ホンダが2021年の二輪モータースポーツ活動計画を2021年12月10日(木)に開催したオンラインイベントで発表した。ロードレースにおいては「FIMロードレース世界選手権」「FIM スーパーバイク世界選手権」にワークスチームを中心とした布陣を敷くほか「FIM 世界耐久選手権」には「F.C.C.TSR Honda France」が参戦。
オフロードレースでは「ダカールラリー2021」に、昨年度のチャンピオンであるリッキー・ブラベックを擁するワークスチーム「Monster Energy Honda Team」を投入するほか「FIM モトクロス世界選手権」「FIM トライアル世界選手権」「AMA スーパークロス世界選手権」についてもワークス体制で挑むこととなる。
~世界選手権および「ダカールラリー2021」参戦体制~
Honda は、12月10日(木)に開催したオンラインイベントにおいて、2021年の二輪モータースポーツ活動計画として、FIM(※1)が統括する世界選手権シリーズと「ダカールラリー2021」の参戦体制を発表しました。世界の主要レースに、株式会社ホンダ・レーシング(HRC)が運営するワークスチーム(※2)と、有力なサテライトチーム(※3)が参戦しタイトル獲得を目指します。
2020年は、サウジアラビアで初めて開催された「ダカールラリー2020」で、リッキー・ブラベックが初優勝し、Honda に31年ぶりのダカールラリー優勝をもたらしました。また1959年から参戦している「FIM ロードレース世界選手権」では、第12戦の Moto3クラスで、ハウメ・マシアが優勝し、1961年のグランプリ初優勝からの通算勝利数を800としました。あわせて、「FIM モトクロス世界選手権」、「FIM トライアル世界選手権」の最高峰クラスでは、ティム・ガイザーが2年連続3回目、トニー・ボウが14年連続14回目のチャンピオンを獲得しました。
2021年も、ロードレース、モトクロス、トライアルの世界選手権 最高峰クラス制覇を目指し、HRC のワークスチームで参戦します。市販車をベースとしたロードレースの最高峰である「FIMスーパーバイク世界選手権」や、連覇を目指す「ダカールラリー2021」にも、これまで同様HRCワークスチームで参戦します。また、「FIM世界耐久選手権」には、2020年 MFJ(※4)全日本ロードレース選手権(JRR)ST1000クラス初代チャンピオン高橋裕紀(たかはしゆうき)が加入した「F.C.C.TSR Honda France」が参戦します。「AMA(※5)スーパークロス世界選手権」450SX クラスには、アメリカン・ホンダ・モーターのワークスチーム「Team Honda HRC」が引き続き参戦します。
Hondaにとってレース活動は原動力であり、さまざまなレースに参戦することで技術と人を磨き、そこで培われたレーシングスピリットや技術は、多くの製品に活かされています。Honda はこれからも、さまざまな製品、サービス、そしてレース活動を通じ、コーポレートスローガン「The Power of Dreams」のもと、お客様とともに、夢を実現してまいります。
(※1)FIMとは、Federation Internationale de Motocyclisme(国際モーターサイクリズム連盟)の略称
(※2)ワークスチームとは、マシンを製造しているメーカーが運営しているチーム
(※3)サテライトチームとは、マシンを製造しているメーカーから、マシンや技術面での供与を受けて参戦しているチーム
(※4)MFJとは、Motorcycle Federation of Japan(一般財団法人 日本モーターサイクルスポーツ協会)の略称
(※5)AMAとは、American Motorcyclist Association(アメリカモーターサイクル協会)の略
【FIMロードレース世界選手権/MotoGP】
■MotoGPクラス
■Moto2クラス
■Moto3クラス
【FIMスーパーバイク世界選手権/SBK】
【FIM世界耐久選手権/EWC】
【FIMモトクロス世界選手権/MXGP】
【AMAスーパークロス世界選手権/450SX】
【FIMトライアル世界選手権シリーズ/TrialGP】
【ダカールラリー2021】
本田技研工業株式会社(2020年12月10日発行)