バイクブロス×マガジンズ編集部 =文
9月11日~12日の2日間に渡って、茨城県ひたちなか市の自動車安全運転センターで第42回全国白バイ安全運転競技大会が開催された。
そして今大会で優勝したのは団体第一部が警視庁チーム、団体第二部が島根県警察チーム。特に団体第一部優勝の警視庁チームは過去幾多の優勝や連覇を経験している強豪。昨年は当サイトの「公道スペシャリスト“白バイ流” 究極の安全運転テクニック」でもおなじみの千葉県警察チームに王座を奪われたが、今年はその奪還に成功。閉会式ではチーム全員が喜びを分かちあっていた。
今回は編集部でも2日間に渡る取材を行ったが、その中で最も感銘を受けたのが白バイ隊員たちの正確無比な運転技術だ。フル加速とフルブレーキングを繰り返しながら、ギリギリの幅に設置されたパイロンの間をミスなく通過していく白バイ隊員たち。また、女性白バイ隊員たちの柔軟な運転も素晴らしかった。体重が軽い分、その身のこなしは柔らかだがダイナミック。これで傾斜走行操縦競技の長いコースを走り終えても男性隊員と2秒ほどしかタイムが違わないというのだから恐れ入る。バイクの操縦に大切なのは体力や腕力ではないということがよくわかる。
全国白バイ安全運転競技大会は茨城県ひたちなか市の自動車安全運転センターで毎年開催されており、入場は無料。ライダーは会場に足を運ぶことで得られるものも多いはずだ。運転技術の向上を目指す方には強く見学をお勧めしたいイベントだ。 >>関連ブログ記事