ZX-14R用のT-REV αシステム登場

掲載日: 2013年06月05日(水) 更新日: 2013年12月10日(火)
この記事は2013年6月5日当時の情報に基づいて制作されています。

リリース = 株式会社寺本自動車商会

クランクケース減圧バルブをリリースしている寺本自動車商会から、レーシングシーンで用いられてる新たな技術により実現した、さらなる減圧効果とエンジンブレーキ(バックトルク)を程よく残す仕様の「T-REV αシステム」が発売されている。そして今回、特にT-REV装着率が高いといわれるカワサキ ZX-14R用がリリースされた。

以下リリースより

ライディングを楽しむツーリングをバックアップ!
kawasaki ZX-14R用 T-REVαシステム登場


T-REV装着率が高く相性が良いNinja ZX-14R。

排気量が大きくトルク感が強いのが魅力ですが、そのパワーゆえドン突き感やエンジンブレーキショックが気になります。T-REVαシステム装着後は、ドン突き感やエンジンブレーキショックが大幅に軽減し、重く力強いパワーフィーリングも軽く吹け上がるようになりました。全域でシフトフィーリングもUPし、加速感を楽しみつつギクシャク感を感じさせないスムーズなライディングに貢献。ライディングを楽しめるツーリングもバックアップしてくれます。

■T-REVとは?
~既存のワンウェイバルブとは一線を画す、新しいクランクケース減圧バルブ~

現在、市販されている自動車の内燃エンジンは「レシプロエンジン」が主流です。このレシプロエンジンとは、現在最も基本的な内燃エンジンのことで1.吸気 2.圧縮 3.膨張(爆発) 4.排気 という工程をエンジン内のピストンが反復運動することにより、クランクシャフトを介して回転運動に変えています。

エンジン内ではこの作業を1分間に数千回転という目にも止まらない速さで行われているのです。クランクケース減圧バルブ(T-REV)のポイントは、ピストンの下側のケース内にあります。

ピストンが膨張(爆発)により高圧で押し下げられた時に一部のガスが、ピストンリングを吹き抜けてクランクケース内に流れ込んでしまいます。こういったガスを「ブローバイガス」と言い、クランクケース内はこのブローバイガスにより圧力が高まり、このときにピストンが下がれば強い力の抵抗になります。

この「ポンピング・ロス」がエンジンブレーキの一つでもあるのですが、エンジンのピストン運動の抵抗にもなっているのです。

この過剰圧力となったブローバイガスは、ブリーザー(ブローバイガスを抜くための穴やパイプ・ホース)から排出されるのですが、ピストン上昇やアクセルオフで外気を吸い込んでしまうためにクランクケース内は加圧状態のままになっています。

そこでクランクケース減圧バルブ『T-REV』をブリーザー経路に装着することにより、ブローバイガスや外気の逆流を防ぎ、クランクケース内の圧力を適正化(負圧化)することによってエンジン本来の性能を発揮することが出来、少ない燃料で同等のパワーが出せます。

■αシステムとは?
~NEW減圧システム 最新のレーステクノロジーを市販化!~

従来のT-REVは自然減圧と呼ばれるブローバイガスの脈動を利用したシステムです。このシステムでは簡易的に減圧し、クランクケース内を負圧にする事によって、ピストン&クランクシャフトの動きがスムーズなりました。

その減圧効果はほぼ100%の確率で体感して頂けるものですが、その減圧をより強くし、驚くほどの体感を可能にした商品が『T-REV αシステム』です。

トップパフォーマンスを発揮する最新レーシングマシンでは当たり前のように採用しているシステムであり、エンジンフィーリングをよりスムーズにする事によって各操作の雑な部分を大幅に緩和。誰が乗っても自然でスムーズなマシン特性に仕上げてくれるスペシャルパーツです。

『T-REV αシステム』は、エアインダクションを上手く利用したシステムです。排気ポートから発生させた負圧を利用し、クランクケース内圧を引き抜くシステムになっております。ホースの太さ・ジョイントのサイズ等々、数え切れないTESTを繰り返しできた自信のスペシャルパーツです。

■商品名/T-REVαシステム ZX-14R用
■販売価格/49,350円

[ お問い合わせ ]
株式会社 寺本自動車商会
http://www.teramoto.biz/index.html

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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