リリース = ヤマハ発動機株式会社
ヤマハは、直列2気筒250ccのスポーツモデル「YZF-R25」を2014年12月15日(月)から発売することを発表した。カラーリングはブルー、レッド、ブラックの3色となる。なお、ABS装着車は2015年春に発売予定とのこと。
気軽にスポーツライディングが楽しめる250㏄クラスの新製品
「YZF-R25」 国内仕様を発売
ヤマハ発動機株式会社は、249ccの水冷・直列2気筒エンジンを搭載した新製品「YZF-R25」を2014年12月15日より発売します。
「YZF-R25」は、をコンセプトに、クラス最高レベル※となるエンジン出力とRシリーズを継承する軽量な車体とデザインにより、“スーパースポーツ”と呼ぶにふさわしい高次元な走行性能とスタイルを具現化したモデルです。また、デイリーユースでの軽快な走行性と扱いやすさ、さまざまなシーンでの爽快な走りを実現しています。主な特徴は、1)高揚感あるフィーリングを生み出す新設計エンジン、2)爽快な走行フィーリングを支える新設計フレームとロングリアアーム、3)YZF-RシリーズのDNA を受け継ぐスタイリング及びこれと調和させた快適なライディングポジションなどです。なお、ABS仕様につきましては、2015年春に発売を予定しています。
製造は当社のグループ会社PT.Yamaha Indonesia Motor Manufacturing(YIMM)が行います。
※ヤマハ発動機調べ
■名称/YZF-R25
■発売日/2014年12月15日
■メーカー希望小売価格(税8%込み)/556,200円
■販売計画(年間国内)/7,000台
■カラー/
・ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー/シルバー)
・ブラックメタリックX(ブラック)
・ビビッドレッドカクテル1(レッド/ホワイト)
《開発の狙い》
国内スポーツバイク市場ではここ数年、軽二輪(250ccクラス)のカウル付モデルの人気が高まっていますが、「YZF-R25」はこのニーズに呼応したグローバルモデルとして開発しました。ヤマハスポーツモデルの代名詞“YZF-Rシリーズ”技術蓄積に基づく、“走り”と軽二輪クラスとしての“扱い易さ”を調和させました。モーターサイクル経験の長短を問わず、市街地からワインディング路まで、さまざまなシーンでスポーツライディングを楽しめます。
《主な特徴》
1)高揚感あるフィーリングを?み出す新設計エンジンエンジンは、249ccの水冷・直列2気筒・DOHC・4バルブ・FI(フューエルインジェクション)で、コンパクトな燃焼室内で混合気の縦渦(タンブル)を積極的に生成させ、素早い燃焼促進による優れた出力・トルク特性を引き出しました。このエンジンには、高精度で作動する直押し式の吸排気バルブ、強度に優れた浸炭コンロッド、低振動に貢献するアルミ製鍛造ピストンなどを投入、中~高回転域での高い性能を支えます。さらにクランクウエブを軽くするなどクランク慣性モーメントを最適化、発進など低速での扱い易さと高速域での回転上昇感のバランスを図り、優れたドライバビリティを支えています。
2)マス集中に貢献するショートマフラー排気系には2-1のエキゾーストパイプとショートマフラーを採用しました。車体中央下部に寄せてコンパクトに配することで重量マスの集中を図っています。さらに、「YZF-R6」(輸出モデル)を彷彿させるデザインでスポーティさを演出しながら、内部は3段膨張式として優れた消音効果と心地よい排気音を両立させました。
3)新設計フレームとロングリアアーム最新の解析技術の織り込みにより、軽量化と剛性バランスを兼ね備えた新設計ダイヤモンド型フレームを採用しました。フレームへのエンジン懸架は左右各4ヵ所で、うち左右各3ヵ所をリジッド懸架とし、車体の強度部材としてエンジンケースを機能させることで軽量化に繋げました。左右非対称のリアアームは、長さ573㎜とロングで、コーナーや加減速時において、リアアームの対路面角度の変化率が少なく、駆動力が効率よくリアタイヤに伝わる設計としました。
4)走りの爽快感に貢献する前後サスペンションフロントサスペンションは600ccクラス並のインナーチューブ径が41㎜の正立式を採用しました。狙ったラインをトレースし易く剛性感のある走行フィーリングに貢献しています。リアはモノクロスサスペンションを採用し、ストローク全域で作動性が良く、優れた路面追従性と乗り心地を実現しています。
5)YZF-RシリーズのDNAを受け継ぐスタイリングと調和させたライディングポジションR-DNAを受け継ぎ一目でスーパースポーツと分かるスタイリングを採用、その特徴はマスフォアード・シルエット、切れ上がったテール、逆スラントの2眼ヘッドライト、センターエアダクト風デザイン、レイヤー構造カウルなどです。さらに、ライディングポジションは、このスタイリングに調和させたややアップライトで疲労感の少ないものとしました。シートは表皮、クッション材を吟味し780㎜の低シート高と相まって、良好な足付き性とフィット感を備えます。また34度のハンドル切れ角は166kgの軽量ボディと相まって、取り回しで扱い易さに貢献しています。
[ お問い合わせ ]
ヤマハ発動機
お客様相談室
TEL/0120-090-819