2018年11月6日からイタリア・ミラノで開幕したEICMA2018(ミラノショー)。ここではカワサキブースの模様をお届けする。スポーツネイキッドのZ400やツアラーモデルのヴェルシス1000など完全新型モデルの登場に沸いた、カワサキブースは終日多くの来場者で賑わっていた。
【Z400】
ニンジャ400のカウルレスモデルとして登場したZ400。シャープなデザインはまさしく現代のストリートファイターだ。
スポーティな走行も楽しめるニンジャ400のエンジン。現車はアクラポヴィッチのフルエキゾーストを装着したオプション装着車。
メーターは小型でかなりシンプル。MAX1万5000rpm、レッドゾーンは1万2000rpmからというタコメーター表示がやる気にさせる。
【Z125】
昨年のミラノショーで2018年の登場が予告されていたZ125も展示。
【ニンジャ125】
Z125と同時に発表されたニンジャ125。カラーリングの違いでずいぶん印象は変わる。欧州でもライダーの高齢化が進んでいる昨今、若者向けのこうしたエントリーモデルに力を入れるのはどのメーカーも同じだ。
【ヴェルシス1000】
完全新型となったヴェルシス1000。こちらは、フォグランプやアクラポヴィッチのマフラーなどを装着したオプション装着車だ。
ニンジャH2 SX SE同様にコーナーリングランプを装備する。今後、カワサキのツアラーモデルには必須になっていくかもしれない。
メーターやスイッチ周りのデザイン、機能を見ると、昨年ミラノショーで登場したニンジャH2シリーズ同様のユーザーインターフェースを採用しているように思われる。メーターの速度表示を見るに、このマシンの高速ツアラーとしてのポテンシャルは相当なものだ!
パニアケースは大型で長旅にも対応できそうな容量。
【ZX-6R】
排気量636ccとなって生まれ変わったZX-6R。現行ニンジャ650、400、250シリーズを共通イメージのフロントマスクだ。
【Z900RSカフェ/Z900RS】
2018年のミラノショーでお披露目されたZ900RSカフェもニューカラーを展示。
Z900RSのマット系ニューカラーは、ストリートカスタム風。かつてのZを知らない世代にもとっつきやすいグラフィックかもしれない。
ブースの一画には歴代のZ1がずらりと並んだヒストリーコーナーが。先代へのリスペクトも忘れないカワサキらしい展示と言える。
最後に変わり種を1台ご紹介。スペインのカスタムビルダー、Japan Legendsが製作したこのマシンは、Z900をベースにZXR750風に仕立て上げている。
カワサキブースの詳細については、後日あらためてレポートでお届けする。
Text&Photo/RyoTsuchiyama