BMWはイタリアで開催中のEICMA 2019(ミラノショー)で世界初公開となる「F 900 R」および「F 900 XR」の2台を発表した。
今回この2台に搭載される並列2気筒エンジンの総排気量は895cc。最大出力は77kW(105HP)で、最大トルクは92Nm(換算値で約9.3kgf・m)をわずか6,500回転で叩き出す。このユニットを積むスチールブリッジフレームには倒立フォークを採用。ホイールトラベルは「F 900 R」がフロント135mm、リアが142mm。「F 900 XR」はフロントが170mm、リアが172mmとなる。キャラクターとしては「F 900 R」はアクティブなライディングを楽しむロードスター、「F 900 XR」は長距離走行での快適性を追求したツーリングマシンで、「S 1000 XR」の兄弟車という位置づけだ。なお、現在のところ発売日や価格等の情報はない。
F 900 R
F 900 XR
BMW Motorrad(2019年11月5日発行)