【ホンダ】強いホンダを証明! ダカールラリー2021でケビン・ベナビデス選手が初の総合優勝を獲得

掲載日: 2021年01月18日(月) 更新日: 2021年01月18日(月)
この記事は2021年1月18日当時の情報に基づいて制作されています。

ケビン・ベナビデス選手がダカールラリー2021で初の総合優勝 メイン

2021年1月15日(金)に最終ステージを終了した「ダカールラリー2021」の二輪車部門において、モンスター・エナジー・ホンダ・チームのケビン・ベナビデス選手が初の総合優勝を獲得。昨年の覇者であるリッキー・ブラベック選手は2位入賞となった。ホンダがダカールラリーでワンツーフィニッシュを飾るのは1987年以来。また、二輪車部門での総合優勝は2年連続となる。

ケビン・ベナビデス選手がダカールラリー2021で初の総合優勝 Hondaは2年連続で二輪車部門の総合優勝

サウジアラビアを舞台に開催されているダカールラリー2021が、1月15日(金)に最終の第12ステージを終了し、ワークスマシン「CRF450 RALLY」に乗る、Monster Energy Honda Team(モンスター・エナジー・ホンダ・チーム)のケビン・ベナビデス(Kevin Benavides)選手が、二輪車部門の総合優勝を獲得しました。また総合2位には昨年優勝のリッキー・ブラベック(Ricky Brabec)選手が入り、Hondaはダカールラリー2021で、1987年以来の1-2フィニッシュを飾るとともに、2年連続のダカールラリーの二輪車部門における総合優勝となりました。

ベナビデス選手はアルゼンチン出身の32歳。2016年に Honda South America Rally Team(ホンダ・サウス・アメリカ・ラリー・チーム)からダカールラリーに初参戦し、総合4位を獲得。以降は、Monster Energy Honda Team から参戦(※)しています。今年のダカールラリーでは、第5ステージで総合優勝を獲得し、総合成績でも首位に立ちました。一旦は首位を明け渡したものの、第10ステージで再び首位に立つと、その後も安定した走りで首位を守り続け、自身初の総合優勝を飾りました。

1979年より開催されているダカールラリーは、昨年から開催地をサウジアラビアに移し、今年で43回目になります。「世界一過酷なモータースポーツ競技」と言われており、Honda は1981年のパリ・ダカールラリー第3回大会から参戦。1986年にNXR750で優勝するとその後1989年まで4連覇を果たしました。1990年からは参戦を休止した後、2013年、当時は南米で開催されていたダカールラリーに CRF450 RALLY で復帰。2020年に復帰後初の総合優勝を獲得しています。
(※)2017年は怪我のため欠場、2018年総合2位、2019年総合5位、2020年総合19位

ケビン・ベナビデス選手がダカールラリー2021で初の総合優勝 記事1

ケビン・ベナビデス選手(右)とリッキー・ブラベック選手(左)

ケビン・ベナビデス選手がダカールラリー2021で初の総合優勝記事2

ケビン・ベナビデス選手とCRF450 RALLY

Monster Energy Honda Team ケビン・ベナビデス

「今年のダカール最終ステージは、非常に厳しいものでした。3番手スタートだったので比較的楽だろうと予想していましたが、間違いでした。50キロ地点で先行のライダー達がコースに迷ったため、前方が開けました。ナビゲーションが非常に難しいステージでしたので、手堅く走ることに専念しました。とにかく全てを出し切った勝利で、夢が叶った気分です。とにかく嬉しいです。

ゴールラインを越える時は、いろいろなことを感じ、考えていました。かつてのチームメート故パウロ・ゴンサルヴェスとともにゴールラインを越えました。素晴らしい瞬間でした。この瞬間は、生きていることの喜びでいっぱいです。今年のこの難しい状況の中、素晴らしい仕事をしてくれたメカニックを始め、チームのみんなに感謝しています。また、自分の夢を叶えることを可能にしてくれた、素晴らしいマシンを準備してくれたHondaに感謝しています」

株式会社ホンダ・レーシング(HRC) 代表取締役社長 野村欣滋(のむら よししげ)

「ケビン・ベナビデス選手、優勝おめでとう。また、リッキー・ブラベック選手、過酷なラリーを完走し、優勝に相当する素晴らしい結果を、またリタイアしたものの、それまでラリーをリードする走りをみせてくれたホセ・イグナシオ・コルネホ選手、ジョアン・バレーダ選手、本当にありがとう。Monster Energy Honda Teamの全ライダーが素晴らしい結果を残せたのは、コロナ禍による厳しい環境の中で、すべてのチームスタッフ、すべての開発チームの皆さんが、知恵を絞り、厳しい環境を乗り越えてくれたお陰で、心から感謝をしています。

また、我々TEAM Hondaを支えていただいたスポンサーの皆さま、そして応援していただいたファンの皆さんと、この勝利の喜びを共有するとともに、お礼を申し上げます。最後になりましたが、このコロナ禍の中でレース開催に尽力して頂いた関係者の皆さま、ともにレースに参加したすべてのチームの皆さまに、敬意を表すると共に、感謝の気持ちを伝えたいと思います」

ケビン・ベナビデス選手のプロフィール

ケビン・ベナビデス選手がダカールラリー2021で初の総合優勝 記事3

シンボルマーク

■生年月日/1989年1月9日(32歳)
■出身地/アルゼンチン
■主な戦績
・2016年/ダカールラリー2016 総合4位(ステージ優勝1回)
・2018年/ダカールラリー2018 総合2位(ステージ優勝1回)
・2019年/ダカールラリー2019 総合5位
・2020年/ダカールラリー2020 総合19位(ステージ優勝1回)

ケビン・ベナビデス選手がダカールラリー2021で初の総合優勝 記事4

リリース

本田技研工業株式会社(2021年1月15日発行)

その他ホンダ製品に関する記事はこちら>>

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

このページの一番上へ

サイトのトップページへ

このページの一番下へ