【ドゥカティ】「Panigale V4/V4 S」2027年モデルを発表! 最高出力は218psに進化

掲載日: 2026年10月16日(金) 更新日: 2026年10月16日(金)

Panigale V4/V4 S メイン

ドゥカティは「Panigale V4」の2027年モデルを発表した。今回のモデルではエンジンやシャシー、電子制御システムなどを改良し、最高出力を従来比2ps増の218psに向上。イタリアのヴァレルンガ・サーキットで実施されたテストでは、従来モデル比で平均ラップタイムを0.4秒短縮したという。ラインナップは「Panigale V4」「Panigale V4 S」の2モデルとなっており、カラーは両モデルに「ドゥカティ・レッド」を設定するほか、V4 Sには「パフォーマンスカラー」も用意される。日本では2027年4月より販売開始予定となる。

新型Panigale V4(モデルイヤー2027)

クラスのベンチマークがさらに進化

Panigale V4/V4 S 記事1

・新型Panigale V4は、サーキットにおけるパフォーマンスをさらに向上させ、イタリアのヴァレルンガ・サーキットで実施されたテストでは、従来モデルと比較して平均ラップタイムを0.4秒短縮

・より効率的になったデスモセディチ・ストラダーレ・エンジンは、インテーク、エグゾースト、潤滑システムの改良により、最高出力が218ps(+2ps)に向上し、2速から5速ギアにおけるレブリミットは15,000rpmに引き上げられ、高回転域でのパフォーマンスが向上

・剛性を改良した新しいフロント・フレーム、ダイナミック・エンジン・ブレーキ、レース・ブレーキ・コントロールにより、ストレートエンドにおける、より遅いブレーキング、より速いコーナーへの進入、そしてコーナー脱出時のより早い加速が可能

・Panigale V4 Sは、ドゥカティ・ファクトリー・メイド・プログラムを利用し、ドゥカティのボルゴ・パニガーレ・ファクトリーで好みのカラー、グラフィック、コンポーネントを装着して、独自のモーターサイクルを工場で直接構成することが可能(注意:本プログラムはヨーロッパ市場から始まりますが、日本市場への導入時期は未定となっています。)

2026年10月15日 ボルゴ・パニガーレ(イタリア、ボローニャ)─ Panigale V4を購入するということは、スーパーバイクの歴史を作り上げてきた40年近くにわたる成功、開発、革新のレガシーを手に入れることを意味します。これは、本モデルセグメントにおいて、他のどのブランドをも超えるドゥカティの伝統であり、7世代にわたって進化を続けてきたドゥカティ・スーパーバイクは、市販車ベースで争われるスーパーバイク世界選手権(SBK)で活躍し、今年のSBK選手権では、最高のライダーとともに圧倒的な強さを誇っています。ドゥカティは、2024年のワールド・ドゥカティ・ウィーク(WDW)で発表されたPanigale V4のニューバージョンを、同イベントで開催されたレース・オブ・チャンピオンズに投入し、以前のモデルよりも1秒速いタイムを記録しました。それから2年が経過し、ドゥカティは今回、その進化形であるPanigale V4 MY2027を発表しました。

Panigale V4/V4 S 記事2

ドゥカティは、Panigale V4 MY2027を開発するにあたり、レースと同様に、パフォーマンスを向上させる可能性のある、あらゆる細部にまで注力しました。レースでの経験を活かし、イタリアのボルゴ・パニガーレに拠点を置くドゥカティは、デビュー時に世界選手権タイトルや数多くの国内ライダータイトル、メーカータイトルを獲得した(※1)第7世代ドゥカティ・スーパーバイクをさらに速く、サーキットでより効果的にライディングできるように改良しました。

ドゥカティは、ただ一つの目標を追求し、エンジン、エアロダイナミクス、シャシー、エレクトロニクスを改善しました。その目標とは、バイクの潜在能力を高め、ライダーがそれをより効果的に活用できるようにすることです。その結果、Panigale V4は、より高いパフォーマンスを発揮し、限界走行時においても、より直感的で扱いやすいバイクとなっています。

デスモセディチ・ストラダーレ・エンジンは、エアフローを改善し、機械的摩擦を低減することにより、最高出力が218ps(+2ps)に向上しました。最終減速比を高くして、レブリミットを500rpm引き上げることで、高回転域でのパワーをより効果的に活用できるようになり、最高速度の向上と1周あたりのギアシフトの回数が少なくなります。

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同時に、ドゥカティは、シャシーとエレクトロニクスに大幅なアップデートを加えることで、スポーツライディングにおいてもっとも重要な局面であるブレーキング、ターンイン、コーナリング、コーナリング脱出時のダイナミックな挙動を向上させました。

パッケージ全体の有効性は、イタリアのヴァレルンガ・サーキットで行われたテストによって確認されており、新型Panigale V4は従来モデルと比較して平均ラップタイムが0.4秒短縮されました。Panigale V4 MY27に搭載された多くの機能は、今年のWDWで開催されたレノボ・レース・オブ・チャンピオンズにおいて実証されました。歴代ドゥカティ・チャンピオンが集結して行われたこのレースにおいて、ニコロ・ブレガ選手は過去のポールポジション・レコードを0.7秒短縮しています。

よりパワフルで効率的なデスモセディチ・ストラダーレ・エンジン

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新型Panigale V4 Sの心臓部には、デスモセディチ・ストラダーレ・エンジンが搭載されています。このエンジンは、ドゥカティの市販スーパーバイクとMotoGP世界選手権で培われたテクノロジーをもっとも直接的に結びつける技術的成果です。2027年モデルでは、改良されたエグゾースト・システム、新しい高流量エア・インテーク(300km/h 走行時で+0.6%)、および動力損失を低減するために流量を再調整された潤滑油回路を通じて、エンジンの全体的な効率を最適化することに重点を置いたアップデートが行われています。

これらの改良により、Euro5+認証仕様における最高出力は218ps(+2ps)に向上しました。特に12,000~14,000rpmの間で出力が向上しており、13,000rpmではピークパワーが3.5ps増加しています。その具体的なメリットは、レースの決定的な状況において、より効果的な走行が可能になることです。なぜなら、そのような状況では、コンマ1秒単位で、より力強く、より長く加速できるかどうかが重要となるからです。

これらの改良に加え、高速走行時には新しいインテーク・システムにより、さらに出力が向上し、300km/h 走行時で1.3psのパワーアップを果たしています。

エンジン・パフォーマンスの向上を最大限に引き出すため、ドゥカティは最終減速比を下げて(2.563から2.471に変更、最高速度は12km/h 向上)、2速から5速までのレブリミットを15,000rpmに引き上げました。このソリューションにより、ライダーは最適なギアをより長く維持できるため、ギアチェンジの回数が減り、ラインのトレースやライディング・テクニックに集中しやすくなります。これは、ヴァレルンガ・サーキットにおいて、1周あたりのギアチェンジの回数が2回少なくなることを意味しています。

究極のサーキット・パフォーマンスを求める方のために、新しいアクラポヴィッチ製フルレーシング・エグゾーストPROも用意されています。このエグゾーストは、出力を11ps、トルクを7Nm向上させると同時に、車重を6.6kg軽量化します。これによりライダーは、より効率的に加速し、コーナーの切り返しに素早く反応し、真のレーシングバイクに近いパフォーマンスの恩恵を得ることができます。

新しいエア・インテークによって増加する空気抵抗は、より大きく効率的なエンドプレートを備えた新しいウィング形状によって相殺されます。

シャシー:フィーリングの向上、グリップの向上、コーナリング中盤のスピード向上

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既にクラス最高レベルのパフォーマンスを備えたバイクを改良する場合、全体のバランスを洗練させることに最大の焦点を当てる必要があります。そのため、ドゥカティのエンジニアは、新型Panigale V4 Sのシャシーを見直し、極端なバンク角でもタイヤの性能を最大限に引き出すことに注力しました。

主な変更点はフロント・フレームで、横方向の剛性を12%低減することで、深いバンク角でもタイヤと路面の接地性が向上しています。ライダーにとっては、フロントエンドのグリップが向上し、コーナリング時のフィーリングがより正確になり、コーナーの頂点に向かう走行ラインをタイトに保つ能力が向上します。これにより、より高いコーナリング速度を維持し、コーナー脱出時にスロットルをより早く開けることが可能になります。

新しい最終減速比は、バイクのダイナミクス向上にも間接的に貢献しています。ホイールベースを8mm短縮することで、Panigale V4 Sはコーナー切り返し時の俊敏性がさらに高まっています。ライダーにとっては、これはワインディングロードにおける俊敏性の向上につながり、バイクの使いやすさが向上し、身体的な負担も軽減されます。

V4 Sバージョンには、サーキット走行向けに設計された新しい調整可能なクリップオン・ハンドルも採用されています。ハンドルバーを10mm高くセットすることで、ライディング・ポジションが高くなります。これは、近年のMotoGPマシンの開発で見られる傾向に沿ったものです。これにより、ライダーはハンドルバーをより効果的に操作できるようになり、コーナーの切り返し、ブレーキの繰り返し、ハードブレーキング時のコントロール性が向上し、身体的な負担が軽減されます(※2)。

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エレクトロニクス

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新型Panigale V4 Sのエレクトロニクス・システムは、市販車にマネージメント戦略を導入することにより、一般のライダーでも、ドゥカティの公式MotoGPライダーおよびSBKライダーの感覚に近い体験を得たり、彼らのライディング・テクニックを模擬できたりするように進化しています。

主な新機能はダイナミック・エンジン・ブレーキです。このシステムは従来のエンジン・ブレーキ・コントロールに代わるもので、ドゥカティ・ビークル・オブザーバー(DVO)アルゴリズムを使用して、リア・ホイールにかかる実際の負荷に基づいてエンジン・ブレーキを調整します。これにより、コーナー進入時の挙動がより予測しやすくなり、コーナリング中におけるブレーキングの安定性が向上し、限界走行時の自信も高まります。

ダイナミック・エンジン・ブレーキに加え、ドゥカティのラインナップの中でももっともエクスクルーシブなモデルで得られた経験を直接反映した、新しいレース・ブレーキ・コントロールも初めて搭載されました。このシステムは、減速時におけるリア・ホイールの役割を高めて、利用可能なグリップをより効果的に活用できるようにするものです。

ダイナミック・エンジン・ブレーキとレース・ブレーキ・コントロールが連携して作動することで、通常はプロ・ライダーのみが行うことができるリア・ブレーキの自在なコントロールが可能になっています。これにより、ブレーキング・ポイントを遅らせることが可能になり、コーナーへの進入速度を維持し、よりタイトで効果的なライン取りを実現することができます。その結果、ラップタイムが大幅に向上し、より幅広いライダーが、より優れたコントロール性と自信を得られるようになりました。

発売時期

新型Panigale V4は、2027年3月からヨーロッパのドゥカティ正規販売店で、4月から日本の正規販売店で販売が開始される予定です。その後、数ヶ月のうちに他の国々でも販売が開始される予定です。

このニューモデルの詳細情報とすべての画像は、ドゥカティ・メディア・ハウスでご覧いただけます。

(※1)2025年イタリア・プロダクションSBK選手権(Panigale V4 S)、2026年ブリティッシュ・スーパーバイク選手権(Panigale V4 R)、2026年ユーロモトSBK(Panigale V4 R)
(※2)サーキット走行時に限って調整が可能です(公道走行不可)

#Ducati #PanigaleV4

Panigale V4 S

Panigale V4/V4 S 記事9

■カラー
・ドゥカティ・レッド、アーバングレー・フレーム、ブラック・ホイール
・パフォーマンスカラー、アーバングレー・フレーム、ブラック・ホイール
■主な標準装備
・デスモセディチ・ストラダーレ・エンジン、1,103 cc
・最高出力 218ps@13,500rpm
・最大トルク 120.6 Nm@11,000rpm
・レブリミット @ 15,000rpm
・新しい大型フロント・エア・インテーク(300km/h走行時の空気圧+0.6%)
・装備重量(燃料を除く)/187 kg
・横方向の剛性を最適化したフロント・フレーム
・17リットル・アルミニウム製燃料タンク
・ドゥカティ・エレクトロニック・サスペンション(DES)3.0
・オーリンズ製NIX30フォーク、オーリンズ製Smart EC 3.0電子制御システム
・オーリンズ製TTX36リア・ショック・アブソーバー、オーリンズ製Smart EC 3.0電子制御システム
・オーリンズ製ステアリング・ダンパー、オーリンズ製Smart EC 3.0電子制御システム
・5スポーク鍛造アルミニウム製ホイール
・リチウムイオン・バッテリー
・ブレンボ製Hypure(TM)モノブロック・キャリパー付きブレーキ・システム
・ピレリ製ディアブロ・スーパーコルサV4タイヤ(リア・サイズ:200/60)
・一体型デザインと大型化されたサイド・エンドプレートを備えた新しいバイプレイン・ウィング
・6軸慣性測定ユニット(6D IMU)を備えた最新世代のエレクトロニクス・パッケージ:コーナリング機能付きレースeCBS、ドゥカティ・トラクション・コントロール(DTC)DVO、ドゥカティ・スライド・コントロール(DSC)、ドゥカティ・ウィリー・コントロール(DWC)DVO、ドゥカティ・パワー・ローンチ(DPL)DVO、ドゥカティ・クイック・シフト(DQS)2.0、ダイナミック・エンジン・ブレーキ(DEB)、レース・ブレーキ・コントロール(RBC)、ドゥカティ・ビークル・オブザーバー(DVO)
・レベル変更用クイックアクセス・ボタン
・8:3のアスペクト比を備えた新しい6.9インチフルTFTメーターパネル
・ライディングモード(レースA、レースB、スポーツ、ロード、ウェット)
・デイタイム・ランニングライト(DRL)とターン・インジケーターを統合したフルLEDヘッドライト
・シングルシート仕様(パッセンジャー・キットはアクセサリーとして入手可能)
・ドゥカティ・データ・ロガー(DDL)とドゥカティ・マルチメディア・システム(DMS)に対応

Panigale V4

■カラー
・ドゥカティ・レッド、アーバングレー・フレーム、ブラック・ホイール
■Panigale V4の標準装備(Sモデルとの違い)
・装備重量(燃料を除く)/191 kg
・43mm径 ショーワ製フルアジャスタブル・ビッグピストン・フォーク(BPF)
・ザックス製フルアジャスタブル・モノショック
・ザックス製ステアリング・ダンパー
・Y字5スポーク軽合金ホイール
・鉛バッテリー

リリース

ドゥカティジャパン株式会社(2026年10月16日発行)

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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