【ヤマハ】 磐田本社工場にエンジン・完成車の一貫組立ラインを構築

掲載日: 2011年09月14日(水) 更新日: 2013年12月11日(水)
この記事は2011年9月14日当時の情報に基づいて制作されています。

リリース = ヤマハ発動機株式会社


完成したエンジン(右)を車体フレームに組み付ける作業員
以下リリースより

ヤマハ発動機株式会社は、これまで磐田南工場(静岡県磐田市天竜800)で行っていた二輪車、スノーモビルのエンジン組立を8月末までに磐田本社工場(静岡県磐田市新貝2500)に完全移管しました。

この移管により、磐田南工場のエンジン組立ライン12本、磐田本社工場の完成車組立ライン9本の合計21ラインが、エンジン・完成車一貫組立ライン4本と少量生産ライン2本の合計6ラインへと大幅に圧縮されるとともに、二輪車、スノーモビルの組立が、磐田本社工場で一貫して行えるようになりました。

当社は、2012年を最終年とする中期3ヶ年経営計画の中で、国内生産体制の再編成、経営基盤変革を推し進め、収益体質の確立を目指しています。主に日本・欧米など先進国向け製品の生産を行っている国内でのモノ創りにおいては、従来の「規模依存型」から脱却して「損益分岐点型」の事業経営を目指し、二輪車20万台、船外機23万台、ATV/SSV(サイド・バイ・サイド・ビークル)10万台で採算の取れる事業体質改革を進めています。

当社は従来、二輪車、船外機など製品事業ごとに、部品製造、エンジン組立、完成車組立といった生産機能別に“分散”した工場を抱え、個別工場ごとの生産性を追求してきました。しかしながら、「損益分岐点型」の経営を目指すうえで、従来の分散型の生産体制では総合的に生産性を向上させていくには限界がありました。今回の国内生産体制の再編成では、「部品製造集約」「組立一貫化」「製造マネジメント統合」を進め、“集約・統合”された工場レイアウトへと抜本的な構造改革を実施し、生産ライン稼働率、物流効率、管理効率の向上、製造技術力の強化を目指しています。

具体的には、従来の12工場25ユニット体制を7工場14ユニット体制に集約・統合することを進めており、今回の磐田南工場のエンジン組立移管を含め、この8月までに10工場18ユニットまで再編が進んだことになります。

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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