【SBK】第8戦ラグナセカでカワサキのJ・レイがダブルウィン達成

掲載日: 2018年06月25日(月) 更新日: 2018年06月25日(月)
この記事は2018年6月25日当時の情報に基づいて制作されています。

2018年6月24日、アメリカのラグナセカで行われたSBK(世界スーパーバイク選手権)第8戦のレース2でKawasaki Racing Team WorldSBKのジョナサン・レイ(Jonathan Rea/ZX-10RR)がレース1に引き続き優勝を収め、USラウンドをダブルウィンで飾った。2位はDucati Aruba.it Racingのチャズ・デイビス(Chaz Davies/Panigale R)が、3位にはMilwaukee Apriliaのユージン・ラバティ(Eugene Laverrty/RSV4 RF)が入った。


<写真>レース序盤でコークスクリューに入るレイ(#1)。Photo/SBK.com

 

レース2のホールショットを奪ったのはレース1で4位だったアプリリアのラバティ。リバースグリッドシステムでポールポジションスタートの利を生かしたラバティは、ドゥカティのマルコ・メランドリ(Malco melandri/Panigale R)やPATAヤマハのマイケル・ファンデルマーク(Michael Van Der Mark)らを押さえてトップで2周目に入る。レース1の勝者レイはリバースグリッドにより9番グリッドからのスタートだったが、2周目のセクター中盤には4位へとジャンプアップして先行するラバティ、ファンデルマーク、メランドリの追撃に入裏、最終コーナーでメランドリをパス。ファンデルマークの背後に迫ると翌周の最終コーナーでファンデルマークを抜き去ってついにラバティを視界に捉える。


<写真>レース1でも勝敗を左右するオーバーテイクが見られたコークスクリューは観客たちにとっても人気の観戦スポット。Photo/SBK.com


<写真>ポールスタートでレース序盤を完全にリードしたラバティ(#50)。Photo/SBK.com

このところ表彰台こそ逃していたものの、調子の良いラバティはレイが2位に上がった段階では2秒近い差をつけていたが、レイはファステストを連発し毎周確実にその差を縮めていく。そして残り18周でついにラバティを抜き去り、レース2で初めてトップに立った。その後方ではラバティとデイビスが激しい2位争いを繰り広げていたが、残り9周でデイビスはラバティをパスしてようやく2位まで順位を上げる。

<写真>ラバティ(#50)を抜いてレイの追撃に入るデイビス(#7)。ラバティの後方にはヤマハのロウズとファンデルマークが迫っていた。Photo/SBK.com

 

しかしこの日のデイビスにレイを追撃できるほどの速さはなく、結局レイがトップをキープしたままチェッカーを受け、今季8勝目を飾った。デイビスは2位フィニッシュ。ラバティは3位フィニッシュで今季初表彰台を獲得した。


<写真>終盤まで激しい4位争いを演じたPATAヤマハのロウズ(#22)とファンデルマーク(#60)。残り3周でロウズが前に出て4位でフィニッシュした。Photo/SBK.com


<写真>左からデイビス、レイ、ラバティ。第8戦レース2終了時点でのランキングトップはレイ(320pt)。2位はデイビス(245pt)、3位はファンデルマーク(215pt)と続く。Photo/SBK.com


<写真>ラグナセカのダブルウィンを飾ったレイ。そろそろ年間チャンピオン獲得も見えてきたと言っても良いかもしれない。Photo/SBK.com

 

次戦SBK第9戦は、7月6日にイタリア・ミサノで開幕する。そして7月末にはいよいよ鈴鹿8耐が開催される。カワサキのレイ、ヤマハのロウズ&ファンデルマークの活躍にも期待がかかるところだ。

情報元=SBK.com
Text/RyoTsuchiyama

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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