2017年2月22日、東京・京王プラザホテルで東京オートバイ協同組合の第25回年次総会が開催された。総会後に開催された懇親会には来賓として小池都知事が登場。東京2020大会を円滑に実施し、かつ成功に導くためにバイクにも「一肌脱いでもらわんといかん、と思っております」と、期待を寄せた。
「(バイクは)エコな乗り物」と語る小池都知事は、議員時代からバイクの制度改革などにも手腕を発揮してきたライダーへの理解が深い存在だ。そんな都知事が「皆さんの協力のおかげで東京都知事に就任し、はや6ヵ月。今度は、私が東京の交通の問題を担当することになった」とし、二輪車の駐輪場の問題解決をはじめ、バイクを広めるために「都政の皆さまがたの声を活かし道筋を作りたい」と語った。
スピーチの中では、先日、米国のトランプ大統領がアメリカファーストの象徴として、報道陣の前でハーレーダビッドソンの車両を並べて会見を行ったことにもふれ、そのパフォーマンスに驚いた一方で、「都民ファースト(の象徴)というのとはちょっと違いますが、日本のバイク産業は世界的にみて、今もなお大変な勢いを保持していると思う」とし、「経済の発展のためにも、そして首都・東京をさらに輝かせるための社会充実のためにも、二輪車の世界を拡大し、エコな乗り物として発展できるようにお手伝いさせていただきたい」と締めくくった。