取材・写真・文:田中善介 = バージンBMW編集部
本日より開催された東京モーターサイクルショーにおいて、BMW Motorrad ブースではエンデューロモデルを全面に押し出した前回の演出とはうってかわり、ツーリングの対極にあるレーシング・モデルを最前列に展示し、スポーティなブランドイメージを打ち出している。
2009 SBK 参戦モデルとしてすでに話題を呼んでいる S 1000 RR が最上段に展示され、つづいて 2008 もて耐優勝マシンの HP2 Sport、それにJNCC全日本選手権で今月優勝を飾ったばかりの G 450 X が来場者を出迎えている。
BMW Motorradブースの見どころ
また、ボクサーエンジンのポテンシャルを極限まで高めた HP(High Performance)シリーズの HP2 Sport と HP2 Megamoto も最前列中央に置かれ、一際目立つ存在となっている。
すでに販売から2年が経とうとしている HP2 Megamoto に関しては、パイクス・ピーク(米国コロラド州)参戦モデルのカラーリングをまとっての参考出展。ユーザーの反応次第では国内限定で販売される可能性も。
最新モデルの K 1300 シリーズも注目を集めており、なかでもストリートでもっともアグレッシブなイメージを持つ K 1300 R は、スタンダード以外にも HP パーツをフル装備した車輌を展示。
意外と知られていないオプションパーツとして、 F 800 GS 用エンデューロシートも、実際にまたがって感触を確かめられるようになっている。
最新の純正ライダーイクイップメント(ウェア、ヘルメット)も展示。
展示されている現行モデルは、実際にまたがってライディング・ポジションを確認できるようになっており、足つき性や車体のボリュームに関心のある来場者でつねににぎわっていた。ツーリング・モデルのイメージが強いメーカーではあるが、スタンダード状態でもすでに高いポテンシャルを備えている BMW Motorrad は、レースシーンへの積極的な参加によってそれを証明している。今後もさまざまな活躍を魅せてくれることだろう。