ピアッジオグループジャパンがベスパのニューモデル「GTV」を発売した。同車両はベスパ GTS をベースにクラシカルかつスポーティーなデザインの外装を装備。搭載される300hpeエンジンは23.8馬力を発揮する。メーカー希望小売価格は91万3,000円(税10%込み)。出荷時期は8月上旬より順次となる。
ピアッジオグループジャパン株式会社(本社:東京都港区芝二丁目、代表取締役:ネリ・ミクラウス)は、かつてのデザインを踏襲したクラシカルでいてモダンなスタイリングに、人目を引くカラーリングを組み合わせ、スポーティな個性を強調した「Vespa GTV」を、全国のベスパ正規販売店にて販売いたします。この新型GTVは、目的地よりも体験に情熱を注いで旅をする、ロードクルージングファンのために設計され、ライディングを楽しみ、走ることの喜びを味わうことのできるモデルで、人間工学に基づいた独自のデザインで、ベスパ史上最強の23hpを超える300hpeエンジンを搭載し、最強のライディング・エクスペリエンスを実現しています。
・URL/https://www.vespa.com/jp_JA/models/gtv/?id=prt
■メーカー希望小売価格/91万3,000円(税10%込み)
■カラー/サッビアベージュ
■発売日/2023年7月18日
■出荷時期/2023年8月上旬より順次
2006年の誕生以来、ベスパGTVはフロントフェンダー上に取付けられた「ファロバッソ(ローヘッドランプ)」を採用し、またむき出しの金属製パイプハンドルバーなどの象徴的なモデルのスタイルを復活させたことで、ベスパシリーズの中で最も純粋なクラシックを代表するモデルとなりました。
EICMA 2022では、ベスパGTSは極めて革命的なルックスでデビューを飾り、伝説の起源となる特徴を維持しながら、スーパーモダンなテクノロジーをパッケージした真新しいスポーティな仕上げが組み合わされています。その結果、伝統と現代性、クラシックとアグレッシブさが見事に融合し、史上最もスポーティなベスパが誕生しました。新型ベスパGTVのエンジンは、水冷、4バルブ、電子制御燃料噴射を備えた単気筒300 hpe(ハイパフォーマンスエンジン)を搭載し、出力は23.8 HP(17.5kW)を誇ります。
新型ベスパGTVは、スポーティさをさらに進化させ、新型GTSシリーズで採用された大幅なスタイリングのアップデートをはじめ、細かいディテールとこれまで以上のレベルにまで高められた品質を兼ね備えています。
ヘッドライトユニットは、特徴的なフェンダーライトを含め、フルLED化されています。一方、新型インストルメントはエレガントな円形を維持しながらも、完全にデジタル化され、別売アクセサリーとして設定されているベスパMIA接続システムが提供する追加機能をフル活用できるソリューションとなっています。
インストルメントは、独自のブラケットによりハンドルバーに接続されており、レーシングの世界からインスパイアされた、小さいながらもアグレッシブなトップフェアリングの内側に収まっています。フロントシールドの中央には、横方向のスリットをオレンジの縁取りで装飾したスポーティな「ネクタイ」 が際立っています。5本スポークのホイールも新デザインで、マットブラックに塗装され、リム部分にはオレンジのグラフィックが施されています。
ベスパGTVのもう一つの特徴的な部分は、レーシングスタイルのシングル風シートと、レーシングベスパのフェアリングを彷彿とさせる、ボディカラーに合わせたリアシートフェアリングです。このカバーはオプション設定で、簡単に脱着が可能です。このシートは二人乗り用として公道での使用が認可されており、テクニカルなパターンとエッジにコントラストの効いたオレンジのステッチを施し、横方向のストライプが特徴を引き立たせ、ゆったりとした快適な座り心地を実現しています。
ベスパGTVの全体的なスポーティルックは、ローヘッドランプのトリムリングやリアライトトリム、ボディモール、パッセンジャー グラブハンドルとフットペグ、サイレンサーカバー、リアビューミラー、インストルメントブラケットに施したマットブラック仕上げにより際立ちます。
新型ベスパGTVは、サイドパネルを斜めに走る、コントラストの効いたオレンジのグラフィックを施した艶ありのサッビアベージュの専用カラーをラインアップしています。
ベスパGTVは、ツーリングに出かけたくなるベスパGTSシリーズの最新のテクノロジーを備えています。ベスパ独自のエルゴノミクスにより、シートポジションは自然で、車両に対する完全なコントロール性と長距離でも高い快適性を実現し、ラージボディのツーリング性能が向上しています。
また、従来とは異なり、キーを挿入することなく始動できるキーレスシステムの導入によって、利便性と実用性が強化されています。レッグシールドの内側には、クラシックなロック付きイグニッションスイッチの代わりに、実用的なノブが装備されています。このノブを押してONの位置に回すだけで起動し、エンジンの始動は、通常通り右側のハンドルスイッチボックスにあるボタンを押して行います。
新型のデジタルLCDインストルメントの採用により、豊富な走行情報(最高速度、平均速度、瞬間燃費、平均燃費、航続距離、バッテリー電圧)の表示が可能になったほか、ベスパ MIAシステム(オプション設定)を介して車両がスマートフォンと接続されていれば、通話、メッセージ、音声通知が表示されます。
USBポートはレッグシールド内側の収納スペースに標準装備されています。安全面においては、ASR電子制御トラクションコントロールとアンチロックブレーキシステム(ABS)が標準装備されています。
■エンジン
・形式/HPE 4ストローク水冷単気筒 SOHC 4バルブ
・総排気量/278 cc
・ボア×ストローク/75mm×63mm
・最高出力/23.8HP(17.5kW) /8,250 rpm
・最大トルク/26Nm/5,250rpm
・燃料システム/電子制御式燃料噴射システム
・トランスミッション/無段階オートマチック (CVT)
・クラッチ/自動遠心乾式クラッチ
■車体
・フレーム/スチールモノコック
・フロントサスペンション/片持ちリンクアーム油圧式サスペンション
・リアサスペンション/4段階スプリングプリロード調整機構付きツインショックアブソーバー
・フロントブレーキ/油圧式220mmステンレススチール製ディスク ABS
・リアブレーキ/油圧式220mmステンレススチール製ディスク ABS
・フロントタイヤ/120/70-12
・リアタイヤ/130/70-12
■寸法
・全長/全幅/1,980mm/765mm
・ホイールベース/1,380mm
・シート高/790mm
・車両重量/163 kg
・燃料タンク容量/8.5L
・製造国/ベトナム
ピアッジオグループジャパン株式会社(2023年7月18日発行)