2016年10月8日(土)から3日間に渡り開催される「東京モーターフェス2016」の事前発表会が、東京ダイバーシティホールで行われた。バスの運転手に扮した演出家でありタレントのテリー伊藤さんと、バスガイドに扮したタレントの菊地亜美さんが登場し、VR(バーチャル・リアリティ)を実体験しながら同イベントへの期待とクルマやバイクの未来の想像を語った。
見て・乗って・のめりこむ!
「東京モーターフェス2016」は「見て・乗って・のめりこむ」の3つの言葉がキーワードとなっており、VRゴーグルを身に着けバケットシート型オフィスチェアに乗ったテリー伊藤さんと菊地亜美さんは、バスの運転手とリアルバスガイドという設定でバーチャル体験をしながら「まさにのめりこむ!ゴーグルを外したくなくなる!運転の価値観が変わる!」「向いたところに全部風景があるんです、後ろを向くと乗客もいるんですよ!」と楽しんでいた。
バーチャル体験の感想などトークで盛り上がる中、テリー伊藤さんが「東京モーターフェス2016」で特に見て欲しい、感じて欲しいこととして話していたのが、各メーカーのコンセプトカーの出展についてだった。
「トヨタ、日産、ホンダと日本を代表するメーカーが、日本の技術はこんなに素晴らしいんだ、とこれでもかと素晴らしい車両を出してくる。今は未来をただ感じさせるコンセプトカーかもしれないが、2020年オリンピックではもう実際に走っているんじゃないか?いや絶対そうなってる。そういうイメージで会場に来てくれればもっと面白いと思う。」
また、事前発表会にあったバイクVR体験コーナーでは、テリー伊藤さんをはじめ試乗者はみな叫び声をあげ感嘆と悲鳴が巻き起こっていた。筆者もこっそり並んで乗ってみたが、今まで経験したVRとは全く異なる臨場感だった。どこを向いてもその世界の中であり、走行中に下を向くとタンクが見えミラーを見ようと思うとミラーがまさにその視線の先にあるのだ。
実際に前方から風が吹いてくるなどもあり、そのリアリティさの脳への影響を一番実感したのはVRゴーグルを外してバイクから降りた際に足がガタガタ震えていたとき。ダートコースのジャンプが、ものすごく怖かった。
バイクやクルマ好きの人だけでなく、興奮と未来を感じに「東京モーターフェス2016」に遊びに行くと新しい価値観と出会えるかもしれない。