2019年1月24日(木)、ダンロップはバイク用ネオクラシックラジアルタイヤ
「TT100GP Radial(ティーティーヒャクジーピー ラジアル)」と、ハイパースポーツラジアルタイヤ「SPORTMAX Q4(スポーツマックス キューフォー)」に関して新商品発表会を行った。今年は住友ゴム110周年を迎える節目の年となり、二輪事業にもさらに注力していく中での新製品発表となった。
往年の名車をデザインモチーフにして最新技術を盛り込んだネオクラシック車両にマッチするタイヤとして、ダンロップの名作タイヤTT100GPに最新技術を搭載したラジアルタイヤ「TT100GP Radial」が開発。ラインナップはフロント1サイズ、リア2サイズとなっている。
また、アメリカで開発され、サーキットでのフリー走行やワインディング走行を楽しめるハイパースポーツラジアルタイヤ「SPORTMAX Q4」はフロント1サイズ、リア5サイズが用意されており、「TT100GP Radial」と共にオープン価格で3月1日(金)に販売開始する。
会場に展示されていたのは「TT100GP Radial」が装着されたZ900RSと、「SPORTMAX Q4」を装着したS 1000 RR。
Sumitomo Rubber USA,LLCのJhon Robinson氏。「SPORTMAX Q4」のタイヤデザインエンジニア兼プロダクトマネージャーで、自身もサーキットを走るのが好きなライダーとのこと。発表会では車両に跨り記念撮影に応じてくれた。
住友ゴム工業(株)は、モーターサイクル用ネオクラシックラジアルタイヤDUNLOP「TT100GP Radial」を2019年3月1日から順次発売します。発売サイズはフロント1サイズ、リア2サイズで、価格はオープン価格です。
DUNLOP「TT100GP Radial」は近年のネオクラシックブームに対応するタイヤとして、DUNLOPの誇る名パターン「TT100GP」をラジアル構造でリメイクした新しいコンセプトのタイヤです。
「TT100GP」の持つネオクラシック車両にマッチする高いデザイン性と、最新ラジアルタイヤの走行性能を両立しており、街乗りからツーリング、ワインディングまで幅広く対応します。3月1日より発売するネオクラシック車両のメインサイズ2サイズに加え、5月よりフロントバイアス/リアラジアル車両向けにリア1サイズと、従来品「TT100GP」(バイアス構造)でフロント1サイズを追加します。
TT100GP/(左から)フロント、リア
■主な特長と代表的な採用技術
(1)クラシックパターンの再現
DUNLOPが持つ最新シミュレーション技術を駆使し、「TT100GP」の特徴的な連続波状溝をモディファイし、ラジアル構造用に最適な剛性分布を実現しました。また、溝の一部を極薄サイプ化することでイメージを継承しつつ、ネオクラシックらしい外観になっています。
「TT100GP」のアイデンティティとも言える無数の山形サイプも、サイプ角度や溝底形状を最適化し、デザイン性と耐摩耗性を両立させました。
(2)最新のネオクラシック車両に合わせた構造と配合
フロントには応答性が高い2カットベルト構造を採用し、リアには安定性が高いジョイントレス・ベルト(JLB)構造を採用することで、ネオクラシック車両にマッチする、癖がなく扱いやすい特性を実現しました。コンパウンドに採用した最新シリカ配合により、ウエット及び低温時でも高いグリップ力を発揮します。
また、シリカと高い結合力を持つポリマーも合わせて配合することで高い耐摩耗性能も確保しました。
また、DUNLOPの米国拠点で開発されたモーターサイクル用タイヤとして、初めて日本に導入されるハイパースポーツラジアルタイヤ「SPORTMAX Q4」の詳細については、以下のニュースページに掲載しているので、そちらもチェックしてほしい。
ダンロップからハイパースポーツラジアルタイヤ「SPORTMAX Q4」新発売
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