リリース = 本田技研工業株式会社
ホンダは、タイの現地法人であるタイホンダマニュファクチュアリングカンパニー・リミテッドにて二輪車の生産台数が5,000万台に達したことを発表した。タイホンダは1965年に設立、2009年からはスクーターのPCXの生産を開始し、2010年にはロードスポーツのCBR250Rを、2014年からはCBR650の生産を行っている。
タイで二輪車・汎用製品の累計生産台数5,000万台を達成
Hondaのタイにおける二輪車・汎用製品生産会社であるタイホンダマニュファクチュアリングカンパニー・リミテッド(以下、タイホンダ)は、二輪車と汎用製品を合わせた累計生産台数が5,000万台に達したことを記念し、本日、記念式典を開催しました。記念式典には、タイのアチャカ・シーブンルアン工業省事務次官を来賓としてお招きし、Hondaからはアジア・大洋州本部長の安部 典明、アジア・太平洋生産統括責任者の松本 宣之らが出席しました。
Hondaアジア・大洋州本部長 安部 典明のコメント
「タイ王国および世界中のお客様に感謝します。Hondaがタイで事業を開始してからこれまでの50年間で、お客様のご支援と信頼により、タイホンダは、先進的で環境に優しい二輪車および汎用製品を生産する世界有数の拠点へと成長を遂げ、現在では世界80ヵ国以上のお客様に製品をお届けしています。タイホンダは、今後もお客様に、最大限ご満足いただける製品を、より早く低炭素でお届けすべく、生産を続けてまいります」
Hondaは、2013年にグローバルで、約1,700万台の二輪車と約600万台の汎用製品を生産しました。タイホンダは、このうち二輪車で約10%、汎用製品で約40%にあたる生産台数となっており、Hondaを代表するグローバルでの二輪車および汎用製品の生産拠点となっています。
Hondaのタイにおける初の生産拠点として、タイホンダは1965年に設立され、2010年には250ccエンジンを搭載した中型モデルの生産を、2012年にはグローバルモデルの生産に特化したラインを新設し、生産を始めました。さらに、2014年より、CBR650シリーズなど、大型モデルの生産も開始しました。タイホンダは現在、さまざまな二輪車製品をASEAN諸国、日本、欧州、北米、オーストラリア等へ輸出しています。
また、タイホンダは、1987年に汎用製品の生産を開始し、汎用エンジン、水ポンプ、刈払機など、幅広い汎用製品を世界各国のお客様にお届けしています。2012年には、汎用工場を新たに建設し、開発機能と生産機能を統合することで、より効果的・効率的な事業運営を実現しています。2014年8月末には、新型の背負式動力噴霧機WJR4025TおよびWJR2525Tの生産と、世界各国への輸出を開始し、現在までに約5,800台がASEAN諸国、インド、メキシコほか、ラテンアメリカ各国へ届けられています。
タイホンダは、お客様のサポートと信頼に応え、社会から存在を期待される企業でありつづけるべく、今後も世界中のお客様の満足のために最高品質の製品を提供し続けます。
【タイホンダマニュファクチュアリングカンパニー・リミテッド(Thai Honda Manufacturing Co., Ltd.) 概要】
所在地/タイ王国 バンコク
代表/社長 江口 俊一(えぐち しゅんいち)
資本金/1億5,000万バーツ
出資比率/Hondaグループ 83%等
事業内容/二輪車、汎用製品および部品の製造
生産開始/二輪車:1967年5月、汎用製品:1987年2月
生産能力/二輪完成車:170万台/年、汎用完成機:300万台/年
従業員数/約8,450名
生産モデル/二輪車:PCX、CBR250、CBR300、CBR500、CBR650、MSX、Wave(110、125)、Scoopy i、Click125ほか
汎用製品/GXエンジンシリーズ、刈払機、背負式噴霧機、水ポンプ