが設立され、部門間のスキルを結集して、勤務体制、互いの気配り、継続的かつ透明なコミュニケーションの方法を確立しました。また、非常に柔軟な労働時間の導入や、会社の福祉プラットフォームを通じた子供や高齢者の在宅ケアサービスの検索を支援するなど、従業員とその家族をサポートするためのいくつかのイニシアチブが実施されました。

ドゥカティは、世界90ヶ国に738のディーラー・ネットワークを展開しています。ドゥカティス クランブラー・デザート・スレッド・ファストハウスや、ドゥカティのすべてのエッセンスを可能な限り軽量、コンパクト、そして本質的な形で表現したモーターサイクルである新型モンスターを含む、新しい製品ラインナップのデリバリーは2021年よりスタートしています。新型ムルティストラーダ V4、スーパースポーツ950、ドゥカティ スクランブラー・ナイトシフトは、ドゥカティ・ディーラーで既に販売を開始(※)しました。

MotoGP 世界選手権では、2020年にコンストラクターズ・タイトルを獲得し、今年もまた MotoGP に参戦します。さらに、5月に開幕するスーパーバイク世界選手権(SBK)にも参戦します。

(※)ヨーロッパ地域での販売状況

リリース

ドゥカティジャパン株式会社(2021年3月18日発行)

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

このページの一番上へ

サイトのトップページへ

このページの一番下へ