取材・写真・文=バイクブロス・マガジンズ編集部
取材協力/本田技研工業
2018年7月22日(日)、本田技研工業はHondaウエルカムプラザ青山(東京都港区)にて『鈴鹿8耐タイトル奪還! ファンミーティング』を開催した。
会場にはホンダから「2017-2018 FIM世界耐久選手権シリーズ最終戦 ”コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第41回大会」に参戦する4チームの監督とライダーが集まり、来場者に向けて「ファン向け公開記者会見」を行うと共に、質問に答えたり、来場者にプレゼントが当たる抽選会や8耐プレPIT WALK@ウェルカムプラザ青山にて写真撮影やサインに応じた。
13時開始予定のイベントだったが12時半頃には既に会場に用意された椅子がほぼ埋まり、開始時間には立ち見で公開記者会見を見るファンの姿も多く見られるほどの大盛況。そんな最後まで多数のファンが楽しんだファンミーティングの様子をレポートしよう。
まず最初に行われたのは「ファン向け公開記者会見」。以下がホンダから参戦する4チームだ。記者会見順に紹介していこう。
昨年9年ぶりに鈴鹿8耐に参戦したMORIWAKI RACING。今年は#19 KYB MORIWAKI MOTUL RACINGとして参戦する。左から、森脇 緑チームマネージャー、高橋裕紀選手、清成龍―選手。残念ながらもう一名のダン・リンフット選手は欠席だった。鈴鹿8耐に対してのメッセージでは「昨年復帰し、今回が2年目の8耐。てっぺん目指してがんばります! よろしくお願い致します!!」と森脇 緑チームマネージャーは語った。
これまでに3度の鈴鹿8耐優勝経験を持つ、#634 MuSASHi RT HARC-PRO. Honda」。左から、本田重樹総監督、水野 涼選手、ランディ・ドゥ・プニエ選手。8耐で表彰台獲得経験のあるドミニク・エガーター選手は欠席。本田重樹総監督は「皆さん、暑いとは思いますが、ホンダチーム全員でがんばりますので、応援よろしくお願いいたします!」とコメント。
昨シーズンよりEWCにフル参戦し、2017-2018シーズンは、第2戦のル・マン24時間耐久レース、第4戦で優勝し、現在ランキング1位の#5 F.C.C. TSR Honda France。鈴鹿8耐はFIM世界耐久選手権シリーズ最終戦のため、日本の耐久チームとしては史上初めてとなる、年間チャンピオン獲得を目指す。左から、藤井正和総監督、ジョシュ・フック選手、フレディ・フォレイ選手。アラン・テシェ選手。藤井正和総監督は「鈴鹿で優勝して、世界チャンピオンになりましょう!! 本日はありがとうございました!」と熱い思いを語った。
2018年シーズンより10年ぶりにMFJ全日本ロードレース選手権・JSB1000クラスに参戦している、Hondaワークスチームの「Team HRC」は、Red Bullをパートナーに迎え、#33 Red Bull Honda with 日本郵便として参戦。マシンはCBR1000RR SP2をベースにしたワークスマシンCBR1000RRW。左から桒田哲宏HRC取締役 レース運営室室長、高橋 巧選手、中上貴晶選手、パトリック・ジェイコブセン選手。「我々が表彰台の頂点を取りたいと思いますので、どうぞ応援よろしくお願いします!」と桒田哲宏HRC取締役 レース運営室室長。
また、会場には各チームのマシンも展示され、来場者は熱心に撮影していた。#5 F.C.C. TSR Honda Franceのマシンは、泥や傷がついたままで展示。隣にはル・マン24時間耐久レースで優勝した時のトロフィーも一緒に飾られた。
各チームが来場者からの質問に答えてくれるQ&Aコーナー。「その質問には答えられない!!」と困った時用に用意されたノーコメントのボードは会場の笑いを誘い和やかな雰囲気に。
来場者には嬉しいお土産も用意。来場者全員に8耐で応援する時に使える「フラッグ」か「団扇」をプレゼント。さらに抽選で10名に「鈴鹿8耐観戦券+パドックパス」を、抽選で30名に「鈴鹿8耐観戦券」が贈られた。
会場ではフォトセッションが行われ、その後「8耐プレPIT WALK@ウェルカムプラザ青山」ではファンが好きなチームの列に並び、サインをもらったり一緒に写真撮影ができる時間も! この企画が一番盛り上がっていたかも。それぞれのチームに長蛇の列ができていたが、チームメンバーはひとりひとりに笑顔で応じていた。
それ以外にも歴代の8耐参戦マシンが会場には展示されるなど、ファンにはたまらないイベントとなった『鈴鹿8耐タイトル奪還! ファンミーティング』。
2018年7月26日(木)〜29日(日)に鈴鹿サーキットで開催される「2017-2018 FIM世界耐久選手権シリーズ最終戦 ”コカ・コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース第41回大会」でのホンダチームの活躍が楽しみだ。