【カワサキ・東京モーターショー2019速報】カワサキの勢いが止まらない! 話題の「Z H2」のほか「Ninja ZX-25R」も登場

掲載日: 2019年10月24日(木) 更新日: 2019年10月24日(木)
この記事は2019年10月24日当時の情報に基づいて制作されています。

2019年10月24日から11月4日(月)に東京ビッグサイト(東京都江東区)にて開催される「第46回東京モーターショー2019」。一般公開前日の10月23日(水)に行われたプレスデーにて取材を行ったカワサキブースの展示内容をお届けする。

今年の話題は何と言ってもスーパーチャージドエンジンを搭載した「Z H2」だが、伏兵として突如現れた直列4気筒クォーター「Ninja ZX-25R」には正直驚かされた。

川崎重工のシンボルマークを形どったステージに展示される「Z H2」と「Ninja ZX-25R」。今年の主役はこの2台だと言わんばかりだ。

近年のZシリーズで採用されている「sugomi」デザインを継承する「Z H2」の外観。スーパーネイキッドのフラッグシップに相応しい威風堂々としたたたずまいだ。

最高出力200馬力、最大トルク14.0kgf.mというスペックを持つ並列4気筒のバランス型スーパーチャージドエンジンは、ストリートでの扱いやすさと強烈な加速だけでなく優れた燃費性能も併せ持つという。ハイテンションスチール製のトレリスフレームは新設計。フロントフォークには「SFF-BP(Separate Function Fork-Big Piston)」を装備する。ヘッドライトはZシリーズとしては珍しいフレームマウントとなっており、軽快なハンドリングを想像させる仕上がりだ。

250ccクラスの現行車両では恐らく唯一となる並列4気筒エンジンを搭載する「Ninja ZX-25R」。同クラスの車両の殆どが並列2気筒を選んでいる中、このエンジンの存在価値は大きいだろう。豪華な足回りやクイックシフターなどスポーツマインドを刺激してくれる装備にも注目だ。最高出力など諸元については未公表となっているが、4気筒ならではの突き抜けるようなサウンドに期待しているライダーは多いだろう。

こちらは2019年12月1日(日)に発売が決定している「W800」。既に販売されている「W800 STREET/CAFE」の兄弟車と比べ、モチーフになっている「W(650-W1/1966年)」に近いディティールが与えられている。

メタリックダークグリーンの車体には豪華なメッキパーツがちりばめられる。ハンドルとシートは専用設計で、リラックスできる快適なライディングポジションを実現しているという。性能に依存しないバイク本来の楽しさを求めるライダー、往年のバイクの雰囲気を気軽に楽しみたいライダーに勧めたい一台だ。

ブースには往年の名車「カワサキ500メグロK2」や「650-W1」も展示されていた。

こちらは10月15日(火)に発売された「KLX230」。誰もが気軽にオフロードを楽しめることをコンセプトに設計されたこのバイクは、豊かな低中速トルクを持つ232ccの空冷単気筒エンジンを軽量かつ低重心に設計されたペリメターフレームに搭載。これからオフロード走行を始めたいと思っているライダーからベテランまで楽しめそうなバイクに仕上がっている。

海外向けモデルとなる「Ninja 650」は最近のNinjaシリーズに共通するデザインのアッパーカウルが採用された。

スーパーチャージドエンジン搭載バイクの元祖といえば「Ninja H2 CARBON」。「全てを超える」をコンセプトとするこのバイクに搭載されるエンジンの最高出力は231馬力。この車両は国内仕様となっており、ETC2.0車載キットが標準装備される。

今年はロードレースでの活躍も目覚ましかったカワサキ。このコーナーには鈴鹿8時間耐久ロードレース優勝車両の「ZX-10RR」や、ジョナサン・レイ選手、レオン・ハスラム選手、トプラック・ラズガットリオグル選手のレーシングスーツなどを展示。現在のカワサキの勢いが伝わってくる内容だった。

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

このページの一番上へ

サイトのトップページへ

このページの一番下へ