【ドゥカティ】ニューモデル「ムルティストラーダ V4 パイクスピーク」をオンラインで公開!(動画あり)

掲載日: 2021年10月29日(金) 更新日: 2021年10月29日(金)
この記事は2021年10月29日当時の情報に基づいて制作されています。

ドゥカティ ニューモデル ムルティストラーダ V4 パイクスピーク メイン

2021年10月28日(木)、ドゥカティはニューモデル「ムルティストラーダ V4 パイクスピーク」をオンラインで公開した。ムルティストラーダ V4をベースとするこの車両はフロントとリアに17インチタイヤを装着するオンロード用マシンとなっており、タイヤサイズの変更に伴いフレームのステアリングヘッド角が変更された。

また、スイングアームは片持ち式となり、ムルティストラーダ V4 S より2.7kg軽量のマルケジーニ製鍛造アルミホイールやオーリンズ製 Smart EC 2.0サスペンションを装備。電子制御系には、新たにレース・ライディングモードが採用されたという。なお、同車両の発売日や国内導入に関する情報は現在のところ発表されていない。

史上もっともスポーティなムルティストラーダ/ドゥカティが新型ムルティストラーダ V4 パイクスピークを発表

・MotoGP にヒントを得た新しいカラーリングを採用した新型ムルティストラーダ V4 パイクスピークは、史上もっともスポーティなムルティストラーダ。
・正確、直感的、軽快、そしてパワフル/170psを発生するV4グランツーリスモ・エンジンを搭載したV4 パイクスピークは、ワイディングロードでその真価を発揮。
・ムルティストラーダ V4 パイクスピークは、そのスポーティな本質を頂点へと引き上げるために開発されたデュアルパーパス・バイク/専用のライディング・ポジション、オンロード用のスポーツタイヤを履いた17インチ・フロントホイール、片持ち式スイングアーム、オーリンズ製サスペンション、まったく新しいレース・ライディングモード。

2021年10月28日 ボルゴパニガーレ(イタリア、ボローニャ)

ドゥカティは、ドゥカティ・ワールド・プレミア2022ウェブシリーズのエピソード3で、新型ムルティストラーダ V4 パイクスピークを発表します。パイクスピーク・バージョンは、デビュー以来、ドゥカティのデュアルパーパス・バイク・ファミリーにおけるスポーティな本質をもっとも体現したモデルです。ムルティストラーダ V4 パイクスピークは、史上もっともスポーティなムルティストラーダとしてだけでなく、クロスオーバー・セグメント全体でもっともパワフルなモデルとして、情熱的なファンの注目を集めるでしょう。

ムルティストラーダ V4 パイクスピークは、高い評価を得ているムルティストラーダ V4のプラットフォームをベースに開発されました。V4 グランツーリスモ・エンジンの優れたパフォーマンス、スムーズな作動、高い信頼性、削減された重量、扱いやすさ、ライダーおよびパッセンジャーの快適性、最先端の装備とエレクトロニクスは、ムルティストラーダ V4ファミリーに共通する特徴です。この優れたベースを基に、新型ムルティストラーダ V4 パイクスピークは、新しいシャシのセットアップ、卓越したエルゴノミクス、高度なエレクトロニクス、数多くの専用コンポーネントを採用し、ムルティストラーダ V4と比較して、スポーティなキャラクターを大幅に強化しています。このニューモデルは、デュアルパーパス・バイクの世界で、もっとも純粋なパフォーマンスを求めている幅広いライダーに訴求するモーターサイクルです。

ドゥカティ ニューモデル ムルティストラーダ V4 パイクスピーク 記事1

この新プロジェクトの開発作業は、ムルティストラーダ V4ファミリー独自の要素を進化させることから始まりました。同時に、パイクスピーク・バージョンの大きな特徴となっている2つの要素、つまり17インチのフロントホイールと片持ち式スイングアームを融合する作業が行われました。このモーターサイクルのレーシーなキャラクターは、デスモセディチGP’21のカラーリングとグラフィックにヒントを得た、専用のパイクスピーク」カラーによって強化されました。さらに、燃料タンク両側のナンバープレートには、レースの世界との深いつながりが表現されています。

ドゥカティ ニューモデル ムルティストラーダ V4 パイクスピーク 記事2

そのスポーツ志向のキャラクターをさらに強調するため、新型ムルティストラーダ V4 パイクスピークには、アクラポヴィッチ製チタニウム/カーボン・サイレンサー(型式認証済み)に加え、カーボンファイバー製の幅広いコンポーネントを装着しています。その他の特徴としては、低い位置に設置されたスモークタイプのフロントスクリーン、アルマイト仕上げのゴールドレッグを備えたオーリンズ製フロントフォーク、V4ロゴを備えたブラック&レッドのツートーン・シート、「ビーク」(くちばし)に装着されたドゥカティコルセ・ロゴなどが挙げられます。

ドゥカティ ニューモデル ムルティストラーダ V4 パイクスピーク 記事4

新型ムルティストラーダ V4 パイクスピークのシャシも、革新的な進化を遂げました。ムルティストラーダ V4と比較して、シャシは大幅な変更を受けています。最大の変更点は、17インチのフロントホイールを採用している点です。このホイールを中心にシャシを開発したことにより、優れた精度とレスポンスが実現しています。このニューモデルには、オンロード用のスポーツタイヤが装着されています(サイズ/フロント120/70、リア190/55-17)。ムルティストラーダ V4 Sよりも2.7kg軽いマルケジーニ製鍛造アルミホイール を装着することにより、車両のダイナミックな挙動がさらに改善され、車両全体の重量削減に貢献しています(ムルティストラーダ V4 Sと比較して4kgの軽量化)。さらに、オーリンズ製 Smart EC 2.0サスペンションは、パニガーレ V4 Sやストリートファイター V4 Sにも採用されているイベントベース」モードを備えており、スポーツ・ライディングにおける優れたパフォーマンスを実現しています。このモードは、ユーザーのライディング・スタイルに応じて設定を自動的に調整します。

ドゥカティ ニューモデル ムルティストラーダ V4 パイクスピーク 記事3

アルミニウム製モノコックフレームは、ステアリングヘッドの角度を(ムルティストラーダ V4の24.5°から25.75°へ)変更することを目的として刷新されました。言うまでもなく、トレールおよびホイールベースのジオメトリーは、モーターサイクルのさまざまな利用条件に応じて再調整されています。

新型ムルティストラーダ V4 パイクスピークのブレーキは、パニガーレ V4から直接派生した、セグメント最高のシステムが装着されています。フロントには、330mm径のダブル・ディスク、ムルティストラーダ V4 Sと同じブレンボ製Stylemaモノブロック・キャリパーに加え、パニガーレ V4のパッドが奢られています。リアは、265mm径のシングル・ディスクとブレンボ製フローティング・キャリパーの組み合わせとなります。

ドゥカティ ニューモデル ムルティストラーダ V4 パイクスピーク 記事5

新型ムルティストラーダ V4 パイクスピークは、最高のコントロール性を確保し、リーンアングルを最適化するためにデザインされた、専用のエルゴノミクスを備えています。ムルティストラーダ V4と比較すると、ライディング・ポジションは完全に新しくなっています。フットペグをより高く、より後方へ移動させることにより、リーンアングルを最大化する一方で、ハンドルバーは、より低く、より狭くなり、ハンドルの曲がりが少なくなっています。その結果、高い快適性を維持しながら、スポーティなライディング時に、より優れたフィーリングを得ることができるようになりました。

新型ドゥカティ・ムルティストラーダ V4 パイクスピークは、カテゴリーでもっともパワフルで、高い評価を得ているV4グランツーリスモ・エンジンを搭載しています。最高出力は170ps、最大トルクは125Nm@8,750rpmです。このエンジンは、ドゥカティがムルティストラーダ V4ファミリー用に特別に開発したもので、非常に軽量(エンジン単体重量/66.7kg)でコンパクトです。その特徴により、ドゥカティのエンジニアは、完璧なマスの集中化を実現し、一切の妥協を排した、きわめてバランスの取れたエンジンを生み出しました。排気量1,160ccのV4グランツーリスモ・エンジンは、セグメント最高のパワーとトルクを発生します。さらに、V4 グランツーリスモは、優れた多用途性と堅牢性も備えており、メインテナンス間隔は、この種のエンジンとしては異例の60,000kmに設定されています。

ドゥカティ ニューモデル ムルティストラーダ V4 パイクスピーク 記事6

V4 グランツーリスモ・エンジンは、モーターサイクルのキャラクターを強化するために最適化されており、いくつかの革新的な機能を装備しています。その一例が、ムルティストラーダ・モデルとしては初となる、レース・ライディングモードの導入です。レース・ライディングモードを選択すると、よりレーシーなストラテジーがレブリミッターに採用されます。ムルティストラーダ V4と比較して、段階的にリミッターが作動することにより、ライダーは事前にそれを察知し、高回転域において、よりスポーティで効果的なシフトチェンジを行うことができます。クイックシフターのストラテジーも変更され、よりアグレッシブなシフトダウンが可能になると同時に、ハイ・パワーモードにおけるスロットル・レスポンスもよりダイレクトなものになっています。

ムルティストラーダ V4 パイクスピークは、最新世代の高度なエレクトロニクス・パッケージをムルティストラーダ V4 Sから受け継ぎ、アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)およびブラインド・スポット検知(BSD)機能を統合した前方用および後方用レーダーが標準装備されています。

ムルティストラーダ V4 パイクスピークに標準装備されている6.5インチTFTメーターパネルは、先進的なドゥカティ・コネクト・システムにより、スマートフォンとモーターサイクルを接続してミラーリング機能を使用したり、ナビゲーション・マップをディスプレイに表示させたりすることが可能です。

ドゥカティ ニューモデル ムルティストラーダ V4 パイクスピーク 記事7

この場合も、革新的なエレクトロニクスは、よりスポーティなライディング体験を提供することを目的としています。レース・ライディングモードの導入に加えて、ムルティストラーダ V4 パイクスピークのドゥカティ・ウィリー・コントロールには、スポーティなライディング中に、より優れたレスポンスとより正確なコントロールを提供する最新のストラテジーが採用されています。コーナリング ABS は、もっともアグレッシブな走行時でも、そしてどのようなライディング条件でも、安全に機能するように設定されています。

ムルティストラーダ V4 パイクスピークは、とくにワインディングロードやサーキットを含む、スリリングでスポーティなライディングを好むライダーのために設計され、高度なテクノロジーを備えたモーターサイクルです。

ドゥカティパフォーマンス・カタログには、モーターサイクルのキャラクターを高め、さらに個性的な1台を仕上げるためのさまざまなアクセサリーが掲載されています。

新型ドゥカティ・ムルティストラーダ V4 パイクスピークのプレゼンテーション・ビデオは、ドゥカティYouTubeチャンネルでご覧いただけます。

お問い合わせ

ドゥカティジャパンお客様窓口
TEL/0120-030-292

ドゥカティジャパン株式会社(2021年10月28日発行)

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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