2019年は全13戦が世界各地で開催される、市販車最高峰レースのSBK(スーパーバイク世界選手権)。2019年6月7日(金)~6月9日(日)にかけてはスペインのヘレスサーキットで第6戦が開催され、6月8日(土)のレース1ではドゥカティのアルバロ・バウティスタが今季12勝目をあげ、チームメイトのチャズ・デイヴィスは7位を記録。翌日9日(日)のスーパーポールレース(2019年のSBKはレース1、スーパーポールレース、レース2の1大会3レース方式)でもバウティスタが優勝、デイヴィスは10位を記録した。
2019スーパーバイク世界選手権(SBK)第6戦のレース1が、6月8日にスペインのヘレス・サーキットで開催された。Aruba.it Racing – Ducatiチームのスペイン人ライダー、アルバロ・バウティスタは、圧倒的なパフォーマンスでシーズン12勝目を挙げた。
バウティスタは、予選でポールポジションを獲得したジョナサン・レイ(カワサキ)とともに1列目からスタート。スペインのタラベラ・デ・ラ・レイナ出身のこの34歳のライダーは、オープニングラップでトップに立つと、レースの主導権を握り、このレースで2位となったマイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)に7秒の大差をつけてチェッカーを受けた。バウティスタは、これまでヘレス・サーキットで13回開催されてきたスーパーバイク世界選手権で、初めて優勝したスペイン人ライダーとなった。
チームメイトのチャズ・デイビスは、トップグループで戦うことができなかった。11番グリッドからスタートした32歳のイギリス人ライダーは、レース全体を通してマシンの戦闘力不足に苦しみ、7位でフィニッシュした。
「素晴らしい勝利を収めることができて本当に嬉しい。午前中のセッションでパニガーレV4 Rにわずかな変更を加えたことで、マシンのフィーリングが良くなった。スーパーポールでは、非常に速いタイムを記録して、目標としていたフロントローを確保することができた。気温が非常に高いコンディションだったので、エネルギーをかなり消耗した。レースに関しては、できる限りタイヤを温存して走ることを心がけた。オープニングラップでトップに立って、自分のペースで走ることができたので、そのままレースをコントロールしてチェッカーフラッグを受けた。イモラでは勝てなかったが、応援に駆け付けてくれた家族、友ァンの前で再び優勝することができて嬉しい。ヘレスで開催されたSBKレースで初めて優勝したスペイン人ライダーになることができて誇りに思っている。この勝利を、数日前に亡くなった祖父に捧げたい。このレースで祖父のために勝つことが、大きなモチベーションとなった」
「今日は厳しいレースとなった。スタートもあまり良くなかったし、レース序盤のマシンのフィーリングもしっくりこなかったので、リズムに乗ることができなかった。レース中盤には、5位争いをしているグループの後ろにつくことができたが、彼らを捉えることはできなかった。残念な結果となり、語るべきことはあまり多くないが、今日は複雑なレースで、完走することが精いっぱいだった。良い面に目を向ければ、このようなコンディションの中でも20ラップを走行して、数多くの情報を集めることができたことだ。このデータをエンジニアとともに検証して、明日のレースに活かせるようにしたい」
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リリース=ドゥカティジャパン株式会社(2019年6月9日発行)