2017年から8月10日は「ブレーキパットの日」となった。「ベスラ」ブランドでブレーキパットおよびブレーキシュー等を開発・生産しているタカラ株式会社では、今年に入って記念日の登録管理を手掛ける一般社団法人日本記念日協会に記念日を申請。見事に受理され、本日2017年5月22日にタカラ株式会社の新宿本社にて「記念日登録証」の授与式が執り行われた。
日本記念日協会は「記念日の総合窓口」として記念日登録を受け付けている民間団体。加瀬清志代表理事は「現在、約1800件の記念日が登録されていて、毎年200件超が新たに登録されている。なお『ブレーキ』という言葉が入っている記念日は初めとなる」とし、「今後最低3年間は、記念日を浸透させるためのアクションを起こし続けてほしい。それによって記念日が認知されていく」と、継続的な活動が記念日を浸透させるために欠かせないと語った。
一般社団法人日本記念日協会 加藤清志代表理事
さらに加瀬代表は「実は、バイクのメーカーや車両の記念日というのが日本にはない(協会に登録されていない)。ライダーのための記念日がもっとあってもいいのではないか。『ツーリングの日』や『ライダーの日』といった記念日ができたら素敵なことだと思っている」とバイクに関連した新たな記念日が増えることに期待を寄せた。
タカラ株式会社 田村昭人代表取締役社長
記念日登録証を受け取ったタカラ株式会社の田村代表取締役社長は、「1950年の創業から67年間。我々はブレーキ一筋でやってきた。そんな中で、8月10日をブレーキパットの日にしたいという思いは常に抱いていたことだった。8月19日が『バイクの日』としてだいぶ認知されており、二番煎じのようになる不安もあったが、決意をして申請した」と経過を語った。
また、田村社長は国内でのベスラブランドのPR活動を通じて「(多くのライダーが)ヘルメットに代表される装具などに比べて、ブレーキの安全性への関心が薄いという印象を受けている。愛車のブレーキパットの残量を気にしている人は、かなり少数なのが現状だ」と語り、「ライダーの皆さんの安全と安心に貢献しなければならない。8月10日の『ブレーキパットの日』をきっかけに、安全・安心で楽しいバイク生活が送れるようになっていってほしい」と記念日への期待を伝えた。
これからの8月10日の活動について、田村社長は「まだ具体的な活動計画はまとまっていない。ブレーキパットの残量チェックなど、安全運転につながる啓蒙活動を考えていかなくてはという気持ちになっている」と語った。