写真/バイクブロス・マガジンズ編集部
2015年の白いボードに覆われていたブースレイアウトから一転、2016年は黒を基調に開放的なブース展開となったMVアグスタ。注目は昨年EICMAで発表され、いまや日本国内でも注目を集めるハイパフォーマンス・ネイキッド「BRUTALE800」と、その車両をベースに、F1ドライバーのルイス・ハミルトンが自らディテール部分を仕上げたという「BRUTALE 800 DRAGSTER RR LH44」だろう。
このほか、MVアグスタとAMGのコラボモデルである「F3 800 Solar Beam」やレーシングキットを纏った「F4 RC」「F800 RC」、ツーリングモデルとなる「TURISMO VELOCE 800/LUSSO」「STRADALE 800 TOURING EDITION」などなど、力強さと美しさを併せ持つマシンたちが、漆黒の空間に鮮やかに点在する姿は必見だ。
今年のブースカラーである黒の舞台がマシンたちを美しく演出する。
BRUTALE 800 DRAGSTER RR LH44。「44」はL・ハミルトンのカーナンバーに由来する。
アルミ合金のプロテクター類は、特別なレッドアルマイト仕上げとなる。
カウルのサインは直筆の上にクリアを吹いたものだ。
クロヒョウマークはヘルメットに由来している。
展示モデルは国内仕様のカーボン製1本出しマフラーを装着していた。
F3 800 Solar Beam。MVアグスタとAMGが資本提携を結んだことから生まれた夢のマシンだ。
展示車は参考出品モデルだが、発売を期待する声の高まりに応え発売が決定されたという。
F3 800 RC。スポンサーロゴまで忠実に再現されたモデルで、800は250台限定となる。
なおレースレギュレーション対応のF3 675は100台限定だ。
F4 RC。スーパーバイク世界選手権に向けたホモロゲーションモデル。
レーシングキットを付属しているほか新設計シリンダーヘッドなどがF4 RRとの違いとなる。
この機能美こそが、美しさを忘れないMVアグスタの真骨頂だ。
212馬力を発生するエンジンエキゾーストまでもデザインするのが「MVアグスタ」なのだ。
BRUTALE 800。ユーロ4適合の新型3気筒エンジンを搭載した注目のネイキッドマシン。
メーター周りはシンプルな仕上がり。ワイドなタンクが目を引く。
リアシルエットには、もはや「MVアグスタらしさ」しか存在しない。
ユーロ4対応のため日本仕様も3本サイレンサーを楽しむことができる。
美しさを損なわない純正スペシャルパーツも豊富だ。
TURISMO VELOCE 800/LUSSO。MVアグスタ初のアドベンチャーツアラーだ。
「LUSSO」は車速等の情報をフィードバックする電子制御サスペンションを搭載する。
STRADALE 800。ツーリングからスポーツ走行までをこなすべく生まれたマシン。
サイドパニアケースにはテールライトが組み込まれている