HRC(株式会社ホンダ・レーシング)はマルク・マルケス選手との4年間の契約更新に合意したことを発表した。
2019シーズンは通算6回目のMotoGPクラスチャンピオンを獲得し、今シーズンは弟のアレックス・マルケス選手がチームメイトとなり兄弟でMotoGPに参戦するなど、話題の尽きないマルク・マルケス選手に2020シーズンも注目だ。
株式会社ホンダ・レーシング(HRC)は、FIM(※1)ロードレース世界選手権(MotoGP)の最高峰MotoGPクラスに、ワークスチーム(※2)「レプソル・ホンダ・チーム(Repsol Honda Team)」から参戦しているマルク・マルケス選手(27歳、スペイン出身)と、2021 年からの4年間の契約更新に合意したことを発表しました。
マルケスは、2013年にHondaワークスチームのレプソル・ホンダ・チームからMotoGPクラスにRC213V で参戦し、史上最年少でチャンピオンになりました。翌2014年には開幕10連勝を含む、年間13勝を挙げ2年連続でチャンピオンを獲得。2015年はタイトルを逃したものの、2016年から4年連続でチャンピオンとなっています。なお、マルケスのMotoGPクラス通算成績※3 は、ポールポジション獲得62回(史上1位)、通算56勝(史上3位)としています。
※1:FIMとはFederation Internationale de Motocyclisme(国際モーターサイクリズム連盟)の略称
※2:ワークスチームとは、マシンを製造しているメーカーが運営しているチーム。Honda ではHRCが運営するチーム
※3:2019年第19戦バレンシアGP終了時点
マルク・マルケス
「HRC との契約の4年間更新について発表できたことを誇りに思います。2013年にHondaは、最高峰クラスをワークスマシンで闘うチャンスを与えてくれました。MotoGPクラスデビュー以来、Hondaとともに数々の勝利を得ました。今後もHondaファミリーの一員でい続けられることを光栄に思います。HRCの強力なサポートのおかげで、このパートナーシップを更新し、共通のゴールを追い続け、成功のストーリーを作り続ける自信があります」
株式会社ホンダ・レーシング 代表取締役社長 野村欣滋
「マルク・マルケス選手を、来年から4シーズンにわたり、引き続きワークスチームの一員として迎えられることを大変うれしく思っています。数カ月前からマルケス選手と話し合い、共に勝ち続ける意思を再確認いたしました。マルケス選手は2013年に最高峰クラスにデビューして以来、7年のうち6回チャンピオンに輝き、我々Hondaに数多くのタイトルをもたらしてくれました。唯一無二のチャンピオンですので、我々もそれに負けないよう応えていきます。このパートナーシップに自信を持っています。また今後とも関係者全員の成功を祈っています」
マルク・マルケス
マルク・マルケスのプロフィール
■生年月日/1993年2月17日
■出身地/スペイン
■戦績
2008年ロードレース世界選手権デビュー、ロードレース世界選手権125ccクラス13位
2009年ロードレース世界選手権125ccクラス8位
2010年ロードレース世界選手権125ccクラスチャンピオン
2011年ロードレース世界選手権Moto2クラス2位
2012年ロードレース世界選手権Moto2クラスチャンピオン
2013年ロードレース世界選手権MotoGPクラスチャンピオン
2014年ロードレース世界選手権MotoGPクラスチャンピオン
2015年ロードレース世界選手権MotoGPクラス3位
2016年ロードレース世界選手権MotoGPクラスチャンピオン
2017年ロードレース世界選手権MotoGPクラスチャンピオン
2018年ロードレース世界選手権MotoGPクラスチャンピオン
2019年ロードレース世界選手権MotoGPクラスチャンピオン
■MotoGPクラス
・チャンピオン獲得:6回(2013年、2014年、2016年、2017年、2018年、2019年)
・参戦数:127回
・表彰台登壇回数:95回(優勝56回、2位29回、3位10回)
・ポールポジション回数:62回
・最速ラップ獲得数:56回
■Moto2クラス
・チャンピオン獲得:1回(2012年)
・参戦数:32回
・表彰台登壇回数:25回(優勝16回、2位6回、3位3回)
・ポールポジション回数:14回
・最速ラップ獲得数:7回
■125ccクラス(現Moto3クラス)
・チャンピオン獲得:1回(2010年)
・参戦数:46回
・表彰台登壇回数:14回(優勝10回、3位4回)
・ポールポジション回数:14回
・最速ラップ獲得数:9回
Hondaお客様相談センター
TEL/0120-086819
リリース = 本田技研工業株式会社(2020年2月20日発行)